チェロの音色をとても好きで、自分が楽器を演奏するのであればチェロだったと思うのですが、そこまで高尚な環境にありませんでした。
だからチェロと聞くと一応反応し、jazzとなるとこれは大変気になります。
このアルバムは、グループ名も「チェロアコーステック」と名乗るチェロ3本にピアノとベースの5人編成で、1993年日本ビクターから出たもので、製作は山中湖畔に拠点を置くジャズ・レーベル、jazz in 3361*BLACKで購入してから知って当時驚いたものでした。
久しぶりに聞いて驚いたのはピアノがニルス・ラン・ドーキーだったんですね。
1曲目“IT MIGHT AS WELL BE SPRING”スタンダードのっメロディーをドーキーが紡ぎ始めるとゆったりして熱いチェロのハーモニー、そのチェロたちがメロディを引き継ぎます。
2曲目“THAT’S IT ”は少し激しい高音のアルコの弦さばきに、女性ベーシストのしっかりJAZZなベースが曲を締めます。
3曲目は2曲目と同じラン・ドーキーの作品、チェロのハーモニーとピアノとのメロディの掛け合いのこの曲、ドーキーのピアノはカウンター・メロディの感じで主役は完全にチェロのハーモニーの流れです。
3曲、曲名を書いたのは2002年に再発された時に1曲付け加えられ、1曲目のスタンダードが3曲目に廻っているからです。出だしのパンチを強くしたのでしょう。
このアルバムではチェロ奏者3人がソロを弾くというより、3人のハーモニーがラインを作っていく方法で、これはこれまで聞いてきたJAZZチェロとも少し違う。とてもユニークなサウンドで、出るのが早すぎたと再発時言われました。
初販時のジャケに製作者の意図が書いてありました。まさにその通りなので少し長いけれど引用します。
「いい音色の代名詞ともいえるチェロのみでアンサンブルを構成し、これが中音域中心にサウンドを安定させる。その前をピアノの88鍵が縦横無尽に動き回る。やはり低音域はコントラバスに任せて重量感がでる。」
これまでに聞いてきたJAZZでのチェリストは覚えのある古い人でチコ・ハミルトンのところのフレッド・カーツ“Bluesands”は年よりはみんな知っている。
スウィンギーなところではクロード・ボリングがヨーヨー・マと一緒に演ったアルバムがありました。
やはりチェロの音の魅力を活かしたものでは、デヴィッド・ダーリングを一番多く耳にしているし、同じ感じではベースのマーク・ジョンソンとのデュオがあるEric・Lengsworthがいました。
テクニックや朗々とうたいあげる人には、フランコ・ダンドレアとデュオしたエルンスト・レイスグレとは今年であったし、ミリアム・マルダーの大好きなアルバムではJaques Morelenbumがとても魅力的でした。
忘れちゃいけないのは、ラース・ダニエルソンがチェロを弾くとこれがまた良い。
思い浮かんだ人はこれぐらいですが、他にだれがいましたかね。
バンドネオンのディノ・サルーシとアニア・レヒナーというチェリストが共演した「黒い瞳」というのがあるけれど、持っていません。今度はこれを探すことにしました。
そうお掃除もしたので日記します。
今日は残っていた大物、風呂場の掃除をして、後はのらりくらり、今年は楽です。
TVを見ていたら、泡を壁にかけ、2分待って水で流すだけという洗剤の宣伝があり、これ凄いねというと、買ってありました。
それを使って、ジョワーと泡を壁に吹き付けていき、かなり刺激的な匂いです。
そんでもって貧乏性ですからこすってもみたりして、でも泡かけているうちに風呂場の壁半分で洗剤なくなってしまいました。
それなので半分はバス・Mをかけかけ手で洗いました。
結果半分はいつもの洗い方、半分は新製品での洗い方で結果はよく見ていません。
後で入浴のときに違いがわかるでしょうか。
Paris 1256 / Cello acoustics
Niels Lan Doky(p)
Vincent Courtois(vc)
Paul Richard(vc)
Marie-Ange Martin(vc)
Helene Labarriere(b)
Ernie Wilkins(ar)
1.IT MIGHT AS WELL BE SPRING
2.THAT’S IT
3.FAXED
4.JA-DA
5.PASSOS AGIGANTADOS
6.YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS
7.TARGET
8.IT NEVER ENTERED MY MIND
9.KELLY BLUE
10.WHILE AT HOME ONE DAY
12.DIANA
13.POLKA DOTS AND MOONBEAMS