時々再開かな
散歩の途中にある中古屋さんで1枚を買うことという遊びをしているけれど、そこで実はもう一枚買ったのがこれ。弦楽4重奏の演奏だけれど、「ニューヨークの人気ジャズ・メンたちをバックに奏でる」なんて書いてあって曲はスタンダードだから買ってみた。もちろんチェロがどんなかなというのが買いの理由です。
このような女性だけのカルテット、まあスタンダードのリラックス弦が聞ければいいやと思っていました。
大分前に出たものらしく、メルダックという会社、調べたら日本の徳間書房がつくった会社らしく、日本企画でした。
ですから演奏している女性もここか32年たっているわけで、いまではっていうのは関係ないか。
1曲目、” サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー”はカルテットだけの演奏、2曲目”バードランドの子守歌”の途中からジャズ・ギターが結構なアドリブで入ってくる。
録音風景、カルテットはこんな感じです。
何をもったいぶって書いているかというと、次のジャズ・メンの写真、人気ジャズ・メンなんて書いているけど期待もしなかったら、なんと真ん中の写真、フレッド・ハーシュじゃないですか。こりゃ驚いた、3曲目”A列車でいこう”ではとっているし、さっきのギターソロは若き川崎瞭氏だったのです。(つい先日亡くなりました)
このアルバム川崎氏もプロデユースに加わっていますが1988年の録音です。日本盤ですからライナー・ノーツもあって、そこにはハーシュのことは「コンコードから『ホライゾン』のリーダー・アルバムをだしている「『才能あるイキなピアニスト』と紹介している。そのリーダー・デヴュー作がこちら。1984年の録音。
1984 Horizons Concord Jazz Trio with Marc Johnson and Joey Baron
フレッド・ハーシュは一時期、持っていないものがあれば買っていた時期がある。だから結構探して買うこともあり、デヴゅ当時のアルバムも結構もっている。デビュー作のあとの2枚は持っていない。ヘイデンと演っている「 Sarabande 」はなぜW持っていないか疑問でこれは修正しておこうか。
1984 As One JMT Duo with Jane Ira Bloom (soprano sax)
1986 Sarabande Sunnyside Trio with Charlie Haden and Joey Baron
そのあとのディスコ・グラフィーにのっている4作目と5作目がこちら。
1988 E.T.C. Red Trio E.T.C. with Steve LaSpina and Jeff Hirshfield
1989 Heartsongs Sunnyside Trio with Michael Formanek and Jeff Hirshfield
この弦楽4重奏のアルバムと同じ年の演奏です。
という事でこのアルバム5曲目”ブロードウェイ”7曲目” ブロードウェイの子守歌”8曲目”ニューヨークの秋”でもハーシュは端正なソロを聞かせる。
デヴューしたて、いろいろなところで弾き始めているハーシュだけれど、まだまだ満足な収入はなかったのだろうと思う。こうやってアルバイトで収入を得ていただろうとほほえましい。
ディスコ・グラフィーにも載っていないかもしれないアルバムとの出会いにはびっくりしました。散歩の途中で出会うにはちょっとびっくりなアルバムでした。
ちなみに熱帯で723円で手に入るかもしれないので、ハーシュ研究家のかたはお早めに。
LULLABY OF NEW YORK / NEW YORK STRING QUARTET
1. サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー
2. バードランドの子守歌
3. A列車でいこう
4. ラブ・フォー・セール
5. ブロードウェイ
6. ソフィスティケーテッド・レディ
7. ブロードウェイの子守歌
8. ニューヨークの秋
9. スワンダフル
10. マンハッタン
外出を控えて散歩ぐらいの毎日だから、何か暇つぶしを見つけようと、中古屋さんの安い棚から1枚を必ず買う事という決まりをつくって記事にしてたけれど、3店しか行かないから3回で終了のはずでした。
それがまだ続くおは、行くお店が自宅から歩いて30分ぐらい、毎日歩くことを心がけてるからそのお店に寄るのがちょうどいい。暇つぶしが続かないかと思ったら510円のちょっと高い棚が残っていた。というのでそこで買ってきたのがこの一枚。
グローヴァー・ワシントン・Jrは大好きなサックス・プレーヤー、ワインライトなんてメロウ路線がヒットしたおかげで人気はそっちにいってしまったけれど、素晴らしいインプロバイザーだったと思っています。
最初に買ったのがこのアルバム、1974年で、今でもこれが一番好き。今日はこっちも再び針を落としているけど凄い。ボブ・ジェームズ編曲と取り合わせもぴったりだった。
好きだから、その後のヒット路線もLPで買っていた。ここら辺の後半からCDの世界かわっていったので、グローヴァーとも疎遠になっていった時期はあったけど、好きという思いは変わらない。
中古屋さん歩きやblogを始めたころからは大人になって出会うとつい持ち帰るという事がつづいている。
Grover Liveだけは新しくでたので新譜でかったな。
という事で今日の一枚は普段と同じ行動だけれど、これはとても安心のPLAYでした。
実は510円の棚で買ったのがもう一枚(ジャズの棚ではなかった)にびっくりしたのだけれど、びっくり度が大きいのでそれはまた明日。