園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

トゲクリガニ

2010-04-26 20:10:21 | 日記
園長です。
 やっと春らしい天気になってきました。桜の開花はまだでも各地の春祭り、桜祭りはスタートしたようです。青森県では桜の花が咲くころに旬を迎える蟹があります。主に陸奥湾が主産地の「トゲクリガニ」です。津軽地方では花見と言えばこの「トゲクリカニ」と「ガザミ」というシャコエビがなくてはならない食材と言われています。今日の新聞にも津軽半島にある外ヶ浜町のトゲクリカニの漁獲の記事が出ていました。それによると今年はメスが多く、しかもカニみそがぎっしり詰まっているそうです。そもそも私がこのカニを覚えたのは、津軽出身の保育教材業者と津軽のトゲクリカニと南部の「ひらかに」どっちがおいしいか、という問答をしたのが始まりでした。南部の「つめひらがに」は初夏の味がします。甲羅に「H」という刻印があるのですぐにわかります。形は「上海ガニ」に似ていますが、殻が柔らかく、殻ごとかぶりついて食べます。一方の「トゲクリガニ」は毛がにを小ぶりにしたような形ですが、殻が硬く食べにくいです。どちらもメスの赤い玉子とカニみその濃厚さが魅力の海の幸です。この時期のトゲクリカニは、卵がぎっしり詰まっていて、とてもおいしいです。今日、晩御飯のおかずを調達するため「三春屋」にいきました。魚売り場には今日解禁の「トゲクリカニ」が置いてあり、妻が持ってみたら「重い」、ということで2匹お買い上げになりました。1匹360円の大型のメスでした。このカニは絶対メスがおいしく、オスは大きく食べごたえはありますが、味はいまいちです。家へ帰って甲羅を剥いでみたら、中には赤い玉子がいっぱい詰まっていました。我が家の奥さんは「カニみそ」がたいそう好みで、早速ビールを片手に味見をしていました。私は月曜日と火曜日は「休肝日」なので、残念ながらオロナミンCでカニみそをいただきました。なんという切なさでしょう・・・。本当は、「菊駒」か「五穣」の地酒でちょっと燗をつけて飲めば最高の「トゲクリカニ」だったと思います。悔しいので今度の「昭和の日」には青森まで行って生きのいいやつを仕入れて、気のすむまで食べ尽くしたいと思います。本当に旬の食べ物はおいしいものですね。
コメント
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