「仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い」
第一生命が行なっているサラリーマン川柳コンクールの1位作品です。無駄遣いに対する厳しい視線は家庭のほうが重く見ているようだ。かくいう私もお小遣い亭主なので、作者の気持ちは痛いほど解かります。国の無駄遣いは私達の手が届かないところで隠れて行なわれているみたいで、もっとズバッと切り込んでもらいたいのですが、自分の身になると、これだけは勘弁してくれ、と叫びたくなるのも寂しい気がします。
私には第6位の作品がショックでした。
「先を読め 読めるわけない 先がない」
ここ数年、雇用の問題が叫ばれていますが、一向に良くなる気配はありません。一時期、派遣社員が大流行しましたが、このお陰で日本の雇用制度は大きく変化し、若者に夢も希望もない社会になってしまいました。職がない。結婚できない。子どもが生まれない。老人が増える。これからの社会保障は誰が支えていくのでしょうか。考えれば考えるほど頭が痛くなります。昨日は、青森市で「青森県保育連合会」の総会が行われましたが、保育制度改悪と並んで少子化による定員割れが地方の大きな問題となっています。大都会では保育所に入りたい人の「待機児童」解消のための問題が大きく取り上げられますが、地方では公立が財源不足のため身売り(民営化)しています。一番の問題は、国が財政難を理由に、地方に権限を委ねようとしている点にあります。生まれた場所で子どもに関わるサービスが違ってくるのです。今でも東京都では乳児一人に50万円をかけています。貧乏な青森県ではその半分にも満たない約16万円です。これからもっとその差が広がるようです。日本人として日本に生まれたからには、どこで生まれようが、同じように手をかけられて育てて欲しいと思うのは私達の勝手な願いなのでしょうか。日本は有史以来「教育」に力を注いできました。どんなに貧しくても将来のために国の責任で子育てを支えてきました。世界一の借金大国日本を支えていくのは、今生まれている子どもたちなのです。すべての家庭のすべての子ども達が等しく育つ権利は国がしっかり補償すべきだと思います。
先を読んで行動したくても、先がないのでは困ります。子ども達や若者が希望を持って生活できるような日本になって欲しいと強く思う今日この頃です。あきらめるわけには行きません。みんなで力を合わせて行動するときがいよいよやってきました。日本が沈んでしまうのか、「日出ル国」となるのか、ここが正念場です。この先10年、20年の保育制度が、ここ1,2年で決まるようです。良い制度になるよう祈るばかりです。
第一生命が行なっているサラリーマン川柳コンクールの1位作品です。無駄遣いに対する厳しい視線は家庭のほうが重く見ているようだ。かくいう私もお小遣い亭主なので、作者の気持ちは痛いほど解かります。国の無駄遣いは私達の手が届かないところで隠れて行なわれているみたいで、もっとズバッと切り込んでもらいたいのですが、自分の身になると、これだけは勘弁してくれ、と叫びたくなるのも寂しい気がします。
私には第6位の作品がショックでした。
「先を読め 読めるわけない 先がない」
ここ数年、雇用の問題が叫ばれていますが、一向に良くなる気配はありません。一時期、派遣社員が大流行しましたが、このお陰で日本の雇用制度は大きく変化し、若者に夢も希望もない社会になってしまいました。職がない。結婚できない。子どもが生まれない。老人が増える。これからの社会保障は誰が支えていくのでしょうか。考えれば考えるほど頭が痛くなります。昨日は、青森市で「青森県保育連合会」の総会が行われましたが、保育制度改悪と並んで少子化による定員割れが地方の大きな問題となっています。大都会では保育所に入りたい人の「待機児童」解消のための問題が大きく取り上げられますが、地方では公立が財源不足のため身売り(民営化)しています。一番の問題は、国が財政難を理由に、地方に権限を委ねようとしている点にあります。生まれた場所で子どもに関わるサービスが違ってくるのです。今でも東京都では乳児一人に50万円をかけています。貧乏な青森県ではその半分にも満たない約16万円です。これからもっとその差が広がるようです。日本人として日本に生まれたからには、どこで生まれようが、同じように手をかけられて育てて欲しいと思うのは私達の勝手な願いなのでしょうか。日本は有史以来「教育」に力を注いできました。どんなに貧しくても将来のために国の責任で子育てを支えてきました。世界一の借金大国日本を支えていくのは、今生まれている子どもたちなのです。すべての家庭のすべての子ども達が等しく育つ権利は国がしっかり補償すべきだと思います。
先を読んで行動したくても、先がないのでは困ります。子ども達や若者が希望を持って生活できるような日本になって欲しいと強く思う今日この頃です。あきらめるわけには行きません。みんなで力を合わせて行動するときがいよいよやってきました。日本が沈んでしまうのか、「日出ル国」となるのか、ここが正念場です。この先10年、20年の保育制度が、ここ1,2年で決まるようです。良い制度になるよう祈るばかりです。