園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

八戸市保育連合会

2011-02-17 09:45:03 | 日記

園長です。

 最近は何となく心せわしい感じがします。毎年、年度末は多少の忙しさはあるものの、春を迎える嬉しい気持ちが上回り、心がウキウキします。しかし、今年は趣が違います。国の保育所制度改革をはじめ、保育園を取り巻く環境、状況が著しく不透明であり、安心して前に進めないと言うことが一番の原因ですが、地元の保育園の連合体「八戸市保育連合会」の役員改選の時期でもあるからです。八戸市保育連合会は54年の歴史を持つ伝統ある組織です。現在は68園、(分園2園除く)が加盟しています。それぞれの園は、「東西南北」の4つの地区保育会に所属し、それぞれに活動しています。昨日は、八戸市保育連合会の役員の改選がありました。これは23、24年度の会長、副会長を誰にするかと言う、取り決めの場で、関係者には「地獄の会議」として嫌がられています。八戸市保育連合会がもっとも不得手とする「合議制」をとっているからです。本来であれば、立候補、推薦で決められる会長、副会長は、変則推薦で候補が決められ、その候補の中から「話し合い」で決めるのです。みんな黙り込む我慢の時間でもあります。「出来れば誰かにやってもらいたい。」という顔が垣間見える修羅場ともいえる空間がそこにあります。結果は・・・性格が優しく、人の意見を良く聞き、断れない人が押し付けられます。健康状態、諸般の都合は認められません。そもそも、4地区からの推薦自体、「拒否」「辞退」は認められません。こんな連合体がほかにあるのでしょうか。とても不思議な団体です。と言うのは簡単ですが、そのような組織を私も担いできたので文句ばかりは言っていられません。でも、68人の園長の内、約半分が女性園長、残りの半分が「65歳以上」で権利放棄を主張する男性園長たちです。役員に適齢期があるとすれば、十数人にも満たない中での選出になります。ここらで選出方法を考え直さないと、八保連は崩壊の道をたどるような気がします。「自分には関係ない。ではなく自分の問題」として考えるべきだと思います。保育園の園長はなかなか新人が現れません。私がこの世界に入ったときは「若手」といわれました。今でも「若いから頑張れ」と言われます。十分頑張っているつもりなのですが・・・。頑張れば頑張るほど仕事が多くなる今日この頃です。最近、どきっとする言葉をききました。「保育園には良い保育園、悪い保育園はない。あるのは良い園長、悪い園長だ。」という言葉です。リーダーの存在は大きいのです。八戸市保育連合会のメンバーは自覚を持ったリーダーであって欲しいと思います。これは内部批判ではありません。自戒をこめた私自身への呼びかけです。

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