園長です。
天高く馬肥ゆる秋・・・。日中はともかく、朝夕は半そででは寒く感じる季節になりました。秋真っ盛り。キノコのシーズンです。私の園では、毎年「キノコ汁会」という、私が山で収穫したキノコをみんなで食べる会があります。決して子供たちに毒見をさせているわけではありません。3.11以来、放射線の問題もあり、少し遠慮していましたが、今年は解禁です。このキノコ汁のために、多忙な中をなんとかやりくりして山へ出かけます。今年は3回山へ入り、そのうち2回、マツタケに出会いました。昨日は絶好の天気でしたが、私の日ではありませんでした。それでも「ホンシメジ」と「アミタケ」、「ブナハリタケ」を収穫しました。ここ数年、マツタケはほどほど収穫できるのですが、ホンシメジはほとんど採れなくなっていました。たくさんではありませんでしたが、久しぶりの収穫に足取りも軽くなりました。3回山に入り、3回とも大収穫だったのが「ブナハリタケ」。地元では「カヌカ」といい、ブナの木や倒木に重なり合うように発生します。私はこのきのこの香りが大好きなのですが、我が家の奥さんは見向きもしません。でも、料理だけはしてくれます。豚肉と相性がいいので、味を濃い目にした煮物がおいしいです。妻に言わせると「味もそっけもないキノコ」だそうで、もっぱら私だけが食べています。
さて、マツタケですが、今年は15本ゲットしました。昨年は残念な結果に終わったので、まあまあの収穫に胸をなでおろしています。我が家で5本(マツタケご飯、炭火焼)消化し、あとは娘たちにあげました。我が家の奥様は料理が上手なので、私は「私採る人、食べる人」専門になります。毎年、9月の1,2週が私の松茸山の最盛期なので、なるべくその頃行くようにしています。今年は雨が多く、行事も多かったので、心配していましたが、マツタケはかわいいもので、毎年、同じ木の周りに確実に発生します。今年は、8本と3本、2本、2本・・・計4本の木の周りで15本収穫しました。少し小さめで、高級料亭で好まれそうな姿かたちのものでした。土瓶蒸しが最適だと思ったのですが、焼肉と一緒に焼き松茸になりました。我が家の娘たちは、揃いもそってマツタケが苦手で、「シイタケ」の方がいいと言います。本当にわがままな娘たちです。それでも次女の旦那は「おいしい、おいしい」と言って娘が作ってくれたマツタケご飯を平らげてくれたそうです。男はそうでなくっちゃ・・・。
そう言えば、先日東京に行ったとき、「アメ横」によりましたが、マツタケが山のように売られていました。一応、「国産」と書かれていましたが、あまりの量の多さと値段の安さに「疑心暗鬼」となった園長でした。