園長です。
我が家には、大型犬のラブラドールがいた。一番末の娘が小学校を卒業し、中学の入学祝に私の友人から手配してもらった犬だった。最初はシェパードを紹介されたが、さすがに二の足を踏んでしまった。しかし、このラブラドールは小さい時はとてもかわいく、見た瞬間に「これが欲しい」と一目ぼれしたようだった。かわいかったのは半年くらいで、6か月を過ぎたあたりから、私でも持て余す力強さに娘たちの仕事だった散歩は私の役目に・・・。散歩しているのか、させられているのかわからないくらい引っ張られ、家に戻るころには汗だくの毎日でした。そのゴンも今年で15歳。ここ1,2年は散歩する時も少しの段差でつまずき、痴ほう症のためか、夜中に誰もいないのに吠えたり、高齢化の症状が著しく、今年に入り歩くのも困難になりました。4月頃からは散歩もままならない状態になり、娘が付っきりで看病しました。その甲斐もなく5月28日、根城小学校の運動会の朝に大型犬としては比較的長寿の15年の命を終えました。15年間我が家の一員として家族を見守り、私達、特に末娘にはなくてはならない犬でした。あの愛くるしい目と垂れた耳、よだれたっぷりの口でチューをされると思わずのけぞってしまうくらいの愛嬌良しでした。自分で首輪を外し脱走したことも一度や2度ではすみません。そのたびに力づくで抑え込み、何度娘に「かわいそうだ」と批判されたことか・・。それもいい思い出になりました。生き物を飼うことは、とても大変なことで、家族で旅行するときはいつも問題になりました。それでも家に戻ったときに嬉しそうにしっぽを振る姿にはとても癒された気持ちがしたものでした。娘が中学1年の後半から学校へ行けなくなったときは、ゴンがいることでどんなの助けられたことか・・・。今頃は天国で大好きなパンでも食べながらゴロゴロとしていることでしょう。我が家に来てくれてありがとう、散歩の時に、力づくでひっぱたこともありましたが許してください。ゆっくり安らかにお眠りください。そしてこれからも娘を見守ってください。ゴン・・・・ありがとう。
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