園長です。
梅の花が咲き、桜のつぼみも大きく膨らんできました。今年の桜の開花は早そうです。年度末、年度初めのバタバタからさすがに入学式を終えると少し落ち着いた感じになってきました。新年度が始まって12日。新入園の子も含めて154人の園児たちが元気に保育園に通っています。最初ぐずっていた他園からの入園児も園長室に顔を出すことによりだんだん園の生活に慣れてきたようです。子供にとって環境の変化はとても不安なものです。できるだけ早く解消してあげるのが私たちの仕事だと思っています。
さて、年度初めの一連の仕事が一段落したので思い切って「旅」に出ることにしました。旅と書くと大げさですが、ここ数年、あるいはこの数か月、とても忙しい日が続きました。退職、就職の手続きが一段落し、決算事務に入る前に体と頭をリセットして鋭気を養おうという魂胆です。行き先は妻が決めました。我が家では「大人の休日倶楽部」と「ゆこゆこ」に加入しているので旅行や温泉情報は比較的豊富に入手することができます。今回は1泊で自家用車で行けるところ。しかも今まで行ったことがない場所、温泉という条件にしました。岩手の山奥や秋田の海岸端など候補がたくさんあがりました。その中で土曜日でも宿泊料が安く、地ビール飲み放題が1200円で追加できるという温泉にしました。場所は横手市と田沢湖の中間地点、昔「たざわこ芸術村」、今「秋田芸術村」に昇格した「わらび座」が経営する「ゆぽぽ温泉」の姉妹温泉、川口温泉「奥羽山荘」に決めました。最近は土曜日や祝日の前の日は平日の倍、3倍という料金のところもあり、ここは良心的な宿でした。午前中は秋田芸術村で孫のお土産を買い、わらび座のレストランで食事。そのご「奥羽山荘」へ。3時前には着いたので、チェックインまで付近を散策することにしました。近くに川口川が流れていて2キロも上流へ進むと川口渓谷があり、登山道路が整備されていました。川口渓谷は渓相が良く、イワナやヤマメが釣れる場所でも有名なようです。車止めから約5分で着く・・・と看板にあった薬師堂までは10分もかかってしまいました。そこから6分ほどで「太田の大杉」があるところまで行く予定でしたが、妻がフキノトウ採り、私が「わさび採り」に夢中になり、縄文杉に匹敵するという大杉まではいけませんでした。道路にかかる大小の川の流れは素晴らしい眺めで、その中に「天然わさび」があちこちに群生しており、帰りに絶対採って帰ろうと思っていましたが、カルシウムとナトリウムの優しい泉質の温泉に入ったらすっかり忘れてしまいました。食事は「地ビール」飲み放題付。田沢湖ビールが6種類用意されており、「ジョッキ」か「グラス」かで迷いましたが、量より質。グラスで飲み始めましたが、2杯も飲んだらおなかがいっぱい。妻は4杯飲まないと元が取れないと頑張って飲んでいましたが3杯でギブアップ。私は3杯目から「コップ」に替えて6種類完飲しました。結論、「今後食事の時にはビールの飲み放題は付けない」ということに意見が一致し、私たち夫婦は「呑兵衛」ではない・・・という共通認識をした次第です。ここの風呂には都合4回も入りました。あまり熱くなくサウナもついて、ゆっくり過ごすには最適の温泉でした。またこの温泉の敷地が広く、宿泊の別館や動物舎、パークゴルフ場などが完備されており東京ドーム4個分の広さは伊達ではありませんでした。ゆっくり過ごしたい人には最適の温泉だと思います。
翌日は、横手市で「かまくら館」(本物の雪のかまくらを再現した冷凍庫)を見学し、火野正平のこころ旅で出ていた「横手焼きそばやや」の店を道路から覗き、横手ふるさと館に行きました。今回で3度目になりますが、ここは見ごたえのある施設です。敷地の一角には秋田県立近代美術館もあり見ごたえがあります。今回は美術館にも行ってきました。ほとんど貸切状態でゆっくり作品を見ることができました。一通り見学した後、館内にある食堂で横手焼そば四天王の「出端屋(いずはや)」の焼そばと十文字ラーメン、ギョーザ付をたべました。横手焼きそばは初めて食べたのですが、ソースの味がしない焼きそばは初めてでした。焼きそばと言っても焼いた様子はなく、ゆでて野菜を絡めたという感じでした。第1回目のB1グランプリで「せんべい汁」がこの焼きそばに負けたのが不思議です。横手焼きそばと言ってもたくさんの店が、独自の味付けをしているようなので、別の店の味は別の機会に食べてみようと思います。十文字ラーメンはおいしかったです。ただ、細麺過ぎて、稲庭うどんを食べているような錯覚になったのは私だけだったのでしょうか。
本当にあわただしく過ぎた温泉旅行でしたが、久しぶりに妻とゆっくりドライブをしながら話が出来て良かったです。最近は、あまりの忙しさに夫婦の会話もないまま過ごしてきましたが、とりあえず、最近の不満とこれからの対策は話し合えたのかなあと思っています。私だけ・・・。今度は山を越えないで岩手県の秘境「西和賀」にワラビ採りに行きたいと思います。待ってろよ「西ワラビ」。
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