園長です。
八甲田山や岩木山に雪が降ったようです。今朝の新聞には八甲田の酸ヶ湯温泉の雪景色が載っていました。いよいよ本格的な冬の到来です。八戸では雪や氷まで行かないまでも寒い朝でした。そんな中をはるばる弘前から弘前大学教授の石川先生が春に続き、子ども達に「お米の話」をしにきてくれました。前回6月はお米の伝来や種類、育て方を教わりましたが、今回は先生から頂いた「赤米」「かおり米」などの苗をバケツで育て、収穫したコメの取り扱いについて講義を受けました。先生持参の「もみすり器」は大人気。数人ずつグループに分かれて行ったもみすりは、先生曰く掛け声はゴリゴリではなく「ぐりぐら」にしましょう。ということであちこちでぐりぐらぐりぐらとお経のように唱えながらモミをすっていました。
保育園ではバケツで育てた稲でしたが、先生は是川の本格的な田んぼで植えた稲をもってきてくれました。保育園の稲より3倍くらい長く育っていました。銘柄は「赤米」ということでしたが、外からは全くわかりませんでした。
先生から借りた「もみすり器」は子ども達から大人気。でも10粒ほども入れると満員御礼で、これでご飯を炊くにはどれくらいの時間がかかるのか心配になりました。古代人は辛抱強かったのか、とても暇だったのか判断はつきませんが、お米になるまでは相当の段階を経たものと思われます。そういう苦労も少しは理解できたのかなあ。
先生の周りには子ども達が群がります。
先生が持参した「危険な魔法」をかけられたお米は、「ポップコーンの匂いがする」と大好評でした。稲穂を油で揚げたものでモミからふっくらと白いお米が飛び出していました。昔は圧力をかけた窯で爆発させて作った「ポン菓子」がありましたが、最近はあまり見なくなりました。そもそも、保育園の近くでは田んぼも見ることができなくなりました。そういう意味でも今回のお米の話はとても勉強になったようです。これでまたご飯がおいしく食べられそうです。
10月15日(金) 今日は、一連の保育懇談会の最終日(年長だけは来週開催)です。今日は職員の研修と園長が八戸市の説明会があります。どちらもZOOMでの参加です。個人的にはZOOMより対面式の方が頭に入るのですが、ご時世なので仕方がありません。我が園でもZOOMの扱いが多くなり、若い職員たちの活躍の場が増えています。今日は午後から3か所同時にZOOMを使います。どうなることやら・・。 さて、今日のメニューは絹厚揚げとエビの中華煮でした。絹厚揚げは舌触りが滑らかで中華にはうってつけのようでした。これをご飯にかければ立派な「中華丼」の完成です。切り干し大根と胡瓜の和え物は彩りにピンクのハムも入っていておいしくいただきました。
10月14日(木) 今日の天気予報は見事にハズレました。午前中から晴れの予報でしたが、「雨時々曇り」しかも寒い。全国的に穏やかな天気・・・のはずでしたが、八戸は全国レベル以下ということでしょうか。さて、今日は「ニラレバ炒め」でした。私は「レバニラ炒め」と思っていましたが、どちらの量が多いかで決まるのでしょうか。我が園ではレバーに衣をつけて軽く油で揚げています。レバー独特の臭みもなくとても食べやすかったです。そしてトマトの三杯酢。酸味が効いていましたがトマトの甘さが引き立っていた一品です。酢とともに入っていたのが「大葉」(シソの葉)です。シソ独特の香りがあり、目と舌と鼻が活躍する食材でした。今日の味噌汁は「薩摩芋・油揚げ」でした。サツマイモの甘さと味噌のしょっぱさがとても合っていました。ところで、シソの葉を大葉、シソの実を「えごま」と言いますが「シソの実」となぜ言わないのでしょう。この季節になると大根・人参・ナスの微塵切りにシソの実を入れ、味噌や醤油で味をつけた「南蛮味噌」が恋しくなります。五戸では「コムラ」と「ムラヤ」の南蛮味噌が有名ですが、昔は各家庭で作っていたものです。今日は南蛮味噌をあてに熱燗でいっぱい・・というのも粋な秋の過ごし方かもしれません。子ども達はカルピスで・・・。
10月13日(水) 今週は、「クラス別保育懇談会」を開催しています。今年は新型コロナウイルスの影響で保護者参加型の行事はほとんどなくなりました。それでも子供たちの保育園での様子や成長を知りたいという要望が多く、保育士と保護者だけで懇談会を行うことにしました。まだ感染が心配だという方や職場から離れられないという保護者のために「ZOOM]での参加もできるようにしました。今日は4名の保護者がズームで参加します。副園長がいろいろ工夫してカメラのように写せるようにしてくれたので使い勝手がとても良いようです。ITの時代、私たちも頭を切り替えて、アナログから脱却しなければいけないようです。日々進化するITについていくのは大変ですが、「文明の利器」を使いこなさなければこれからの保育に対応できないような気がします。私の頭がいつまでもつかわかりませんが、頭から煙が出るまで頑張ろうと思います。 さて、今日のメニューは千草焼きでしたが、卵の差し入れがあったので一部メニューが変わったようです。千草焼きのような卵焼きは、茶碗蒸しのような味で、しかも大きく切ってあるので食べ応えがありました。手作り、愛情たっぷりのおにぎりにはちょうど良いおかずになったようです。
10月12日(火) 一雨ごとに寒くなっていく感じです。太陽は出ているのに寒い一日です。今日は朝から「スズメバチ」退治依頼が子ども達からあり、ヤマボウシの木に寄ってくるスズメバチを1匹撃墜しました。1匹は取り逃がしましたが、殺虫剤を浴びたのでどこかで静かになっている可能性が高いです。寒くて活動を中止しているかと思っていましたが、なかなか根性があるスズメバチです。今日はチキン南蛮が出ました。タルタルソースがたっぷり乗り、見るからにおいしそうです。付け合わせのトマトとの色合いも良かったです。副菜は「ほうれん草と菊のお浸し」。南部地方は「食用菊」の一大産地です。特に南部町や名久井では「阿房宮」という特産の食用菊が有名です。我が園の裏庭にも食用菊の残骸が少し咲いていますが、この菊は、春先に植え替えをしないと増殖しません。2年ほど手を抜いたら本当になくなってしまいました。自然の営みは本当に不思議です。雑草は黙っていると大繁殖してしまうのに・・・。でも、この食用菊が出回ると晩秋を感じます。山形では「もってのほか」という食用菊がありますが、青森県はネーミングからして遅れている感じがします。子ども達にはなかなか食が進まないほうれん草と菊のお浸しですが、昨日食べた「せんべい汁」と同じで八戸名物なので是非食べられるようになってほしいと思います。個人的には菊の味噌汁が大好きです。これから秋が深まるとおいしい野菜や果物が沢山出てきます。秋はやっぱり「食欲の秋」ですね。
10月11日(月) 昨日の天気はどこへやら・・。楽しみにしていた「食育祭り」は雨でした。それでもサンマを焼いたり、肉や野菜を焼いて楽しみました。メインの「キノコ汁」は、私が山でとってきたブナハリタケ、ハツタケ、イグチなども入っていました。今年は山へ行く回数も少なかったので、いつもより種類は少なかったものの秋の風情を十分に楽しめました。味付けは「醤油味」でした。本当は自家製の味噌(2月に仕込んだもの)で味噌味にする予定でしたが、キノコ汁に八戸せんべい(テンポ焼き)も焼いて入れてみようということになり、せんべい汁は醤油味だよね、ということになりました。おかげで朝からテンポ焼きで忙しく、働きました。子ども達と調理員が共同で作ったキノコ汁にてんぽ焼きを入れ「せんべい汁」を作り、園庭の片隅では副園長と保育士がサンマと肉を焼きました。子ども達の何人か参加し、お手伝いをしてくれました。焼き魚は「サバ」とさんま(大と小)を選ぶことができました。野菜はキャベツ、ナス。肉は豚の肩ロース。おいしくないわけがありません。テンポ焼きはたくさん作ったので「おやつ」にも登場する予定です。ちなみに来園の方にも試食してもらいましたが皆さん「おいしい」と好評でした。テンポにはゴマと今年採れたジャンボひまわりの種も入れてみました。(ひまわりの種修子先生と薫先生が土曜日の半日をかけて、はかたい殻をハサミで切って中身を取り出してくれました)子ども達からも「おいしかった」との反応があり食育祭りは大成功でした。
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