園長です。
今年も「暑い」。春先からの気候不順のため初夏の風物詩「さくらんぼ狩り」が縮小されたと新聞の記事に出ていました。我が家でもお世話になっている方に毎年サクランボを贈っていますが、今年は早くから「不作」の情報があったので、それなりに覚悟はしていましたが、なかなか店頭には出ておらず、予約も受け付けない、と言われ途方にくれました。それでも2度目の訪問時にやっと見つけ、何とか手に入れましたが、例年とは比べ物にならい出来で、値段も1.5倍くらいになっていました。当然私たちの口にも入らず、どんな味だったのか不安が募ります。どうやら開花時の高温が原因らしく、ここでも地球温暖化の影響が出ているようです。
さて、先日6月1日は二十四節気の一つ「半夏生」でした。そろそろ梅雨が明ける季節ですよ、という意味があるらしいのですが、八戸地方では神明宮の「シンメンサマ」が夏の入り口として有名です。6月30日の前夜祭で1年の前半の無病息災を感謝し、7月1日の本祭では後半の半年の無病息災を祈ります。「茅の輪くぐり」という直径2メートルくらいの茅で作った輪をくぐります。境内には出店がたくさん立ち並び、お客さんもたくさん参詣に集まります。これを機にこの地方では各神社のお盛が続き、本格的な夏が訪れます。まさに半夏生と同じような季節感があります。
我が園でも暑い日には「水遊び」を行うのですが、ここ数年、虐待やわいせつなどで水遊びの写真や動画をホームページ上で開示することは自粛要請されているので、注意をしていますが、なんだか大人の世界を子どもの世界に持ち込んだ思いがして、子どもの本当の自然な姿を見ることがなくなったような感じがしています。それでも子ども達は水遊びが大好き。おもちゃを手にし、水をかけあう様子を見るとほほえましく思えます。江戸時代のような、おおらかな伝統文化が途切れてしまい、残念な思いがします。本当に余裕にない社会になったようです。
今日は風が強いのですが、気温も高く「熱中症」注意報が発令されそうなので、水分補給を充分にするよう指示をしました。いつもは「麦茶」を出していますが、たまに「ポカリスエット」を出すことがあります。子ども達の情報伝達網は素晴らしく、「今日はポカリだって・・」という情報はたちまち園庭、園舎のスミズミまで生き渡り、長蛇の列ができます。あ替わりも含めてあっという間になくなりますが、夏の水分補給も楽しみながら行っている子ども達です。
7月3日(水) 「みてみて~。おにぎりに、海苔のクローバーついてるの」「僕のおにぎりには昆布が入ってるよ~」と、持ってきたおにぎりを嬉しそうに教えてくれた子ども達。わかめおにぎりを持ってきた子が多かったテーブルでは、「一緒だね」とみんな嬉しそうでした。さて、今日は鮭フライのタルタルでした。タルタルが苦手な子は、ソースをかけてもらってフライを食べていましたよ。衣がカリカリしていて美味しかったです。小さいクラスでは青梗菜のお浸しを食べ終えると、「みてみて!」と、ピカピカに食べ終わったお皿を見せてくれました。野菜も食べたんだよ、と誇らしげな表情でしたよ。(松田)
7月2日(火) 今日は暑かったですが風が爽やかな1日でした。子ども達は園庭で遊んだり散歩へ出かけたりと楽しんだようです。 さて、今日の給食は豚の生姜焼きでした。子ども達は「お肉おいし~」と言いながら食べていましたよ。ご飯が進むおかずでした。コロコロ胡麻和えは、さつま芋やキュウリ、人参が胡麻和えになっていて、甘い味付けです。ご飯が進むおかずではありませんが、角切りにされた野菜をフォークにさしたり箸でつまんだりして一生懸命食べていましたよ。味噌汁の茄子は苦手な子もいたようですが、減らしてもらったり、最初から少なく盛ってもらったりしていました。 今日は2歳児のクラスの子に、「好きな食べ物は何ですか?」と聞いたとき、「ビーフ!」と答えてくれました。今日の給食はポークでしたが、モリモリ食べていました。(松田)
7月1日(月) あっという間に6月が過ぎ、今日から7月です。年中、年長組はわくわく教室があったので、太陽先生と一緒に頭や目、全身を使いながら体を動かして楽しんでいました。2歳児のお友だちは、風で落ちてしまったアジサイの花を水道に飾り、「はな~」と手を洗いながら眺めていました。だんだんと雨の日も増えてきそうなので、室内でも自然を感じていきたいと思います。 今日の給食は栄養満点の『まさご揚げ』でした。豆腐の中に野菜やじゃこを入れて揚げたもので、子ども達にも人気があります。1歳児のお友だちが「たこやき」と言いながら食べていて、見た目は少し揚げたタコ焼きにも似ていると感じました。『野菜の納豆和え』は茹でたほうれん草とにんじん、もやしをひきわり納豆で和えたもので、大盛りでもらっているお友だちが多くいました。たくさん食べて、これから来る暑い夏を乗り越えたいですね。(若江)
6月29日(土) 今日も天気が良かったので、3歳以上のお友だちは水着に着替えて、水遊びを楽しんでいました。プールに入っているのは、冷たい水ではなくぬるま湯だったので、子どもたちは温泉気分で遊んでいたようです。水遊びをしないお友だちと一緒に、カブト虫の虫かごの掃除やお引越しをしました。成虫になっていたメスが3匹、オスが3匹をそれぞれの虫かごに移しながら、霧吹きをしたり、餌をあげたりしました。一緒にお世話をしながら、生き物への興味を深めていけたらと思います。 さて、今日の給食は『天津飯』でした。人参や筍、椎茸やねぎなど、野菜が沢山入ったいて栄養もボリュームも満点でした。今が旬のモロヘイヤを使った『モロヘイヤスープ』は、思ったよりも癖がなく食べやすかったです。我が家ではあまり登場することのないモロヘイヤですが、敦子先生は「刻んで豆腐にかけて食べるよ」と話していたり、陽子先生は「刻んでじゃこと混ぜて食べるとおいしいですよ」と話したりしていました。「アフリカが原産で、美容にもいいんだよ」と豆知識も教えてもらったので、今年の夏は食べてみようかなと思いました。(若江)
6月28日(金) 今日は、6月の誕生会でした。全員で17名の園児がお祝いされました。一番多い月は20名を超えるときもあります。一人一人に色紙とプレゼントを渡すのですが、人数が多いと間違いも多くなるので慎重を期しています。それでも間違えることがあるんですね~。巷では「老化現象」と言われているようですが・・・。 さて、誕生会には珍しく主食がロールパンでした。たまにサンドウィッチが出ることがありますが・・。鶏肉のマーマレード焼きは子ども達に大人気。しっかり味が付いた鶏肉をこんがり焼いているので、見た目も匂いも味も最高です。噛みしめれば噛みしめるほど旨味が染み出す一品です。コーンポタージュもおいしかったです。子ども達も一番最初にコーンポタージュのおかわりをしていました。デザートは夏の定番「スイカ」です。最近スイカの出番が多いのですが、当たり外れがあるのが難です。今日はどうだったかな?6月も明日で終わり。本当に忙しい6月でした。6月末まで提出の実績報告や書類もほぼ提出し、少しだけホッとしています。でも書類の多さにおちおち病気もできない状態です。教師のストレスが教師の減少の元凶だと新聞に出ていましたが、保育園も書類に忙殺されて大事な「保育」がわきに追いやられているように思います。折角の「こども誰でも通園制度」も担当者がいなければ絵に描いた餅でしかありません。もっと余裕のある保育制度を考えてもらいたいと思います。
6月27日(木) 今日の給食は牛肉ときのこのオイスターソース炒めでした。キノコが入っていると知ると、急に眠くなるたんぽぽさんのお友だち。先生がキノコを減らすと、パチっと起きていました。苦手な食べ物は誰にでもありますよね。タケノコや青梗菜はシャキシャキしていて美味しかったですよ。胡瓜とクラゲの和え物は、「これは何?」と子ども達に聞かれたので、「中華クラゲだよ。」と答えると、「へ~、中くらいのクラゲか。」と可愛い発言が。しかし、間違ったことをそのままにしてはいけないと思い、「ごめん、中華味のクラゲだよ。」と訂正しました。子ども達の疑問はとどまることを知らず、「クラゲにはいつ味を付けたの?」「なんていうクラゲなの?」など次々と出てきました。わからないことはわからないと伝え、最終的には「クラゲ美味しいね!」と笑顔でモリモリ食べていましたよ。(松田)
6月26日(水) 今日はいきなりの雨に子ども達は「気持ちよかった~!」と言いながらも、「もっと外で遊びたかった」と少し残念そうでした。今日は空の様子が不安定で、雨が降ったりやんだり。黒い雲が浮かんでいて、「あっちの雲すごい!」と指を指していた子もいました。 さて、今日の給食はキスフライの野菜あんかけ。野菜が好きな子はあんたっぷり、苦手な子はほぼキスフライのみでした。トマトの三杯酢和えは「少し酸っぱいね」といいながらも、美味しそうに食べていました。 今日、給食の先生がすみれ組の子に、「給食で何が一番おいしかった?」と聞いたそうです。その子は、「おにぎり!」と即座に答えたそうですよ。「お母さんのおにぎりには勝てません!」と、給食の先生が笑って言っていました。子ども達にとっては、お母さん、お父さんの手作りが、やっぱり一番なんですね。(松田)
6月25日(火) 東北北部もやっと「梅雨」に入りました。雨量はさほどでもないのですが、畑や樹木にとっては恵みの雨となりました。私の体調も大分普段の調子に戻りつつありますが、60数年ほったらかした体なので、時間がかかりそうです。いろんな方から「大丈夫ですか?」と言われますが、「大丈夫です」。完全に元に戻るのは無理のようですが、子ども達の行事には参加し、一緒に楽しむことは問題がないようです。まあ、気長に考えようと思います。さて、今日の献立は、「皮なし焼売」でした。これは園で調理員が作り、蒸し揚げたもので、子ども達からは絶大な人気があります。比較的大きめに作ってあるのですが、食べ始めるとあっという間になくなってしまう代物です。内容的には「ハンバーグ」に近いと思いますが、具には人参、ひじき、青豆が入っていて、味付けは「焼売」そのものです。「具沢山卯の花」には野菜がたっぷり入っていておいしそうでした。我が家では、昔、豆腐屋さんで捨てるおからをもらってきて油で炒めたものを食べていました。卯の花は別名「おから」と言いますが、我が家では「きらず」と言っていました。妻に聞くと「おから」は食べ物。「きらず」は家畜のえさだそうで、栄養満点の餌のおかげでこんなに大きく育ちました。懐かしくもちょっぴりもの悲しい我が家の食卓でした。
6月24日(月) 今朝は雨が降ったり、止んだりの天気でした。晴れの合間をみて園庭で遊んだお友だちは、ボールや大縄、鬼ごっこやサッカーなど体を動かしながら楽しんでいました。後半はまた雨が降って来たので「あめだー!」と残念そうに室内に入っていました。季節的に雨も多くなってくるので、雨の日も楽しめる活動を考えていきたいと思います。 さて、今日の給食は青森の郷土料理の一つ『生姜味噌おでん』でした。寒い季節に食べるイメージのあるおでんですが、生姜味噌がかかっていたので、ご飯にも合う味付けで子どもたちはモリモリ食べていました。『すまし汁』にはえのきやみつ葉、花麩が入り「お花が3枚ある」など、数えながら食べているお友だちもいました。食事をしながら数えたり、色を感じたりと様々なことに気付いているようです。(若江)
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