奥日光探訪 3 ~湯滝、小田代ヶ原
湯ノ湖の南端に架かる橋を渡ると湖水が川となる。
その川が突然、轟音とともに、急斜面を滑り落ちる。
湯ノ滝は高さ70メートル、長さ110メートルの滝で、湯川をせき止めて湯ノ湖をつくった三岳溶岩流の岩壁を湖水が流れ落ちる。
いわゆる垂直落下型でない滝で、この迫力は初めてだ。
湯滝の水は湯川となり、戦場ヶ原を経て、中禅寺湖に注ぎ込む。
湯川沿いの遊歩道。先ごろの水害の跡だろうか、倒木が目立った。
これらもやがて、土に還っていくのだろう。
遊歩道は泉門池(いずみやどいけ)に差し掛かる。
沢かと思うほど、ゴボゴボと泉が湧き出ている。
ここまでくると男体山の勇姿が目前に拝めるようになる。
この地点は戦場ヶ原と小田代ヶ原の分岐点になっている。
小田代ヶ原は湯川の西側に広がる周囲2キロの草原で、面積は戦場ヶ原の約4分の1ほど。
熊笹を渡る風が心地良い。
ミズナラの林に囲まれた大自然が広がる。
草原の真ん中に生えている「小田代ヶ原の貴婦人」と呼ばれる1本のシラカバの木が有名。
この地でも鹿増加のための食害が深刻化しており、小田代ヶ原は柵で囲まれている。
小さくて丸くて、フワフワ。「エナガ」が白樺林を飛び交っていた。
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