日光社寺めぐり ~「輪王寺大猷院」 (りんのうじたいゆういん)
「大猷院」は、徳川三代将軍 徳川家光の廟所(びょうしょ=墓所)。
祖父・家康の廟所(東照宮)をしのいではならないという家光の遺命によって、彩色や彫刻は、控え目に造られているが、かえってそれが重厚で落ち着いた雰囲気を醸し出しており、個人的には煌びやかな東照宮より、こちらの方が気に入っている。
入り口の「仁王門」にはじまり、家光公墓所の入り口に当たる「皇嘉門」(こうかもん)まで、意匠の異なる大小5つの門があり、それぞれに見応えがある。
世界遺産日光の境内で1番大きな門、「二天門」は修復中であったが、その次に控える「夜叉門」も圧巻だった。
赤、緑、白、青の夜叉が護る。
唐門。
拝殿、本殿。狩野派の合作といわれる140枚の龍の天井画がある。
「皇嘉門」は家光が眠る奥院への入り口。