日光東照宮 2 ~陽明門・豪華絢爛たる「日暮門」
世界遺産・日光東照宮の国宝「陽明門」が約40年ぶりに行われた「平成の大修理」を経て公開されている。
陽明門は500体を超える極彩色の彫刻や瑚粉塗りの柱、黒漆塗りの屋根など、誰もが目を見張る豪華絢爛たる建築物で一日中見ていても決して飽きないことから、別名「日暮門」(ひぐらしもん)とも呼ばれている。
陽明門とその前の鳥居を中心に結んだ上空に北極星が来るように造られているという。
また、その線を真南に行けば江戸に着くとされ、さらに、主要な建物を線で結ぶと北斗七星の配置と寸分違わぬよう設計されているという。
白い龍は『目貫の龍』という。
目が掘られて(貫かれて)いないのは「画竜点睛」で目を入れたら遥か彼方に飛翔してしまうから。
「龍」のようにみえるが実は「麒麟」、「息」、「竜馬」、「飛龍」がいるので、注意して、鑑賞しなければならない。
龍(上)、息(中)、竜馬(下)。額「東照大権現」の横には、麒麟がいる。
また、中国の故事・逸話、仙人など、様々なストーリーの彫刻がある。
随身像。
白い唐獅子。