神か妖怪か、「パーントゥ」 ~宮古島・旅紀行 ⑱
島尻地区では旧暦9月上旬、仮面をつけて全身に泥を塗り、シイノキカズラの蔓草を巻きつけた3人の神様・パーントゥが出現する。
「パーントゥ」はンマリガー(産まれ井戸)と呼ばれる井戸の底の泥を身に付けて奇声を発しながら村人や観光客を追い回し、泥を塗りつける。
それにより、厄を払い、無病息災を祈願する祭りである。
泥を塗りつけられた人は厄が払えたと喜んでいるが、この泥は相当、臭いらしい。
上野野原地区でも、同様の祭りがあるが、島尻地区ほど過激ではないという。
パーントゥの資料は「宮古島市総合博物館」で見ることができる。(上記写真は島尻地区の案内板より)
石造りの塀が印象的な「宮古島市総合博物館」の外観。
宮古島の首長であり英雄である仲宗根豊見親(なかそねとぅゆみゃ)の墓がモチーフになっている。
「渦」というタイトルの天井画。宇宙や台風など自然のエネルギーがテーマだそう。
サバニ(舟)と漁師。
昔のサバニは1本の木をくり貫き造られていた。
これは宮古島の昔の住居「カヤヤー」。
その名の通り屋根を<カヤ>で葺き柱に貫を通して礎石の上に建てられた家<ヤー>。
大神島で見たような魔除けのスイジ貝が入口にぶら下がっている。
遭遇したあのアオウミガメ、元気でいるかな。
如何にも頑丈そうな天然記念物の宮古馬。
近くにある「宮古島市熱帯植物園」。
沖縄では「めんそーれ」。宮古島では「んみゃーち」。
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