正岡子規というのは、どこか明治を駆け抜けた勤王の志士を思わせるところがある。
同時代の文学者と較べるより、高杉晋作や坂本龍馬と較べるべきかも知れない、と考えたりする。
21世紀となった現時点から眺めて、子規という存在はますます大きく、高い評価を与えてしかるべき、際立った文学者であろう。
彼は短歌と俳句、その両方を改革し、近代化した。「アララギ」も「ホトトギス」も、そしてそれにつらなる俳人、歌人は . . . 本文を読む
利根川左岸、河川敷の一角に、ヤナギの巨木がある。高さは優に10Mを超えている。
付近一帯は小公園になっている。
この巨木の下に立つと、ざわわ、ざわわと、よくしなう枝や長い葉が騒ぐ音が聞こえる。空の高みから音響のシャワーが降りそそぐみたいに・・・。
たいした風でもないのに、上空では激しい風が吹いているのだろう♪
巨木の下にいくと、大抵の人はある崇高の念に打たれる。このあたりのシンボルツリーといえば . . . 本文を読む