二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

アーノンクール「オーボエとヴァイオリンのための協奏曲」を聴く

2022年12月17日 | 音楽(クラシック関連)
このあいだブックオフを散歩していたときアーノンクールの古いCDを衝動買いしてしまった。CDを買うのは何年ぶりだろう(^^? )  バッハのヴァイオリン協奏曲全6曲の中に「オーボエとヴァイオリンのための協奏曲」があった。 “復元盤”とあるので、何のことかしらと思いつつ聴きはじめたら、これがすばらしい♪   ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの演奏で、第一ヴァイオリンは奥さんのアリス。 オーボエ( . . . 本文を読む
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ジョージ・セルのメンデルスゾーン

2020年08月13日 | 音楽(クラシック関連)
ひょんなことから、セル&クリーヴランド管のメンデルスゾーン、3曲おさめたCDを手に入れ聴きこんでいた。 これまでわたしの定番だったのはクレンペラー(^^♪  セルなので、ロマンチックな味わいは薄く、あっさりしている。 だけど交響曲第4番(イタリア)のすばらしい充実感。こういう曲であったのね、全体像がクッキリ。 4楽章を通じての曲の組み立てがすぐれているのだ。 . . . 本文を読む
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「楽器への招待」柴田南雄(新潮文庫)

2020年08月12日 | 音楽(クラシック関連)
これまで楽器をめぐるガイドBOOKずいぶん読んだけど、柴田南雄さんのこれは出色の出来映え(^^♪ 文庫オリジナルで、昭和58年発行。 チェレスタ、タムタムってこういう楽器だったのね(=_=)フムム  興味深いのは和楽器もたくさん取り上げてあること。 何しろ音楽の基礎知識がないもので(ノ_-)。 . . . 本文を読む
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「マーラーの交響曲」(講談社現代新書 2011年刊)を読んだ♪

2020年08月07日 | 音楽(クラシック関連)
ふむう、おもしろかったにゃ。・・・五つ星をつけてもいいくらいに。 「ロマン派の交響曲」「ベートーヴェンの交響曲」そして「マーラーの交響曲」の3部作。マーラーは山歩き初心者にとっての北アルプス縦走のようなもの(~o~)  これまで第1番と第5番しかなじめなかったのだけれど、現在2番4番6番が手のとどきそうなところへやってきている。 金聖響・玉木正之さんの絶妙のコンビ。 スポーツライターが本職の玉木さ . . . 本文を読む
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二つの交響曲第4番

2020年08月02日 | 音楽(クラシック関連)
チャイコフスキーの4番、シューマンの4番、どっちも大好物なのじゃ♪  「幻の指揮者 蘇る・・・凄まじい情熱、ドイツ的ロマン性」 アーベントロート&ライプツィヒ放送響。 だまされても・・・と思って買ってきたけど、CMコピーに偽りなし(^^)/  旧東ドイツのレベルが高かったことを再認識だにゃん(*゚v`)ノ . . . 本文を読む
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忘れていた素晴らしきSymphony ~シューマンの交響曲第4番ニ短調

2020年07月23日 | 音楽(クラシック関連)
   (昨日BOOK OFFで買ってきたCD。チェビリダッケ&ミュンヘン・フィル1986年) ながらく忘れていた音楽。 わたしがクラシックに帰ってくるのは数年に一度なので、以前どんな音楽に夢中になっていたのか、しばしば忘れてしまう(=_=) 音楽の時間、写真の時間、本の時間、そして詩の時間。 大きく分けると、これらのカテゴリーのあいだを、5~6年おきにいったりきたりしている。 詩の場合は、 . . . 本文を読む
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「ロマン派の交響曲」金聖響+玉木正之(講談社新書)

2020年07月22日 | 音楽(クラシック関連)
片づけをしていたら出てきたので、読み返した。 「ロマン派の交響曲」金聖響+玉木正之(講談社新書 2009年刊) 本書を読んだのはいつだったか?  金聖響さんから、じつに多大なヒントをいただいた♪  取り上げているのはシューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキー。 ロマン派の交響曲をどう聴いたらいいのか教えてもらえる。 . . . 本文を読む
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モーツァルトという魔法の杖♪

2020年07月14日 | 音楽(クラシック関連)
   (本稿を書きはじめる前まで、若いころの育ての親をワルターだと勘違いしていた) 交響曲というのは、ハイドンにはじまり、モーツァルトでいきなり頂点に達する。 後期のつぎの6曲は、いまでもよく演奏される、世界中で。 交響曲 第35番ニ長調 “ハフナー” 交響曲 第36番ハ長調 “リンツ” 交響曲 第38番ニ長調 “プラハ” 交響曲 第39番変ホ長調 交響曲 第40番ト短調 交響曲 第41番ハ . . . 本文を読む
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ディミヌエンドなしの人生 ~カラヤンの晩節

2020年07月12日 | 音楽(クラシック関連)
一冊の本を、たいへんおもしろく拝読したので、感想をしるしておこう。 川口マーン惠美「証言・フルトヴェングラーかカラヤンか」(新潮選書 2008年刊)がそれ。 思春期にカラヤンのLPを聴くことでクラシックの世界に入門したので、ベルリン・フィルの常任指揮者カラヤンの存在は特別なものがあった。 ベートーヴェン 交響曲第5番 運命 シューベルト 交響曲第7(8)番 未完成 チャイコフスキー 交響曲第6番 . . . 本文を読む
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レスピーギの「ローマ三部作」はトスカニーニ!

2020年07月04日 | 音楽(クラシック関連)
レスピーギの有名な「ローマ三部作」。 ムーティー、小澤、デュトワで聴いてきたけど納得いかなかった(~o~)  ところがトスカニーニ&NBCを聴くにおよび「これ聴かなきゃだめ、これじゃねえか!」。 中でも「ローマの松」はサイコー(^ー^)ノ  十数年前にCD買ったのを忘れていた。 よくあることだけど、粗忽者めが! . . . 本文を読む
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