シベリア抑留体験といえば、詩人では石原吉郎、作家では長谷川四郎といえそう(。-_-。)
石原さんは朗読会のとき、高崎の茶房「あすなろ」でその実像に接している。
「サンチョパンサの帰郷」は、わたしめの愛読書といえる。
そういえば・・・と思って平積みの山を物色したら、文庫本サイズのちくま日本文学全集「長谷川四郎集」が出てきた♪ 近々読まねば、今度こそね!
長谷川四郎という作家も忘れられているなあ、 . . . 本文を読む
■「昭和の戦争」 ~保阪正康対論集(朝日文庫2009年刊)
たまたま昭和史、主として「あの戦争」に関心が向いているので、非常におもしろく読ませていただいた。
保阪正康さんの著書で、最後まできちんと読んだのはこれがはじめてかもね。1-2冊齧ったことがあったはずだけど、書棚から発見できなかった^ωヽ* いい加減に積み上げて置いてあるため、こういうことはよくある。
目次をざっと眺めてみよう。
半 . . . 本文を読む
ひと口にいうと、山本七平さんは、日本のアカデミズムとはかかわりのないところから出現した、特異な思想家である。出版まもないころ「日本人とユダヤ人」を読んで、強烈な印象をうけたことは忘れられない。わたしは高校生だった。
イザヤ・ベンダサンとは何者なのかと、当時から騒がれていた。
両親ともクリスチャン、したがってご本人は「生まれながらのクリスチャン」と称しているが、山本自身は16歳で洗礼をうけた。年譜 . . . 本文を読む
そうか、吉村さんにこんな本があったんですね(^^♪
BOOK OFFの100円コーナーで発掘。
「昭和歳時記」なんて、ぐっと胸にくるタイトルじゃ、なにしろ昭和の子ですからね、おいらも。近々読みはじめよう。
永田力さんの挿絵もすばらしいです、半分絵本。
うん( ´◡` ) . . . 本文を読む
このお二人、昔からこうだったわけじゃないよ、あたり前(*・ω・*)
生きいきとした、フレッシュな少年時代があって、いまがある。
年齢にはだれも勝てない。おいらももうすぐこうなるさ。
栄華を極めた秀吉の辞世・・・「露と落ち露と消えにし我が身かな♪タハハ . . . 本文を読む
本編も半藤一利さんの代表作の一つ。渾身の力作である。
あまりに稠密なので、しっかり活字につかまっていないと、途中で振り落とされる。半藤さんの仕事を知らず、いきなり本編を読みはじめたら、最後まで読み通せる人、半分いないかもねぇ(´?ω?)
《宣戦布告しなかったことで、戦後の国家分断を防ぐことができた。私はそう思っています。》(朝枝繁春「追憶」より。57ページ)
分断とは何か!
ソ連に宣戦布告してい . . . 本文を読む
本郷和人さんは、近ごろの歴史学者のなかで興味をもっている人のお一人。わたしより大分若く、東大資料編纂所の研究員。ご専門は、日本中世史、著名な石井進さんの教え子の一人である。
このあいだは「北条氏の時代」を読んでいる。今回はBOOK OFFで手に入れた2018年刊行の「日本史のツボ」である。
あらゆる歴史は現代史である、と割に素朴に信じていると、ご自身がおっしゃっているように、くだけた語り口は読み . . . 本文を読む
理由がよくわからないのに、心に沁みてくる風景。
ここは、たぶん建築資材(外装・外壁)をあつかっているメーカーの倉庫・・・だと思う*・ω・*)
ふむ、ウォールストリートかあ。
美しいわけではないけど、「そこにあるものの尊厳」に、しばらく見入ってしまったよん。
. . . 本文を読む
いやあ、巻擱くあたわずじゃ、一気読みだった・・・といっても2日がかりだけどね(´ω`*)
吉村文学はしばらく中断し、半藤一利さんに秤が少し傾いた。
まず「内容紹介」に目を止めておこう。
《太平洋戦争敗北の背景には、新しい組織論の欠如があった。英雄が歴史を作り出す時代は終わり、現代の組織においては、「際立った個人」より、総合的戦略としてのリーダー・シップが必要とされている。山本五十六、東條英機など . . . 本文を読む
本を探しに戸田書店へ出かけたら折よく古書市をやっていた。
結局13冊(4冊は父用)まとめ買いしたけれど、そのうちの一冊に武田花「カラスも猫も」がある。
これまで花さんの写文集4-5冊は持っている。それを眺めながらモノクロームを撮ろう! という気分に傾いた。
アルバムタイトルは、う~ん「無名の風景」とでもしようか・ω・? . . . 本文を読む