知的な人間ではないが、知的な人間になりたいとは思っている(^^♪
本はそのための必須アイテム。
このあいだ集英社新書を小ばかにしてしまったけれど、本屋の棚を物色し、4冊買ってしまった、立て続けに。
知性ほどおもしろいものはないなあ。喜怒哀楽、悲喜こもごも・・・人間とは奥が知れない生きものだよねぇ。
集英社新書の2冊!
「書物の達人 丸谷才一」2014年刊
「堀田善衞を読む 世界を知り抜くため . . . 本文を読む
■斎藤幸平「人新世の『資本論』」(集英社新書 2020年刊)を読む
※このあいだつぶやきで速報したけれど、レビューとしてもう少し内容のある記事を書かせていただこう♪
本書「人新世(ひとしんせい)の『資本論』」、新書らしからぬ、ぎっしり内容のつまった本である。
たとえばハードカバー、価格は税込み3千円で刊行されたって、いったん火がつけば、相当数が売れただろう。著者と出版社は、その路線を選ばず、 . . . 本文を読む
こうして見つめると、この板が、元は生き物(有機物)であったことがよくわかる。化学物質=人工の化合物なら、こういった不規則な模様は絶対に出現しない。
わが家の物置の外壁。
ものはケヤキの板である。
父が修復のために打ち付けたのかな?
多様性において、デジタルはアナログにまだかなわないだろう(゚ω、゚) . . . 本文を読む
いまこの本が、大ブレイクしている! タイトルは「人新世の『資本論』」。
2021年の新書大賞第1位、20万部突破とある。
気候変動、コロナ禍・・・人類が文明崩壊の危機に直面していることは多くの人たちが認めている。ではどちらへどう舵を切ったらいいのか?
まずはこの本を読んでから議論に加わることにした。
環境のために何か努力しているだろうか!?
わたしの場合は太陽光発電、エアコン不使用くらいだ . . . 本文を読む
さきに結論をいってしまえば、本書は現代の名著と称する資格があるだろう。
読みながら、あちらでもこちらでも知的興奮の渦に吸い込まれた。
山田登世子さんといえば、鹿島茂さんと藤原書店のバルザック全集を編集した人として、お名前は存じあげていた。存じあげていたどころでなく、「バルザックがおもしろい」という対談をじつにたのしく拝読してもいる(^^♪
本書が最初にまとめられたのは、1991年青土社からであっ . . . 本文を読む
開高健さんについては、これまでにも取り上げたことがある。
最近では「影絵の中の歳月 ~開高健をめぐって」(2018年7月)。
https://blog.goo.ne.jp/nikonhp/e/69989d53e87c5e306c0a3b03b1463427
これもすでに書いたことであるが、同時代の石原慎太郎でもなく、大江健三郎でもない。
開高健なのだ。
(過去の記事と一部重複してしまうことをお許 . . . 本文を読む
バラ科シモツケ属のよく似たコデマリとユキヤナギ♪
枝やその枝への花のつきかたが違うので区別できる。
これはユキヤナギ。
小さな2-30個の花弁が、まるで花束のように集まっている。
この独特な清らかな風情にぞっこん。
花ことばを調べると、愛らしさ、静かな思い・・・など。
所詮おいらにゃ似合わねぇ花か(ノω・、) . . . 本文を読む
うちの庭で今年はじめて見るナミアゲハ。
いっちょまえに産卵行動をしている。春型なので、まだ小さい(*´ω`)
夏型の大きな個体と比べ、約半分くらいか・・・それほどの差はないかなあ♪ . . . 本文を読む
けさ「パサージュ論」(岩波現代文庫)を開いたら、いきなりこんなことばが飛び込んできた!
「こうした骨董品はみな精神的価値を持っている」(ボードレール)。
わが愛するフィルムカメラも芭蕉やバルザックもバッハやモーツァルトも表現を変えればすべて“骨董品”。そうか、おれはベンヤミンのずっと後ろを歩いてきたのかも知れぬ。 . . . 本文を読む
文章自体が古めかしいとは思わないけれど、いかにも学者・研究者らしいお固い文章なので、現代文学しか読んだことがない人には、かなり読みにくいだろう。途中で投げ出すか、あまりの注釈の多さにげっそりし、読む気になれないかもしれない。
「訳者序」に、本書は最初は1932年、つづいて1953年に刊行されているものが元になっていると書かれている。
「なるほど」と納得した次第である(笑)。1979年は改版され、新 . . . 本文を読む