二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

散歩写真と「時の化石」

2011年01月18日 | Blog & Photo
このあいだハンドルネームを「三毛ネコ」に変えたけれど、まだ慣れないせいか、ピンとこなくて「それってだれ?」状態がつづいている。
1ヶ月ほど様子をみて、まだ馴染めないようなら元へもどそうかしら(?_?) ハハハハ。

さて、昨日はおもいがけず時間がとれたので、お膝元である前橋市を散歩し、120カットばかり撮影することができた。お天気がいいのだが、さすがこの時期ともなると、日陰には肌を刺すような寒気がよどんでいる。
前橋市内は、これまで何度も歩いているけれど、出かけるたびに、撮りたくなるもの、撮れてしまったものは違っている。

写真とは「時の化石」である、といういい方がある。
その通りだと、わたしは思う。
街は分厚い時間の地層をもっている。そこには、考古学者ならぬ、わたしのような散歩写真家の「発掘」を待っているものたちが、埋もれている。
それもまた「出会いの一瞬」。

昨日の散歩では、アルバムにも書いたように、つぎの光景に心をひどく揺さぶられた。



普段はかなり足早に、淡々と撮影することが多いので、こんな経験はめずらしい。
この一枚を見直しながら、どれを表紙にしようか、ひどく迷った。
写真としては重くて、意味を持ちすぎているのだ。もしかしたら、つぎのようなさりげない一枚を表紙に選び、そのかたわらにぽんと置いておくのが、アルバムとしてはいいのではないか?



「気づく人だけが、気づけばいいんだからね」
・・・という気分なのである。

さもなければ、こんな写真。



結局のところ、人は「見たいもの」「見ずにはいられないもの」しか見ないのである。
・・・という風に考えたりもしている(笑)。
カメラを持って散歩しているときのわたしは、ほとんど何も考えていないし、黒子のように気配を殺して歩くのを好む。

地層のなかには、じつに雑多なものが埋まっている。
わたしはミニ写真集のつもりで、アルバムを作成する。だから「**枚セット」という表現になる。表紙を変えると、写真集のイメージも、少し変わって見える。
一枚一枚が相互に関連し、イメージを限定したり、増幅したり・・・。
基本的には撮影順(カメラごとに)にならべるが、選ぶときの気分にも左右される。
何日かあとで選んだら、1/3は入れ替わっているのではないか。優柔不断なわたしは、そんなふうにも思っているのですね。

「時の化石」にいちばんふさわしい表紙は、もしかしたら、コレ?



だけど、このストレートさは、アルバムの奥行きをひどく狭いものにしてしまうだろう。
絶対に表紙にしてはいけない一枚・・・という意味では、愛着があるんだけれどね(^_^)/~



mixi 三毛ネコはこちら。
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=4279073&from=navi
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 植物ワイパーと路上観察 | トップ | わが町高崎・東西南北 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (自転車通勤人)
2011-01-19 23:45:43
こんばんは

ご無沙汰してます

最近、待ち写真は撮っていないのですが、久しぶりに撮りたくなりました。

もっぱら、子どもと魚の写真です

魚の方はブログナゾ作ってますので良かったらのぞいてみてください
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Blog & Photo」カテゴリの最新記事