二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

シリーズの最高傑作  ~スリル満点、ピピネラのすばらしき半生

2022年11月29日 | ファンタジー・メルヘン
■「ドリトル先生と緑のカナリア」ヒュー・ロフティング(井伏鱒二訳) 岩波少年文庫 1979年刊 これはわたし的には、シリーズ最高の傑作と高く評価しておく。 遺作を3番目の妻ジョセフィンとその妹オルガ・マイクルが補筆して、1950年に刊行された作品で、岩波少年文庫の現行版では385ページとなる(ヒュー・ロフティングは47年に死去)。 粗忽窮まりないが、わたしはごく最近まで雌のオウム、ポリネシアと . . . 本文を読む
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ある日の夕景

2022年11月27日 | シャッフル/photos
演出家は太陽、俳優は雲たちかな(ˊᗜˋ*)  脚本と監督は神様だろう、いたとしたらのことだけど。 地球規模の巨大なステージ。 明日はどんなプログラムが用意されていることやら。 . . . 本文を読む
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ファンタジーノベルの逸品  ~ドリトル先生シリーズの真骨頂

2022年11月26日 | ファンタジー・メルヘン
さきにも述べたように、これまでほとんど無関心であったファンタジーノベルに関心が出てきた。小学校時代はもちろん、中学生になっても、本を読む生徒にはほど遠い存在であったのだ。 70にもなって、なぜ児童文学なのか!? 本へのとびら――岩波少年文庫を語る (宮崎駿 岩波新書) この本との出会いが、わたしを児童文学の世界へ導いた^ωヽ* それは間違いないとおもえる。 もう一つは、敬愛する福岡ハカセが、「ド . . . 本文を読む
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ひぐらしが鳴いている  2022-19(11月23日)

2022年11月24日 | 俳句・短歌・詩集
ひぐらしが鳴いている。 かなかなかな かなかなかな かなかなかな かなかなかなかな 同床異夢 異床同夢。 シャガールの絵から抜け出してきたものたちが あたりをひぐらしのように飛び回っている。 ひぐらしは蜩 日暮しとも書く。 長い一日の涯の夢。 シャガールが夢みた恋人たちの夢。 かなかなかな かなかなかな かなかなかな かなかなかなかな むすうのひぐらしが 谷いっぱいに潜んで 花束をシャワーのよ . . . 本文を読む
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ムクドリの大群

2022年11月23日 | シャッフル/photos
わが家の目の前にある電柱に、ムクドリの大群がやってきた。 夕刻になると、こういった集団が形成されるようだにゃ(ˊᗜˋ*)  これが都市部だと、すぐ糞公害だと騒がれる。街路樹に巨大スピーカを取り付けて追い払う、追い払ってもやってくる。 そういえば地球上の人類80億人を突破したんだってね、恐ろしい(^^; アフリカの人口爆発、食料確保大丈夫!? . . . 本文を読む
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ハクセキレイ

2022年11月22日 | シャッフル/photos
何やら見上げているハクセキレイ´・ω・ 漱石の「文鳥」を思い出すなあ。 以前は庭に舞い降り、餌をさがす姿をたまに見かけたけど、けん太がきてからは、警戒し音沙汰がなくなった。 駐車場をよく、ちょこまかと走りまわっている。 後ろはゴルフ練習場のネット。 そういえば、10日ほど前から、うれしいことにジョビ子さんも現れるようになった。去年と同じ子かなあ(^^♪ ※はじめセグロセキレイと書いてしまっ . . . 本文を読む
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少年の夢想を鮮やかに紡ぐ ~ドリトル先生シリーズに登場する“家族”たちの物語

2022年11月19日 | ファンタジー・メルヘン
このシリーズは間違いなく児童文学あるいは少年文学の傑作シリーズである。すでに定評があって、何世代かにわたり多くの読者を愉しませてきた古典。 ちなみに岩波少年文庫には、小学3・4年以上と但し書きがある。 井伏鱒二の翻訳が刊行されたのは1950年代だが、ヒュー・ロフティングの原作は1920年代からはじまっている。 念のため、一覧表を掲げておこう♪ ・第1巻『ドリトル先生アフリカゆき』1922年 Th . . . 本文を読む
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ありえないからこそおしろい♪ ~ドリトル先生シリーズの虜になる

2022年11月08日 | ファンタジー・メルヘン
「こんなことありえないだろう!?」 いやいや、だからこそのイメージの快楽にはまる。 人間は空想する生き物である。大人になって、現実の何たるかを知ると、だんだん煮つまってきたり、息苦しさを覚えたり、隠者願望にとりつかれたりする。 ほとんど無自覚に、脱出口をもとめてさすらう。 わたしがそうであるようにそういう人間がほかにもいる・・・と推察したくなる。 大人でも子ども同様、マンガやアニメやファンタジー . . . 本文を読む
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けん太 ジャンプ! 

2022年11月07日 | シャッフル/photos
けん太ジャンプ!  そして外流しのシンクに飛び込んだ。 まだ4歳だからね、人間でいえば20代の終わりころかしら(*^。^*)  二度ほど大けがしてビッコをひいていたことがあったけど。 横にいったり、縦にいったり、予想以上に身軽です( ゚д゚)  この日は物置の屋根で昼寝していました。連写モードにしていたらよかったなあ。 . . . 本文を読む
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何者かの指が  2022-18(11月2日)

2022年11月03日 | 俳句・短歌・詩集
     (2017年5月 撮影) 枝のミカンをもいで食べた。 4つ5つと食べてみたけど どれも少しずつ味が違う。 人もそうだと思うけど。 お隣どうしなのに何をかんがえているかわからない。 話をしてみないと ね。 けさも陽がのぼった。 あすもたぶんのぼるだろう。 空気と水について かんがえることなんて めったにない。 あたりまえに“そこにある”ものは あたりまえにあるものは ニュースに . . . 本文を読む
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