二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

“奇妙な光景”に出会う(写真論風に)

2013年04月30日 | Blog & Photo
カメラをもってふらふらしていると、なんというか、名状しがたい“奇妙な光景”に出会う。わたしはなにも考えず、とりあえず、パチリと写真を撮る。ことばではその奇妙さには追いつけないけれど、しばらくたって、またその一枚を、まじまじと眺める。世界は偶然の堆積物である。 観念だとか、前途に対する漠然とした不安だとか、ベトついた感情を抑えて、自分の頭の中を空っぽにすると、外部に存在するものが、じつに活きいきと見えてくる。いや・・・そうしないと、見えてはこない。 . . . 本文を読む
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フィルムスキャンという快楽

2013年04月29日 | Blog & Photo
自宅ではXP、会社ではW8の2WAY生活がはじまった。 日本語入力はこれまで、ATOKに頼っていたけれど、W8ではIMEに乗り換えることにした。 現在カスタマイズの作業が進行中。 マニュアルのようなものは読まない(読めない)ので、半信半疑というか、手さぐりのまま大汗を掻きかきやっている。 カスタマイズといっても、上級者・中級者がやるような、パーツから組立てる手作りPCではないから、NECが敷いたレールの上をよたよた走っているだけなので、タカが知れてはいるんですけれどね(汗、汗)。 なんとか少しずつ、以前から使いなれたXPの環境に近づいてはいる。 . . . 本文を読む
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老境に達してから見えるもの

2013年04月28日 | Blog & Photo
さっきmixiアルバム「郷土遊覧記P2」を見返していたら、こんな光景が眼に止った。単に古いというだけの温度計だと思って、さして観察していなかったのだが・・・。これはまさに「レアもの」なんですね(笑)。 なぜかというと、養蚕農家が蚕の飼育のため、蚕室に備えていた温度計だからです。1令~2令3令4~5令簇中(そうちゅう)この用語を見て、なんのことかわかる人がいるかなあ?蚕の脱皮をあらわしているんですね。いまでは「令」は「齢」という字をあてることが多いのかな。「2齢幼虫」とかね . . . 本文を読む
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5つの思い出をピックアップ

2013年04月26日 | Blog & Photo
(1)夕陽そうさ、こんな夕陽に見とれたことがあった。感動って、どこからやってくるものなんだろう?犬や猫は、そしてカラスやハトも、夕陽を眺めて感動はしない。・・・いや、きっと、しないだろうと、おもう。 じゃ、淋しさや悲しさは?いつかテンちゃんに聞いてみよう。(2)アーリータイムスいつのころからかウィスキー党になってしまってね。なんでもかまわず飲むけれど、このころはバーボンが気に入っていた。 お湯割りにすると、なんともいえないアロマチックな香りがして。 . . . 本文を読む
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対照的な二枚セット

2013年04月25日 | Blog & Photo
これを見て、色の鮮烈さに驚かない人は、そう多くはないだろう。PENのiオートなので、原色はかなりハデめの発色となっている。ブラスチックの赤、赤、赤! そして緑! 空きビンのコバルトブルー!春雨が降りはじめる直前なので、大気はもやっている。そのため、コントラストを上げたので、“原色”がいっそう強調された(~o~)それと対照的なのが、つぎの一枚。工事途中の橋桁。じつに素っ気ないが、このあまりの素っ気なさがおもしろいと感じて、信号待ちで、クルマの窓から撮っている。お天気は快晴。空の青と、コングリートのグレーだけで出来ている世界。 . . . 本文を読む
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ホワイトバランスに悩む

2013年04月24日 | Blog & Photo
先日アップした「35mmポジスキャン」の写真のうち、いちばんイイネ!をいただいたのが、上の一枚。自分の評価と人の評価がしばしば食い違うのは、ありがちなことではあるが、このときもそれを感じた。 露出はボートの脇腹、山吹色にあわせてある。しかし、水面の描写と、そこに映り込んだ船体のなんという深い味わいだろうと、見直しながら再発見!質感描写だけでなく、色に「コク」がある。水面の絶妙な藍色(といってしまっていいかどうか)。アンダー側が、じつによく粘って、深みのある色をえぐっている。これをデジタル画像で、どう再現したらいいのか?・・・はたと考え込んでしまったというわけであ~る(~o~) . . . 本文を読む
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パンケーキ型レンズへのあこがれ

2013年04月23日 | Blog & Photo
パンケーキタイプのレンズというのがある。単焦点で薄型。そのほとんどは4枚玉のテッサータイプである。元祖はなんだろう? ライカにもあったはずだけれど、有名なのは京セラコンタックスのテッサー45mmF2.8と、ニコンAi45mmf2.8Pではないだろうか。そしてOM時代、オリンパスにも、Mシリーズ時代のペンタックスにも薄型のパンケーキレンズがあった。でっぱりが、2~3センチしかない。で、その昔、ニコンFM3Aと、このパンケーキレンズにあこがれた(^^)/ . . . 本文を読む
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写真力向上のため、質感描写にこだわってみよう

2013年04月22日 | Blog & Photo
昨日の日記やつぶやきで書いたように、「そうだ。質感描写にもういっぺんこだわって、撮ってみよう」と考え、ニコンD7000と、40mmF2.8マイクロを持ち出した。そもそもこのレンズを買ったのは、精度の高い質感描写にチャレンジしたかったからにほかならない。通常の明るい標準レンズも、まあ大抵は十分だけれど、被写体が小さいとき、もっとぐっと寄りたいとき、最短撮影距離がもの足らない。そういう経験をだれもが経験しているだろう。キヤノン9000F-M2を買って、ポジをスキャンしながら、PROVIA100Fというリバーサルフィルムの超微粒子画像のリアル感に打ちのめされた^^; . . . 本文を読む
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フィルムスキャンの醍醐味

2013年04月21日 | Blog & Photo
このあいだ3月終わりころからから、デジ画像と並行し、フィルム写真を再開したということはもう書いた。今日はヒマがあることがわかっていたので、スキャナ持参。キタムラからあがってきたフィルムが何本かスキャン待ちだったので、店番しながら、つぎつぎフィルムスキャンをして愉しむこととあいなった(^^)/わたしが今回おやおやと眼を瞠ったのは、35mmポジフィルムの高品位画像。仕上がりをラボで見た瞬間、これは予想以上だぞ・・・と、ライトボックスの上のスリーブにいささか興奮!フィルムカメラと比較するため、3枚づつ掲載してみよう。 . . . 本文を読む
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郷土遊覧記というアルバム

2013年04月20日 | Blog & Photo
今年になって「郷土遊覧記」というアルバムをスタートさせた。これははじめ「いまは昔」と名づけ、そのあと「Beautiful wind」と名称をかえたシリーズの続編となっている。まとめてドカンと撮ったのではなく、テーマはあるようでない、日常生活の延長気分で写したもの。コンセプチュアルなものでないところが、むしろおもしろいだろうと、なんとなく考えている。記録的な意味合いがあるし、ここ上州という風土の現在を、わたしなりに見つめたシリーズといってもいいかな? . . . 本文を読む
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