本書はうっかりすると、有害図書に指定されかねない、危険なにおいに満ちた暗黒劇。
天外家の当主天外作右衛門(てんげさくえもん)は貪欲、不遜、放蕩、淫乱、冷酷非情で、まるで悪の権化のような人物だが、手塚さんは、この男を、じつに緻密に描いている。物語の中心人物はこの作右衛門と、その次男天外仁朗(てんげじろう)の二人。
連載されたのは、1972年1月から1973年6月まで、小学館の「ビッグコミック」だそ . . . 本文を読む
手塚治虫の「奇子」を読みおえ、手塚治虫について調べたり、かんがえたりしている。
秋田書店から刊行されている作品集も二冊追加購入。
調べていると、こういうたいへん興味深いインタビューにぶつかった。
《渋谷陽一氏(以下、渋谷):その、倫理観というんですか、道徳観というんですか、(手塚治虫氏は)それを決めちゃった人なんですよね。
手塚治虫氏(以下、手塚):いやいや、そんなことないでしょう。やっぱり . . . 本文を読む
つげ義春さんがおもしかったので、BOOK OFFで手塚治虫「メタモルフォーゼ」という短編集を買ってきて、あっというまに読みおえた。
本書には「メタモルフォーゼ」シリーズから6話、そのほか「おけさのひょう六」「インセクター」「インセクター 蝶道は死のにおい」「夜よさよなら」「ダリとの再会」が収録されている。
手塚さんは「メタモルフォーゼ」のあとがきで、つぎのように書いている。
《ぼくは“変身もの”が . . . 本文を読む
しとしともう長いこと霧雨が降っている。
そういえば裏の納屋のところで、数日前、親指の爪ほどもある大きなオニグモを見かけたな・・・と思って、カメラをもっていってみたら、水滴キラキラ、ビーズ玉。
オニグモの糸はかなり太い。しずくがたっぷりとぶら下がっていた♪
クモの糸も、クモの種類によって、形態、太さなどがことなる。
だから、自然観察、油断できないのだ・・・ということがわかる(^^)/ . . . 本文を読む
台風の影響で昨日から急激に気温が下がって、本日の最高21度。
気温がさがると、写真を撮りに“シティクルーズ”に出かけたくなる♪
ところがあいにくの雨。
音もなく糸のような銀色の雨が、天から降っている。
午前中は父のつきあいがあり、病院と花木センターへ。
昼ご飯は焼きソバと巻き寿司ですませ、高崎のBOOK OFFへ散歩。
なにを買おうというあてはないが、星新一さんの出物がないかなあ・・・と思ってさ . . . 本文を読む
mixiのつぶやき「記憶に残る一枚」シリーズから、アカスジキンカメムシを貼っておこう。
超初心者のころは、別な種のカメムシだとおもっていた。
しかし、右は終齢幼虫。脱皮し左のようなキンキラキンの衣装に着替える♪ こういうツーショットはめずらしいのではないか?
キャンディと間違えて口にいれたら「ドヒャ!!」なことに。
・・・んなやつ、いねえか(笑)。
ちなみにこのカメムシは臭くない(^^)/
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(本日たまたまクルマに積んである本)
このところ近代文学熱がリバイバルしているのだが、その割にはさして読めているわけではない。少しでも時間があったら、かつては、むさぼるように本を読んだ。活字モードのスイッチがONになると、読みたい本が、つぎつぎあらわれる。
興味深い本を一冊読むと、その本が、つぎの一冊をつれてくる。つぎの一冊も、読まずにいられない。そうしてどんどんと、本の世界が拡がっていく。
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記憶に残る一枚から、つぎは、JR大宮駅のこのカットをあげよう。
ものをいう後ろ姿、つまり「後ろ姿のエレジー」である。男と女の対比だが、通りすがりの一瞬、左の男の存在感にしびれた。
出張だろうか、4月だというのに黒いオーバーコートを着て、茫然とたたずんでいる(ように見えた)。
撮影は2011年4月22日。
わたしの心のどこかで、この男の後ろ姿に共感するものがある♪
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mixiの「記憶に残る一枚」シリーズから、こちらへ転載。
カミキリは非常に種類が多く、初心者だと、同定がむずかしいことがある。
ミドリカミキリなんてもいるけれど、これはアオカミキリでいいのかしら?
体長3cmくらい、メタリックグリーンが美しかった(^^)/
撮影は2008年8月10日、榛名山麓。
北関東のこの付近では、個体数はかなり少ないと推定している。6年ばかり昆虫写真をやったけれど、出 . . . 本文を読む
本日はmixiの「つぶやき」から、街角で見かけた印象的な2枚のお店をアップしておこう♪
さてトップは、秩父市で見かけたこちらの大衆食堂。
パリではなく「パリー」という表記にどんな意味があるのだろう。昭和ロマンの雰囲気がただよう建築物も、年々姿を消していく。こんどいったら、中に入ってライスカレーでも食べようかしら(^_^)/~
撮影は2010年11月24日。
そしてこちらは「村の雑貨屋」 . . . 本文を読む