「作家の値うち」福田和也 飛鳥新社
著者の独断と偏見で、現代文学をメッタ斬りした痛快きわまりない一冊。
福田さんが、まえがきでこう宣言している。
『本書は、エンターテインメントと純文学双方の現役主要作家の、主要作品すべてについて100点満点で採点した、究極かつ前代未聞のガイド・ブックである。』
本書をはじめて読んだのは3、4年まえであったろうか。
村上龍「限りなく透明に近いブルー」が . . . 本文を読む
「昆虫という世界」日高敏隆著 朝日文庫
mixiに書評を書こうと考えていたが、もう絶版になってしまったのか、該当図書が表示されない。日高さんは動物行動学者で、わが国の草分けの一人として名高い学者。一般向けの啓蒙書、翻訳書が多数あり、現「ぐんま昆虫の森」の園長矢島稔さんや、養老孟司さんらとも若いころから交流をもっていた。畑正憲さんは後輩にあたる。
訳書も多く、「社会生物学」関連の本をはじめ、一 . . . 本文を読む
久しぶりにレビューを書いたので、upしておこう・・・。
興味のおもむくままいろいろな本を並行して読む、
という悪い癖があるので、ときとぎれではあったが、
10間日ほどかけて読み了えることができた。
マイミクのVINさんが高い評価をあたえていたので、
それがきったけで手にとったのだ。なーんだ、浪花節かぁ、とはじめはばかにしていた。
将棋は多少は囓ったことがあるが、もう20年も昔の話。 . . . 本文を読む