ライカ熱が再発する危険が大きいのでしばらく買い控えていた。しかし、何度も紀伊國屋へいって立ち読みしているあいだに、とうとう買ってしまった。田中長徳さんの「LEICA, MY LIFE」(エイ出版)2200円+税。田中さんはこの本は自分の“生前葬”だといういい方をしている。半分は私小説。そこがこの本をこれまでの写真機本と分かつ特徴となっている。目玉商品かもしれない沢木耕太郎さんとの対談は、それほどおもしろくはなかった。わたしがいちばん眼を瞠ったのは、WIEN 2011と題されたカラーネガの作品群。いやはや、すばらしいの一語ですぞ!カラーネガ、コダックのGOLD100で撮られた写真が32枚収録されてある。これがなかったら、わたしはこの本を買わなかったろう。
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忙しいあいまに、すきまがある。クルマで移動中や、公園のトイレに立ち寄ったり、タバコを一服したりしているとき。わたしは外界に、遠い視線を送っている自分に気がつく。皆さんにもそんな経験がおありだろう。「なぜおれはいま、ここにいるのだろう? あそこじゃなく、向こうでもなく、ここに」哲学的な問いではなく、身体的な、あるいは生理的な反応のようなものとして、わたしはわたしの外側にある現実に視線を送る。それを写真にすると、こうなる。・・・とかんがえながら、わたしはこれらの写真に見入る。わたしがいま二十歳の青年だとしたら
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凝りもせずバードウォッチングのため、この広々とした駐車場へやってきたのだが、目的の野鳥の姿はほとんど見当たらず、少しがっかり。芝生の広場で、プロの訓練士みたいな女性ふたりが二匹の犬に芸を仕込んでいる様子を拝見しているうちに、撮影したくなって「犬を撮らせて下さい」とお声をかけたら、快諾をいただき、かなり本気モードを出して撮影に取り組むことになった(´∀`*)゜ミラーレス機種はファインダーにまだ微妙な遅れがあって「動きもの」には使いにくいという弱点をかかえている。この日わたしが手にしていたのは、オリンパスOM-D E-M5と標準系セットレンズ。ワンちゃんがジャンプしてバシッとフリスビーを咥える瞬間を狙ったが、決定的な瞬間はあまりうまく撮れなかった。 . . . 本文を読む
クルマを12年ぶりに乗り換えた。おんぼろサニーはあっちもこっちも具合が悪くなって、もう1年1年の勝負だと観念してはいたが、いざ別れがくると心情的につらいものがある。175000キロも乗ったのは、はじめて。若いころは、フルモデルチェンジのたびに乗り換えていた時代があった。子育て時代にハイラックスサーフ(サンルーフ付き)に乗っていたことがある。
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今日もフィールドを少々歩き回ってきたが、鳥撮りのたいへんさを痛感´Д`野鳥と出会う野鳥に近づく野鳥を観察する野鳥を撮影するこういうステップを踏まないと、野鳥撮影は覚束ない。
この時期、日中にお目当ての野鳥に出会うのが、まずむずかしい。スズメやカラスやムクドリ、セグロセキレイなどはどこにでもいる。しかし、それ以外の鳥を探すとなると、そう簡単ではなく、時間ばかりが無駄に過ぎていく。今日は上記の鳥以外、4-5種の鳥と出会ってはいる。遠距離からだが、観察もできた。写真は小さすぎて、使いものにならないが、まだ超望遠ズームを買ったわけじゃないから、これは仕方ない。
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野鳥の撮影は、ホントむずかしい。昨日は1時間半近く、クルマを運転し、ガソリンをまき散らして野鳥の姿を探したが、さっぱり手応えがなく、あえなく撃沈!出会えたのは、つぶやきに書いたシルビアのお兄ちゃんと、このトビの群れ。トップの写真はクルマのウィンド越しに遠くから撮影し、大幅にトリミングしている\(_ _*)mいったい何羽いるのか? 冬木立の向こうは30mあまりの断崖、その下を利根川がながれている。数年前、はじめて発見したときはやつらの塒かと思ったが、どうやら猟場らしい。
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このところ寒さ厳しい日々がつづいているせいで、撮影はお休み。今日はヒマができたので、1時間ばかりロケハンを兼ねて、鳥を撮ろうと、近所の公園に出かけたが、寒くて、15分でクルマに引き上げてきた(´д`;;防寒対策はしているつもりだけれど、しばらく歩いていると、冷えが足許からのぼってくる。氷のような北風。上越国境の山々に雪を降らせた風が「空っ風」となって、利根の流域を吹きわたっていく。体感温度は雪国より厳しいかも。3時半ごろ、陽は西に傾いて、気温が下がりはじめ、しばらくふらふらしていると、顔がこわばっていくのがわかる
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明日でmixiをはじめてちょうど6周年となる。gooのblogはそれより数週間はやくはじめているけれど、ほぼ同時といっていい。はじめは本のレビューサイトとしてスタートさせた。6年など、あとから振り返れば、あっというまの出来事。よくもまあ、つづいたものだと、過去に日記なるものを、1年以上つづけた経験のないMikenekoさんは、感心している(笑)。しかし、この数年で、本のレビューは背景にしりぞいてしまった。それに代わって表に出てきたのは、フォト&コラム。
わたしの日常は判で押したように変化がないというか、ほぼ同じことのくり返しから成り立っているので、些末な日常の出来事はめったに書かない。
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西の窓から射し込んだ光が
部屋の壁の奥に不思議なシルエットを描きだす。
きみはベッドに寝ころがって
それを見ている。
老いさらばえ くたびれ果てた10年後のきみ。
隣りにはだれもいない。
寝室はひっそりかんと静まり返ったまま。
払ってもはらってもふるい落とすことができない
苦しみや悲しみは
きみを疲れさせはしたが
必ずしも絶望に陥れはしなかったな。
いまだって なにか不吉なものが
紙ヒコーキのよ . . . 本文を読む
岩合光昭さんのネコ写真を拝見していると「よし、おれも」
な~んて、写欲を刺激される。
仕事にしばられているから、プロの岩合さんのように、日本全国や世界を周遊しながら、
ネコの追っかけをするわけにはいかない。
つぶやきにアップしたわが家のネコ、ご近所のネコ・・・3枚を、こちらにも貼っておこう。
(1)
日光の・・・ではなく、わが家の眠り猫、点之助。わたしが本を読んでいる炬燵のほとりで、ウググと鼾 . . . 本文を読む