恐縮ながら、極私的な心情から述べさせていただこう。
戦争文学の代表作といわれるものを読んでおかけねばならない、と思うようになったのはいつごろからであったろう。
吉村昭のノンフィクション・ノベルをつぎつぎと読み、高評価をあたえながら戦争文学への思いが少しずつ高まってきた。これまで読んだなかで、
・戦艦武蔵ノート
・陸奥爆沈
・零式戦闘機
・プリズンの満月
・戦史の証言者たち
・海の史劇
一が戦史 . . . 本文を読む
永田耕衣は1900年(明治33)~ 1997年(平成9)まで生きながらえ、老人ホームで生涯をとじた。金子兜太とならび、長命をまっとうした俳人の代表格。
城山三郎さんは、この永田耕衣が大好きで、最晩年、老人ホームに入所している彼に会いにいっている。三菱製紙高砂工場に定年まで勤務したが、抄紙機に右手を巻きこまれ、三指の自由を半ば失う。
しかし、職歴の最後は工場製造部長の要職についた。
それが「部長の大 . . . 本文を読む
う~ん、これはノンフィクション・ノベルではなく、ノンフィクションそのもの。
蘭学者・大槻玄沢が表した「環海異聞」に基づいて、本書の内容を現代の読者に向けてアレンジしている。
最初の方では漂流記がどんなものであるか、6編もの“漂流もの”を書いてきた吉村さんが、江戸期の漂流を、全体として概観している。
しかし、すぐに若宮丸の漂流の紹介がはじまり、彼らの“世界一周”の旅の紹介に移る。
《日本にはイ . . . 本文を読む
買い物から帰りクルマで庭に入ろうとしたら、電線にムクドリさんたちが集まっている。
来年度予算でも審議しているのかしら、とても賑やか(´?ω?)
人間社会はウィルスで一部崩壊しかけているけど、この子たちには関係はないのだろう。
糞でそこいらを汚さないでくださいよ~ん(^ε^) . . . 本文を読む
■吉村昭「落日の宴 勘定奉行川路聖謨」講談社文庫(新装版。原本は1996年講談社刊)
堂々たる長編、しかも充実の一冊である。
いつ、どこでどのように起こった出来事なのかを、あきれるほど細かく、執拗に書き留めている。
場所、季節、年月日、時刻、天候。
それによって、臨場感は確実に盛り上がる。実在の人物が主役なので、想像力だけでいい加減なことは書けない。おそらくは川路聖謨が残した日記を基にしている . . . 本文を読む
カラスどもが群れてポールポジション争いを展開(^ε^)
真ん中にあるのは恐らく避雷針。
群馬は落雷が多いことで有名なのだ。
ここには6羽だけだけど、周りには15-6羽カラスどもがいる。
カラスがふえる、ふえる。たぶん農作物に相当な被害が出ているだろう。 . . . 本文を読む
3年間探していた本をようやく手に入れた。・・・というのは冗談(笑)。
「漂流」を読んだあとだから、昨年10月13日以降。以前何度か見かけているのに、いざ買おうと思って探すと見つからない。
2003年の出版。
今日BOOK OFFの棚にならんでいたのを発見。
価値ある一冊かどうかはまだわからん^ωヽ* . . . 本文を読む
神保原(埼玉県)のJR陸橋から遠望した、奥日光の男体山。
すぐ南に中禅寺湖がある。
あそこまでどのくらいの距離があるのか、70キロは優にあるだろう。
これが男体山だと気づく人、何パーセントくらいいるかなあ(ˊᗜˋ*)
このあたり、よくランクルで走ったからなつかしい。
若いころだけれどね。 . . . 本文を読む
■吉村昭「戦艦武蔵ノート」岩波現代文庫(2010年刊 原本は図書出版社1970年刊行)
とにかくやたらおもしろかった・・・と書くと、やや語弊があるかもしれない。戦艦武蔵とともに、兵隊さんや将校その他、1000人を超える人たちが海の藻屑と消えたのだから。
とはいえ、おもしろかったのは確か。
こういう本を執筆していたんだねぇ、吉村さん♪
わたしは断片やメモ、短いエッセイを集めただけの雑録だと錯覚し、 . . . 本文を読む
フィルム写真36枚撮り3本が仕上がった。
しばらくぶりのフォトlife・・・のつもりでUPする。
いわずもがなだけれど、わたしは写真を、日記の挿絵として撮影しているのではない。だからアルバムにダイレクトにアクセスして下さると喜ぶ(^^♪
一昨年も昨年ももう最終コーナーだとかんがえながら撮影していた。今年もやっぱりそんな気分ですねぇ。Kodakのカラーplusを買ったらまた200円ほど値上がりし . . . 本文を読む