二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

川面の輝き

2021年11月29日 | シャッフル/photos
うっかりしてUPするのを忘れていた^ωヽ*タハハ よくあることじゃ。 いうまでもなく、水面反射を逆光で撮ってみた。+側、-側、どっちに補正してもそれなりに絵になる。 これはマイナス1/3補正したもの。 オリンパスの高倍率ズームだけど、味のあるボケを見せてくれた。 . . . 本文を読む
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墓前に捧げられた大輪の花 ~城山三郎「男子の本懐」を読む

2021年11月26日 | 小説(国内)
結論をさきに書けば、本書「男子の本懐」(新潮文庫)は、城山三郎の代表作というにふさわしい力作であり、秀作である。読んだ人の大半が、そういった評価を下すだろう。 リーダーたちの肖像として、これ以上は望めないだろうというほどの卓越した出来映え、城山三郎の神髄を見ることができる。 主役は浜口雄幸(はまぐち おさち、1870年〈明治3〉~ 1931年〈昭和6〉高知県生まれ)、第27代総理大臣となった男で . . . 本文を読む
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けん太/11月

2021年11月26日 | シャッフル/photos
今朝のけん太。 「ふむう、気持ちいいにゃ(^^♪ 極楽極楽、11月の日溜まりはサイコーです。ご飯たべたばかりなので、満腹だしねぇ・・・」という顔です。 ただし下にあるのは大豆を煮て醤油をつくるためのW=0.9mはある鋳物の釜、ここに雨水を溜めています。 落ちたら悲惨なことに。 . . . 本文を読む
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人物伝の傑作 ~城山三郎「落日燃ゆ」

2021年11月22日 | 小説(国内)
■城山三郎「落日燃ゆ」新潮文庫(昭和61年 1986 原本は1974年刊) 赤松大麓さんが本書の解説を書いておられるが、その末尾をつぎのように結んでいる。 《「落日燃ゆ」は広田弘毅への頌徳表ではなく、彼に手向けられた真の鎮魂曲になりえている》と。 本書は城山三郎さんが書いた、人物評伝、人物伝の傑作である。こういったいわばアンチヒーローを主人公にして、よくもまあここまで描ききったものだと感心させ . . . 本文を読む
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極限状況から生還した男たちの証言

2021年11月20日 | 吉村昭
■吉村昭「戦史の証言者たち」文春文庫(1995年刊 あとがきには昭和56年夏と付されている) うーむ、まいったなあ。こういう内容の本を読んだあとで、何をどういったらいいのか、丸一日半、考え込んでしまった。 重たい現実。 こんな体験をしたあとで、人間は生きて、平凡な生活を黙々と続けていけるものなのだ。 「戦史の証言者たち」はつぎの4章から成り立っている。 1.戦艦武蔵の進水 2.山本連合艦隊司令 . . . 本文を読む
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テレクラ

2021年11月19日 | シャッフル/photos
ん!? 看板だけで、店は潰れて空き店舗。 そういえば「テレクラ」なんて、昔あったなあ、あれは90年代だったかしら。 街歩きしていると、いろんなものが目に入る。 “女性専用” “オハヨー、ハハハ”って、何のこっちゃ´・ω・? . . . 本文を読む
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失敗写真

2021年11月17日 | シャッフル/photos
露出オーバーの失敗写真。 ダイヤルをAからはずし、マニュアルにしたのを忘れていた(ノω・、)  カメラはニコンFE2&50ミリ。3段はオーバーだと思われるけど、ネガなのでかろうじて像が残っていた。 この行列、BOOK OFF二階駐車場から撮った。限定品のTシャツか何か売っているワゴン車が止まっていた。 . . . 本文を読む
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大型播種機

2021年11月16日 | シャッフル/photos
これ何だかわかる人いますか?  播種機(はしゅき)です、しかも大型の四条播き。 このあたりは二毛作なので、稲刈りが終わったあとの田に、麦を播きます。 これほどの大型は珍しいです。 作業員さんは、たぶんお昼を食べに帰ってしまったのでしょう。 部品交換すれば外のタネも播けます。北関東の片田舎だにゃん♪ . . . 本文を読む
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途上の光景

2021年11月15日 | シャッフル/photos
駐車場にしている物置の軒先から眺めた、昨日の西空。キレイだったので、つい何ショットも撮ってしまった。 5時ごろだったかなあ。秋が深まって日暮れが早くなった。 棕櫚は隣家のものだが、鉄塔は遠い。 それを300mmで引っ張った(ˊᗜˋ*) 前世から今上へやってくるとき、こんな光景を眺めていたことがあった気がする。 むろん錯覚なんだろうが・・・。 . . . 本文を読む
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吉村昭の歴史再現力を考察する ~「生麦事件」を堪能

2021年11月13日 | 吉村昭
■吉村昭「生麦事件」新潮文庫(平成14年刊2002 単行本は1998年刊) 上巻:312ページ 下巻:307ページ(あとがきをふくむ) どうでもいいことだが、吉村昭さんの“歴史小説”を読むのは、わたし的にはじつははじめて。遅れてきた一読者なのだ。 そのわたしがこういう作品を何と呼ぶべきか、少し迷っている。 小説というにはあまりに歴史に忠実、歴史というには、小説的な場面にあふれている。 タイトルは . . . 本文を読む
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