(写真は「日溜りのベンチに置いた本」。司馬さんの「街道をゆく」シリーズの一部である。)
さ~て、この「一年を振り返る」シリーズの締めは、12月17日に予告した通り、本の話。
「本はこころのご飯です!」というキャッチコピーが、大きな建築物の外壁で躍っているのを、よく見かけたことがあった。
大きな建築物とは、古本を売る地元のチェーン店で、そのキャッチを眺めるたびに、
「うまいこというなあ」と思っ . . . 本文を読む
29日から、予定通り年末年始休暇に入った。
いつ緊急の連絡がくるかわからないので、携帯はつねにスタンバイしてある。
昨日、今日で数本の電話があり、こちらから電話をかけた。
自営業で不動産管理という仕事は、そういう意味では気が抜けない(T_T)
写真は届け物をしにいった大工の棟梁の庭にあったロウバイ♪
鼻を近づけると、すばらしいにおいにつつまれた。
紅梅、白梅よりはるかに強い香がする。調べてみた . . . 本文を読む
さっき調べてみたら、2016年は、昨日生まれたポエムNO.2-87「時よ、止まれ!」までで、18編の作品を書いたことになる。
若いころ・・・27~8才のころまでは、東京でアルバイト暮しをし、同人雑誌「夜行列車」に加わって、吉良秀彦のペンネームで詩を書いていたが、群馬に帰郷するにあたって、詩からほぼ完全に足を洗った。
その後、還暦を過ぎたあとで、谷川俊太郎さんの詩集「世間知ラズ」と出会って、ふたた . . . 本文を読む
「あたしが猫で、あなたが犬だったあのころのこと、覚えてる?」・・・とYちゃんがいった。そうか、そんな時代があったのだ。「カマルグ自然公園をいっしょに歩いたじゃない。
空が真っ青に晴れていて、遠くまで見渡せた。きれいな池があったわよね、名前は忘れたけれど」
「うんそうだったね。『風車小屋だより』の故地へ、どうしてもいってみたかった」ぼくは少し思い出しながら答えた。彼女はぼくをほったらかして、サント· . . . 本文を読む
もうしばらく前に現役を引退してしまったふとん屋さんの側面。運転中この外流しが眼に止まり、通りすぎてからUターン!
チリ取りの柄の赤、郵便受けの赤。経てきた時間の風雪が刻印されたこんな光景にぐっとくるものがある(^^)/
生活にまとわりつく哀感。前面はサビだらけで、シャッターが下りたまま。
数年後には解体され、別な建物に生まれかわるだろう。
「あたしたちにも、ピカピカ輝いている時代があったの . . . 本文を読む
デスクワークだとか、ゴミ処理にかかずらっているあいだに、クリスマスはあっというまに通り過ぎていったノ´Д`゚
パーティーなどで盛り上がった方もいるのかな?
年賀状はこれから、ほかにも残務があるが、なんだか億劫だなあ。年々体の動きが鈍くなって、睡眠時間がふえて、年寄っぽくなっていく。だけど、40代までは遠方へ、初日の出を見に出かける元気があった。
群馬県からだと、たいへんな距離を走らなければな . . . 本文を読む
この12月はどういうわけか、本をたくさん買い込んでしまった(^^;)
30冊はラクラク超えている。新刊本ばかりだったらお財布がもたないけど、2/3は古本。
実際に読めるのは、3-4冊/月だから、そのほかは積ん読になっていく。リビングはもちろん、ベッドの周り、クルマの中、本の増殖が止まらない。
いまは読まなくても、近いうち読もう・・・そのつもりで買っている。
歴史と文学、写真集や画集、それらを . . . 本文を読む
(中古ショップで3万円で手に入れたヤシカマット124Gは立派に現役。内蔵露出計も、ピンピンしている。これで二眼レフの味を覚え、そしてローライを買いに、新宿まで出かけた)
今年こそ旅らしい旅をしたいものだとおもいつつ、結局どこへもいけなかった。北は津軽、南は薩摩の風土へのあこがれが、もう何十年も胸の奥に蟠踞している。最北端と最南端。北海道や沖縄へは、それほど欲望をそそられないのはなぜだろう´д` . . . 本文を読む
たばこを一本吸ったら
出かけていこう。
人びとで混雑するあの街へ。
そこで神に出会うかもしれない。
人の顔をし 固有名詞すらもっている神に。
彼自身 自分が神であることを知らない。
老いた山羊のような白いあごひげをたくわえ
腰が曲がっている。
仰ぎみるほど長い杖の先がTの字になっていて
そこに赤い鳥 青い鳥が止まっている。
その杖のひとふりで
マーラーのシンフォニーのような 壮大な音楽が響きわた . . . 本文を読む
横木安良夫さんというと、広告、ファッション、タレントの写真家として有名。篠山紀信さんのアシスタントをしていたことも知っていた。
写文集「サイゴンの昼さがり」と、エイ文庫「横木安良夫流スナップショット」 は数年前に買って読んでいる。
コマーシャル系だし、どちらかというと婦人科(若い女の子のグラビア写真)カメラマンだと認識していたが、片方ではじつは硬派なドキュメンタリストの側面を持っている。
奥付を見 . . . 本文を読む