二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ドボルザークはいかがですか ~再発見された故郷

2020年05月31日 | 音楽(クラシック関連)
   (ドボルザークの8番9番の愛聴盤はクーベリック&ベルリン・フィルだけど、聴きすぎて耳タコ状態じゃなあ) 先日久々に会った旧友Kさんとランチしながら話し込んでいたら、このところ、古楽(ピリオド楽器)に少し凝っているという。 おもにバロック音楽を聴いているようだけど、モーツァルトやベートーヴェンでもCDを集めはじめたらしい。 「たとえば油絵が絵画だと思っていた人間が、水墨画とか浮世絵を見た . . . 本文を読む
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2019年、2020年に生まれた詩について

2020年05月30日 | 俳句・短歌・詩集
   (「カメラの肖像」より 2020年5月) ◆覚書き◆ ・今年はずいぶん詩が生まれてきた。これほどまとめて詩を書いた経験、これまでになかった。 ・何ヶ月かたってから読み返すと、出来・不出来に差があることがわかる。ピンキリということだ。完成したもの、未完のもの(失敗作)が、ほぼ同数。 UPしたのは、むろん完成作のみ。 ・コミュニケーション言語だけでなく、詩的言語を用いないと、こころの . . . 本文を読む
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半世捨て人(ポエムNO.3-68)

2020年05月29日 | 俳句・短歌・詩集
   (栃木県足利市。2014年11月撮影) 「世捨て人ってだれのこと?」って友人が訊ねる。 「ぼくのことさ」 そう答えたら げげっといって口許をおさえた。 うん まあ笑うがいいだろう。 この管理社会からドロップアウトするなんて不可能なこと。 時代は中世じゃないし ぼくは兼好法師とはほど遠い。 どこへいこうと税金が追いかけてくる。 ほかにも種々雑多なものが 追いかけてくる。 世捨て人だな . . . 本文を読む
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悲しみの向こう側(ポエムNO.3-67)

2020年05月28日 | 俳句・短歌・詩集
     (深谷市 2015年11月撮影) 「一曲歌っておわりにしましょう」ときみがいう。 「うん そうだね。もうおわりにしよう」 カラオケBOXをあとにし 夕方から降り出した雨に濡れ クルマまで100mほど歩いた。 あの日 あのとき。 あぶり出しのように滲んでは消えていく。 なつかしさでいっぱいにふくらんだポケットに手を突っ込んでは カサコソ音がする枯葉のようなものにふれる。 愛車 . . . 本文を読む
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初夏の榛名連山

2020年05月27日 | シャッフル/photos
さっきわが家の裏手から北を眺めたところ。 画角35ミリくらいかな?  左奥に横たわっているのは榛名連山(^^♪  関東平野のほぼ北のはずれ。 まもなく麦刈り、カラッと晴れて、暑くなりそうだにゃ|*。Д`|ハハ . . . 本文を読む
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ドナルドが一番! (ポエムNO.3-66)

2020年05月27日 | 俳句・短歌・詩集
   (アオメアブ。2013年12月) ドナルド・ダックはえっへんと咳払いしながら あたりを睨み回す。 「おれさまが一番えらいのだ」と思いたがっている。 一番二番三番 あらゆるものをそういった態度で比較する。 暇つぶしにはちょうどいいのだし けさもご飯がおいしかった。 おまけに今日はとびっきりの晴天。 ミッキーやミニーやデイジーやプルートーがいるところでは あからさまにはいわないが。 坂 . . . 本文を読む
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菜の花の土手(ポエムNO.3-65)

2020年05月26日 | 俳句・短歌・詩集
たまたま通りかかった庭さきで 嗚咽する老女の肩をしばらく見つめ それから歩きはじめる。 いくあてなんてありはしない。 ウォーキングしている だけの人びと。 その一人にすぎないぼくにも アルビノーニのアダージョでつつんであげたい人がいたのだ。 だが その人もいまはない。 記憶の底 夕陽が照らす段々畑。 どこまでもつづく桜並木と チョウがたわむれる菜の花の土手。 その曲りくねった道の途中に ず . . . 本文を読む
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トラフシジミが美しい

2020年05月25日 | シャッフル/photos
過去からの手紙26はトラフシジミ。 林縁でたまに見かけるチョウで、漢字では虎斑小灰蝶と書く。 ヤマトシジミと比べわずかに大きめ、後翅舌部にオレンジ斑と尾状突起をもっていて、たいへん美しい(^ー゚)ノ  年2化だというが、なかなか撮影のチャンスがなく、これまで2-3度しか撮ったことがない。 . . . 本文を読む
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最後の炎 ~ベートーヴェンの弦楽四重奏曲にひたる

2020年05月25日 | 音楽(クラシック関連)
  (先日手に入れた第14番嬰ハ短調。ベルリン弦楽四重奏団/スズケカルテットのウルトラHQ盤。2017年発売) 弦楽四重奏曲というジャンルがある。 これまでモーツァルトではしばしば聴いてきたけれど、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は、わたしの手には負えなかった。最後まで耳をすましていることそれ自体が、いささか苦痛だったにゃあ(^^;) 音楽をワインにたとえてみよう。 ワインの種類 ■フルボディ . . . 本文を読む
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キアゲハに接近

2020年05月24日 | シャッフル/photos
ナミアゲハじゃなくキアゲハ。 やや大きく、より鮮やかなので、現物を見れば区別は可能。撮影地は榛名高原。 気温が低めだったので、すぐそばまで寄って、広角側でパチリ!  ナミアゲハはわが家の庭に棲んでいるけど、キアゲハはクルマをとばして探し回らないと遇えない。 自然破壊が、ここにも忍び寄っている。 . . . 本文を読む
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