(ドボルザークの8番9番の愛聴盤はクーベリック&ベルリン・フィルだけど、聴きすぎて耳タコ状態じゃなあ)
先日久々に会った旧友Kさんとランチしながら話し込んでいたら、このところ、古楽(ピリオド楽器)に少し凝っているという。
おもにバロック音楽を聴いているようだけど、モーツァルトやベートーヴェンでもCDを集めはじめたらしい。
「たとえば油絵が絵画だと思っていた人間が、水墨画とか浮世絵を見た . . . 本文を読む
(「カメラの肖像」より 2020年5月)
◆覚書き◆
・今年はずいぶん詩が生まれてきた。これほどまとめて詩を書いた経験、これまでになかった。
・何ヶ月かたってから読み返すと、出来・不出来に差があることがわかる。ピンキリということだ。完成したもの、未完のもの(失敗作)が、ほぼ同数。
UPしたのは、むろん完成作のみ。
・コミュニケーション言語だけでなく、詩的言語を用いないと、こころの . . . 本文を読む
(栃木県足利市。2014年11月撮影)
「世捨て人ってだれのこと?」って友人が訊ねる。
「ぼくのことさ」
そう答えたら げげっといって口許をおさえた。
うん まあ笑うがいいだろう。
この管理社会からドロップアウトするなんて不可能なこと。
時代は中世じゃないし
ぼくは兼好法師とはほど遠い。
どこへいこうと税金が追いかけてくる。
ほかにも種々雑多なものが
追いかけてくる。
世捨て人だな . . . 本文を読む
(深谷市 2015年11月撮影)
「一曲歌っておわりにしましょう」ときみがいう。
「うん そうだね。もうおわりにしよう」
カラオケBOXをあとにし
夕方から降り出した雨に濡れ クルマまで100mほど歩いた。
あの日 あのとき。
あぶり出しのように滲んでは消えていく。
なつかしさでいっぱいにふくらんだポケットに手を突っ込んでは
カサコソ音がする枯葉のようなものにふれる。
愛車 . . . 本文を読む
さっきわが家の裏手から北を眺めたところ。
画角35ミリくらいかな?
左奥に横たわっているのは榛名連山(^^♪
関東平野のほぼ北のはずれ。
まもなく麦刈り、カラッと晴れて、暑くなりそうだにゃ|*。Д`|ハハ . . . 本文を読む
(アオメアブ。2013年12月)
ドナルド・ダックはえっへんと咳払いしながら
あたりを睨み回す。
「おれさまが一番えらいのだ」と思いたがっている。
一番二番三番
あらゆるものをそういった態度で比較する。
暇つぶしにはちょうどいいのだし
けさもご飯がおいしかった。
おまけに今日はとびっきりの晴天。
ミッキーやミニーやデイジーやプルートーがいるところでは
あからさまにはいわないが。
坂 . . . 本文を読む
たまたま通りかかった庭さきで
嗚咽する老女の肩をしばらく見つめ
それから歩きはじめる。
いくあてなんてありはしない。
ウォーキングしている だけの人びと。
その一人にすぎないぼくにも
アルビノーニのアダージョでつつんであげたい人がいたのだ。
だが その人もいまはない。
記憶の底 夕陽が照らす段々畑。
どこまでもつづく桜並木と
チョウがたわむれる菜の花の土手。
その曲りくねった道の途中に
ず . . . 本文を読む
過去からの手紙26はトラフシジミ。
林縁でたまに見かけるチョウで、漢字では虎斑小灰蝶と書く。
ヤマトシジミと比べわずかに大きめ、後翅舌部にオレンジ斑と尾状突起をもっていて、たいへん美しい(^ー゚)ノ
年2化だというが、なかなか撮影のチャンスがなく、これまで2-3度しか撮ったことがない。 . . . 本文を読む
(先日手に入れた第14番嬰ハ短調。ベルリン弦楽四重奏団/スズケカルテットのウルトラHQ盤。2017年発売)
弦楽四重奏曲というジャンルがある。
これまでモーツァルトではしばしば聴いてきたけれど、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は、わたしの手には負えなかった。最後まで耳をすましていることそれ自体が、いささか苦痛だったにゃあ(^^;)
音楽をワインにたとえてみよう。
ワインの種類
■フルボディ . . . 本文を読む
ナミアゲハじゃなくキアゲハ。
やや大きく、より鮮やかなので、現物を見れば区別は可能。撮影地は榛名高原。
気温が低めだったので、すぐそばまで寄って、広角側でパチリ!
ナミアゲハはわが家の庭に棲んでいるけど、キアゲハはクルマをとばして探し回らないと遇えない。
自然破壊が、ここにも忍び寄っている。 . . . 本文を読む