ウギャギャー、ネズミを食っていやがる(゚o゚;
しかも玄関さきで。
「おいらは猫なんだぜ! 知ってたとは思うけど」とでもいいたいのか、けん太? . . . 本文を読む
■スタインベック「ハツカネズミと人間」大浦暁生訳 新潮文庫(平成6年刊)
本書「ハツカネズミと人間」は、スタインベックの最高傑作といえるのではないか。
アマゾンのBOOKデータベースでも「永遠の名作」と紹介している。
《一軒の小さな家と農場を持ち、土地のくれるいちばんいいものを食い、ウサギを飼って静かに暮らす――。からだも知恵も対照的なのっぽのレニーとちびのジョージ。渡り鳥のような二人の労働者 . . . 本文を読む
「朝の歌」の原稿全文が発見されたという、中原中也ファンにとってはBigなニュースが、数日前の朝日新聞に三段抜きで掲載されていた。
朝日だけでなく、Netで検索すると、各社競うように大きく扱われている。
中也が自分の“鉱脈”を掘り当てた、最初期の作品。
はじめて接したときの驚きをわたしも覚えている!
大事な出会いであった。中学3年生のわたしのとっても。
寝起きしていた「あの部屋」と、あの天井のこと、 . . . 本文を読む
■岩根圀和(いわね くにかず)「物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代」中公新書(2002年刊)
そもそもレコンキスタとはなにか!?
問題はそこからはじまる。
レコンキスタとはすなわち・・・
《複数のキリスト教国家によるイベリア半島の再征服活動の総称である。ウマイヤ朝による西ゴート王国の征服とそれに続くアストゥリアス王国の建国から始まり、1492年のグラナダ陥落によるナスル朝滅亡で終わる。 . . . 本文を読む
いやはや、お寒いですなあ。
ちょくちょく利用さしてもろうとる木が伐られてしまったので、仲間が新しい塒を探しにいっとる→ なかなか見つからんようだなあ、ふううん。
とんだ大雪になってきたものじゃのう(ノω`*)ブルブル
わが家の階段室から。 . . . 本文を読む
■ヘミングウェイ「老人と海」福田恆存訳(新潮文庫 昭和41年刊)
以前に読んでいるので、再読である。一日か二日で読み切れる中編小説をふと読んでみたくなった。
「ドン・キホーテ」「戦争と平和」「人間のしがらみ」(「人間の絆」)などの大作を、最近買い直したのだけれど、どうも勇気がわいてこない。二週間、三週間・・・あるいはそれ以上の時間をかけて読んでやろうというのは、ある種の決心が必要(´Д`)
. . . 本文を読む
上巻:20章 367ページ(地図をのぞく)
下巻:20章 418ページ(見取図・解説をのぞく)
そうして、その中に、マクミラン版から採用したジョーゼフ・ペネルの繊細な挿絵が、42枚挿入されている。これが読者の夢想をかきたてる。
ジャンル的にいって、ノベルとロマンの卓絶のコラボレーションである。
岩波文庫のメニューに、こういう傑作がうもれていることを、なぜ声を大にして称えないのか?
光文社古典新訳 . . . 本文を読む
■W・アーヴィング「アルハンブラ物語」平沼孝之訳(岩波文庫)上巻下巻(1997年刊 原本は1851年刊)
W・アーヴィングの本を読むのは、はじめての経験であった。
深いふかいため息とともに、わたしは岩波文庫の上下2巻を読み了えた。
惜しみおしみ、後ろ髪を引かれながら。そう・・・ほんとうにため息ものの素晴らしい作品であった。
これまでたくさんの本を読んできたけれど、これほどのブリリアントな印象を . . . 本文を読む
その昔、本というのは偉かったのです。本というより、書物あるいは書籍と称するべきか(´・ω・)? 昔といまの境目がいつごろなのかは難しい問題ですけど。
上はメリメ全集(河出書房新社)の第1巻、下はゴオゴリ全集(ナウカ書房)第1巻「ディカーニカ近郊夜話」、平井肇訳で1934年の刊行。やや傷みがあるものの、背表紙は革張りです。
どちらも古書店で500円。
この当時は函入りというのが多かった。
本が偉か . . . 本文を読む