ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

西島三重子提供曲:その18 高見知佳さん

2010年05月18日 | 西島三重子
西島三重子さんの提供曲、第18回目は高見知佳さんです。
高見知佳さんには5曲を提供し、カバーが1曲あります。

この提供曲・カバー曲はすべてアルバム『ペーパー・ムーンに腰かけて』に収録されています。このアルバムの発売は昭和54年の11月ですが、これに先だって、54年8月にシングル「ミスター・レイン/少しは私を好きでしたか」が発売になっています。

    昭和54年8月1日 日本コロンビア 

「ミスター・レイン」 作詞:門谷憲二 編曲:萩田光雄
「少しは私を好きでしたか」 作詞:門谷憲二 編曲:萩田光雄

「ミスター・レイン」は高見知佳さん4枚目のシングルです。デビューシングル「シンデレラ」から3枚、6曲はいずれも作詞:橋本淳、作曲:筒美京平のコンビによるものでした。

次にシングルで「セザンヌの絵」が発売になっています。アルバム発売の直前ですから、アルバム発売に向けての先行発売と思われます。

    昭和54年11月1日 日本コロンビア 

「セザンヌの絵」 作詞:門谷憲二 編曲:松井忠重

高見知佳さん5枚目のシングルとなります。TBSテレビ系水曜劇場「家路-ママ・ドント・クライ」挿入歌

YouTubeにアップしていただいている「セザンヌの絵」です。

「セザンヌの絵」

「セザンヌの絵」と同じ11月にアルバム『ペーパー・ムーンに腰かけて』が発売になりました。

    昭和54年11月25日発売 日本コロンビア

このアルバムのA面を西島三重子さんが担当しています。曲目は

1.「ペーパー・ムーンに腰かけて」 編曲:若草 恵
2.「少しは私を好きでしたか」 編曲:萩田光雄
3.「ジャスト・ワン・ルック」 編曲:松井忠重 
4.「セザンヌの絵」 編曲:松井忠重
5.「ミスター・レイン」 編曲:萩田光雄
6.「仮縫い」 編曲:松井忠重

作詞はすべて門谷憲二さんです。曲により編曲者が変わっているのが、目に付きますね。
アルバムの最後に「ペーパームーンに腰かけて~REPRISE~」が置かれています。1分20秒という短い曲ですが、これにより両面を通して1枚のアルバムとして完成させています。この編曲は高見沢俊彦さんです。

「高見知佳Ⅱ」とタイトルにあるように、高見知佳さん2枚目のアルバムです。アルバムのキャッチコピーは「“知佳十七才”青春のまっただ中 !! 大人への愛に少しめざめる頃・・・・・・」

YouTubeの「ジャスト・ワン・ルック」「仮縫い」です。「仮縫い」は西島三重子さんのアルバム『かもめより白い心で・・・』に収録されている名曲のカバーです。

「ジャスト・ワン・ルック」

「仮縫い」

アルバムタイトル曲の「ペーパー・ムーンに腰かけて」はLP発売の2年後、日本テレビ系ドラマ「おてんば宇宙人」の挿入歌に採用され、「ロマンティック・アドベンチャー」とのカップリングでシングル・カットされました。高見知佳さん12枚目のシングルレコードです。

    昭和56年11月1日 日本コロンビア

「ペーパー・ムーンに腰かけて」 作詞:門谷憲二 編曲:若草 恵

平成15年、2枚組CD『高見知佳ベスト』が発売され、シングル曲はすべてCD化されました。

平成15年12月3日 コロンビアミュージックエンタテインメント

「セザンヌの絵」「ミスター・レイン」の2曲は『記憶の時間』の中で、西島三重子さんがセルフカバーしています。
編曲者はオリジナルのとおりで、「セザンヌの絵」は松井忠重さん、「ミスター・レイン」は萩田光雄さんです。
「セザンヌの絵」はアルバム『ベスト・ライブ』にも収録されました。このアルバムは2枚組ライブアルバム『記憶の時間』と『記憶の空間』、全41曲から選ばれた10曲が収録されています。

昭和59年8月21日 テイチク・コンチネンタル

また、『あの頃のこと・・・』では「ペーパー・ムーンに腰かけて」をセルフカバーしています。

平成12年2月2日、メディアリング。編曲は小倉超さん。

アルバムの西島さんのコメントです。
「高見知佳ちゃん17才のアイドル時代のアルバムの半分を任されて書いた曲の一つで、アルバムのタイトルにもなった曲です。一人の歌手をいろんな角度から見つめて曲を作るという経験は、とても勉強になりました。」

※ユーチューブで聴けなくなっている曲を削除しました。(2012.12.6)
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