どんな時でも
今この瞬間はある
生活に追われて忘れているときも
この瞬間を生きていない者はいない
本当のところ
一番幸せな人は
今を忘れて、この時をそのまま生きていける人だ
意識を鮮明にして
この時をまるごと生きていける人だ
今この瞬間にしかない生き方の出来る人だ
作品で言えば根源現成
生きること即芸術の世界
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今この瞬間を意識する
すると
ピンクの花びらが
ヒラヒラと宙を舞いながら
降りてくるのでさえ
永遠に思える
この辺り桜はまだだから
近所に咲く桃の木から来たのだろう
風に乗って
腹と背を交互に見せながら
私の前にやってくる
公園のクスノキの
ブロッコリーのような葉溜まりが
緑のシャボン玉になって
花びらと
遊び始めた
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皿洗いは皿洗いとして受け入れる
今この瞬間、私は皿洗いをしているということに気付けば人生は変わる
それは一日三回も楽しめる連続テレビ小説だ
洗い桶にうずたかく積まれた食器は堀に囲まれた城塞
またある時は、救いをまつ負傷兵の群れ
宇宙船かも知れない UFO
あらゆる想像がこの瞬間に生まれてくる
スポンジに洗剤を乗せると、 . . . 本文を読む
今、この瞬間に身をおいていると、心が敏感になる。
見慣れたはずの街路樹が
初めて見る風景のように
明るく輝いている。
芽吹き始めた若葉も
その下に重なる年越しの古葉も
その輪郭がひときわ白く輝いているのだ
私にはそれが、葉脈の気の発散に見える
溌剌と
限りなく新鮮な美しさだ
塵ひとつない
こころを溶かす清らかさだ
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(囀り さえずり)
太朗の囀りは耳の外
今この瞬間の、心は仕事のことでいっぱいだ。
うまくいくか、失敗しないか。
空に響く囀りより明日への気配りが
そう、結局それが家族を守ることなんだ。
次郎の囀りは頭の中
今この時に後悔ばかりがうねり来る
小鳥のさえずりさえも嘲りの笑い
ワタシタチシッパイナンカシナイワ
馬鹿野郎 何にも知らない . . . 本文を読む
(画像は日経産業新聞より)
あるひ、なんとなく見ていたテレビに釘付けになりました。素晴らしい話を紹介しましょう。
NHK プロフェッショナル仕事の流儀の番組で、緩まないネジ(画像)を発明した、道脇裕さんの話しです。
道脇さんは、履歴には学歴なしと書くそうです。
小学校に入っても、教科書を1週間でやりあげてしまい、学校の授業に意味を感じませんでした。
5 . . . 本文を読む
2月は、ナウイズム旗揚展に終始した一か月で、私にとってとても意義深い個展となりました。
人とは何か、そして人間とは何なのか。
続けてきた思索と制作が一つになって、ようやく内から外に向かって発信できるという思いを抱かせてくれる展覧会となりました。
のしてんてん系宇宙論を着想した1977年からナウイズムに至る40年の節目に、このような機会が与えられたことに喜びを感じます。
はる . . . 本文を読む
先日(土曜日)、所用で梅田に出かけたついでに、大阪城の梅林に行ってきました。
花の様子は木によってまちまちで、満開もあれば、まだつぼみだけの木もありました。
まずまずの天気でしたので、のんびり歩きました
梅の上に見える天守閣は、金箔が輝いていて、いつの間に改修されたんだろうと思いながら、眺めておりました。
梅林の全景( . . . 本文を読む
中日新聞の美術展評が毎月の最終土曜日に掲載されているそうですが、この度、ナウイズム旗揚げ展が選ばれて紹介されました。
美術評論家、山脇一夫先生から丁寧な取材を受け、ナウイズムを語らせていただきましたが、実際に掲載されるかどうかは分かりませんでした。
数ある展覧会の中で、ナウイズム展が選ばれて紹介されるのは光栄の極み。それもガウディ展との二本立てですので、うれしい限りです。
ま . . . 本文を読む
ナウイズム旗揚げ展、中日の土日、会場に行ってきました。
何度も、ナウイズムの話しをしてると、面白い発見がありました。
それは下の組作品ナウイズムの夢なのですが、この作品の前でナウイズム(実在=五次元)の話しをすると、とても具体的に理解してもらいやすいということです。
例えばこんな話をします。
「地球のいのち」と小さな女の子が名 . . . 本文を読む