筆触法 (5/31) 筆触法(第二週) (6/9)
の続きです。初めての方は、最初からお試しください。
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今週は、眼の高さを体感しましょう。
いつもの教材のコップですが、真っ先に目に入ってくるものは、線の書き込みですね。
赤い線はコップの上に載せた四角の板と考えてください。コップは丸いですから、この板は当然正方形だということは分かりますね。正方形を横から見たら台形に見えますね。
青い線は、床から垂直に立てた棒と考えてください。机からの高さを測るための棒です。
そして黄色い目のようなマーク。これがコップを見ている目の高さを表しています。この写真では、コップの縁から3センチほど上にありますね。この写真はコップの縁よりも上から見た形だということを意味しているのです。
その目の高さをほんの少し下げてみたら、↓
最初の画面と比べて激変している形に気付きますね。
楕円が半分につぶれてしまっているのが分かりますね。黄色の目の高さは、コップの縁から1センチくらい。
ここでスケールの概念を使います。
目の高さと同じ背丈の黒い線を引いていますが、この黒い線は、コップの縁に立ってこの風景を眺めている人の大きさです。こんな小人の映画ありましたよね。
想像を働かせてみましょう。
実際にこの人にはどんな風景が見えているでしょう。自分の後ろは見えませんから、おそらくこんな風景です。
外輪山の峰に立って、向こうの峰に立つ人を見ているかも知れない。そんな空想も出来ますね。
それがデッサンとどんな関係があるのと思われるかもしれませんが、心のデッサンを習得するための大切なイメージなのです。
もう一度最初の図を見てください。
この図は、頂に立っている小さな自分をその後ろから眺めている風景になるのです。
最初に筆触法は、鉛筆の先がアリになったつもりで、ものの表面を歩いて移動するということだと言いましたが、アリにこだわる必要はありません。
スムーズに、小さな自分を思い描くことが出来るのでしたら、それがベストです。
その上で、
あなたは、縮小して縁に立っている人であると同時に、それを眺めている自分(神さまの目)だといぅことに気付いていただきたいのです。
カルデラの頂から、輪になった頂を眺めながらたたずんでいる。学校のグランドに描かれたトラックなども、こんなふうに眺めているのですね。
念のためコップを真上から見ると、
まったく別物ですよね。私たちの頭脳には、これらが同じものという刷り込みができていて、コップを見ると丸いと思い描いてしまうのです。
さて、目の高さをぐっと下げてみます。
さあ、これはアリが机より低いところから眺めているコップです。
コップの縁の楕円は一部しか見えませんね。アリはこの上を登っていくのです。まさに断崖絶壁ですよね。
余談ですが、現実の世界で私たちが見ている風景はこんなものです
コップとビルという違いだけで、見え方は同じだということが分かりますよね。相対的な目の高さが同じなのです。
このように、ものは目の高さによって見え方が変わるということを体感していただけたでしょうか。
黒い点から見上げた正方形
黒い点から見下ろした正方形
目の高と見え方の変わる形の関係を理解してください。
台所や机の上ににある小さなものを、目の高さを変えて観察してみましょう。意外な形を見つけて楽しんでください。
そして筆触法。
ものの表面を何度も散歩して、ものの形を体感してください。
学んでいただきたいことは、たとえにんにくの欠片であっても、そこには宇宙に匹敵する風景が潜んでいるということです。
筆触法で観ると、つまらない部屋の風景だって、グランドキャニオンだということ。
そしてそこで発見する新鮮な風景と感動は、今を生きるあなたの心、あなたの感性そのものだということなのです。
世界旅行が出来なくとも、私たちの感性は、台所で世界旅行が出来るのですね。
次週は、いよいよ、実際に鉛筆を使います。
用意しておいてください^ね^
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心のデッサン教室を下記のとおり開設いたしました。
興味ある方は、実地で体験していただくことが出来ます。
毎週金曜日 10:00~12:00 の間
・費 用 500円(1回1時間) テキストあり
・使用 材料 スケッチブック・鉛筆 その他
・講 師 北籔 和(Waa)
・場 所 パーソナルギャラリー「瞑想空間」
泉南市信達市場2622-5
waakitayabu@yahoo.co.jp
(お問い合わせ予約は上記メールでお願いします)
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おはようございます!
愛用コーヒーカップ^が^;; では♪
愛用のコーヒーカップが
輪郭の向こうで
カップを休んでいる
こちら向きの曲面は
年中無休だから
あちら向きの曲面で
週に一度ぐらい硬度をゆるめ
カップの羽目を外すらしい
そおっと指をまわして
ウロコに触れると
ひんやり驚いた拍子に
陶器の仕事にもどるのだが
もともとカップの形にトグロを巻いて
尻っ尾が取っ手になっている
食器類蛇だから
しかたがない
真鹿子(まかこ)
我が家の食器類ヘビーなヘビ太ですが、
古代、棒状の粘土を巻き上げて
土器などか形成されているように、
トグロを巻いて形成されている
ちょっぴりやんちゃな食器類蛇なのですが、
なにしろ7畳空間原始の森
食器類ヘビ太の竜魂☆
私の発声舌活動不可思議原始音も
快く聴いてくださり、仲良く暮らしていま^す^♪
これからも筆触法☆続行!
学ばせていただきますね。
今日も一瞬無限大心魂天開♪
どうぞ善き日をお過ごしくたさいませ☆
感触感謝感激です!
さっそく、皆様と共有させていただきました。
それにいたしましても、私たちは常識の中でなんとなく生きていることを想わされました。
食器類蛇太だけでなく
私たちだって、時には自分というお仕事から息を抜いて、ニュートラルな宇宙の浴槽に身を沈めたいですよね。
私らしくない私にも
逢ってみたいです^ね^