(21)2010.1.24(一流)
「これで描いてみるか?」
いつものスケッチブックでなく一枚ものの紙とマーカーを渡す。私が洗濯をする間に一人で線をひく。色も自分の好みを使い始めた。
絵が母の中で開花したのだろう。描くその姿に無心が伝わってくる。
マーカーで線を引く。その上から色をのせる。それが母のスタイルになった。
形が取れない母は、形を意識しないで絵の世界に入ってきた。分からないままで、それを丸ごと受け入れた。それが私の目には一流の作家に見えるのだ。
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一流という言葉を母に使ってもいいのではないかと思った。
つまりそれは、どんな人でも、
自分の持っている身体を受け入れて生きることだということを直感したのだ。
誰もが皆、等しく一流を持っている。
周りを気にしないで自分を生きることが、その一流を生かすことになる。
思うままに生きることが一流ということだろう。
誰もが皆、自分の一流を意識して生きて行けたら、
きっと素晴らしいことが起こる
そう信じたくなる、在りし日の母の姿だった。
そんな光景に見えました。
>形を意識しないで絵の世界に入って・・
→ いいなぁ ♪
自分なら、人の目を気にして形から入っちゃってるんだろうなぁ。
と思いました ♪
「雑木林のむこうに立派なツノをもった鹿のおとーさん」
と言われると、そういうふうに見えてきますね
月夜というのも色調でなんとなく分かりますし、私にもそういうふうに鹿、見えなくなりました^よ^
左向いていて、そうそう、立派なつのがあって、前足が黒くたくましい。
右のお尻がなんとなくエロチックなのは、私のそういうおじさんのサガなのでしょう^か^
sure_kusa様、お教え下さい。
人の目を気にしないのも善し悪しで・・・
妻や娘など、しの影を踏まずなんて言われて、一緒に歩いてくれません。