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子供をみつめる眼、抱きしめる腕、母親の表情、子供の手足、そして目。
それぞれ心にぴったり合った色を選びたいのですが、そうすると前回選んだ背景の色では息苦しいと感じるようになりました。その理由は、前回は一色だけでイメージに合う色を探したためでした。今回はさらに色をくわえていきますので、前回のままでは表現過多になってしまうのでしょう。
言葉にすると、難しい表現になってしまいますが、分からなければ無視してください。大したことを言っているのではありません。要は、目の色を決めとようと思ったら、この色では息苦しい感じがするのです。
そこで、少しイメージを軽くした黄色でやってみたいと思います。これです。
母親が子供をみつめる心、それは目の色で随分変わってきます。その変化を自分の心で味わってみてください。
まずはこれ、
子供は病気なのか、そのつらそうな姿を、救いのない気持ちで眺めているように感じます。あなたはどんなイメージをもちますか?きっとまたべつのイメージが浮かんでいるかもしれませんね。
大事にしていただきたいのは、白地に色を入れるとそれだけでイメージが大きく変わりました。その心の変化を意識するということです。色を入れた瞬間心がオッと声を上げる。そんな感じ。あなた自身の感性が動いているのです。
青が強すぎますので、水色にしてみましょう。
悲観的な目が少し軽くなりましたね。でもこれではまだ新米ママさんのような感じがします。
では赤はどうでしょうか?
いいですね。捨てがたい。しかし・・・ちょっとだけ、どこかピタッと来ないような・・・悪くないけど心が響かない。
こんな時はふり幅を大きく色さがししてみよう。これは?
心が上向かない・・・子供への心配が大きすぎる感じがする。あなたはどうですか?
では、
合いませんね。不思議ですが、グリーンよりは温かみを感じます。紫は不安というように、固定したイメージを持ったらダメだと思いました。色は互いに働き合って新しいイメージをつくっていくのです。
では灰色だったらどうかな。
力強さは感じますが、子供との間に壁があるようなイメージがして、ちょっとざわついた感じがする。これではないなぁ。
あ、これはいい。母親の心が見える!
けど、ちょっと弱いのが気になる。もう少し強い色があったら、いいんじゃないかな。
あぁ~あ、離れたよ。ピンクでは、なまめかしさが出て、自分の子供をみる眼ではない気がする。
そうだ!きっとあれ、あの色に違いない。最初の色、オレンジだよ。
あ、やっぱりそうだ!この色が求めるイメージにピッタリだ。うれしくなるネ。
前回試行錯誤して選んだ色です。今回は息苦しい感じがしたので、背景を黄色に変えてやってみたのですが、結局その色に行き着きました。
母の愛情が、眼に凝集されて、よりその感じが深まった。自画自賛です。
どうです?色って面白いでしょう。
心のエネルギーに同調する色。心を色で表す。そんなイメージがあなたのなかにも生まれたらうれしいです。
さて次回は、子供を抱える母親の腕に注目します。どんな心色に染まるでしょうか。
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