のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

色は心を映す

2015-09-02 | 心のデッサン無料公開授業

心を言葉で言い表すことは大変難しいです。

しかし、色は心そのものになりえます。なぜかと言えば、心はエネルギーだからです。私の考えでは喜びも、悲しみも、希望も不安も、全て、心の中でエネルギーが変容しているだけなのです。そして、色はその様々なエネルギーの形に同調するのです。

平たく言えば、いま、この瞬間の、あなたの心(気持ち)にピッタリ合う色が存在します。そしてそれを見つけるのは、知識ではありません。あなたの感性だけがそれを見つけ出します。

これから、いろんな色をお見せします。あなたの心が喜ぶ色に出合えたら、それがこの瞬間にあるあなたの心の色なのです。

まず、前回の色はこうでした。

しかし、わたしには、悲しみの要素が強すぎます。もっと明るいものがほしい。

ではこれはあ?

悲しみは薄れたけれど、温かさが感じられない。私のイメージにあるのは、泣いている子を優しく包み込んでいる母親像です。それには合いません。

次は明るい感じを?

あ、かなりいいですね。でも、なぜか母親の愛情が伝わってこないのです。子供の悲しさに母親も引っ張られている感じ。愛のエネルギーが足りない気がします。

愛?ではこれかな?

なんか違う。私の感じている心のエネルギーが一緒に震えてくれません。ぴったり来ないのです。母親の真剣さが感じられないのかなあ。

もっと深い愛?ではこれは?

深いと言えば深いのだけれど、息苦しい。これでは子供がかわいそう。子供の心をみないで抱きしめる一方的な愛情に見える。

一度思い切って極端に黒を試してみようか

作品としては面白いけれど、これは論外。

では灰色は?

白~黒の領域は無彩色と言います。色味がない世界。わたしは鉛筆作家ですので、この世界で作品を作っていますが、直に心と同調する色を探すとなると、ちょっと無理がありますね。色は欲と言いますが、やはり、無彩色には無欲を感じます。

有彩色に戻りましょう。これは?

あ、ぴったり。私の心が喜んでいます。このなかには、このデッサンから感じているイメージを満足させてくれるものがすべてそろっている感じです。やっと巡り合えました。

こんな感じで、次の段階に移っていきましょう。

次回は、この絵の続き、目の色を求めて、色の持っているエネルギーを体験していきます。

 

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