浄土「道」から、イメージは「浄土」苦楽に移る。
それは現世、今まさに生きている私のすべてだ。
迷い苦悩喜び不安羨望得意失意餓鬼聖人、すべてが一緒くたになって生きている世界。
いいものも悪いものも、真実も虚構も妄想も、
私の心には分け隔てなく、くっついている。
そんな現世の中で、心はより良いもの、正しいもの、益あるものを求めて生きていく。
その求める心さえ迷いの種を持っている。
真実を求めようとする心は、現世の雑巾のようなものになる。
きれいにしようとすればするほど、ゴミあくたが引っ付いて真っ黒になるのだ。
その雑巾を絞り、
最後の最後に絞り出す真実の一滴、そこに愛がある。
「浄土」苦楽の制作イメージから構図が生まれた。
「浄土」門に続く4枚の絵のイメージが今回の画像です。
そして私は
正月の法要に参加させてもらうべく浄光寺に向かった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます