のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

「浄土」苦楽

2014-01-02 | 組作品「浄土」

浄土「道」から、イメージは「浄土」苦楽に移る。

それは現世、今まさに生きている私のすべてだ。

迷い苦悩喜び不安羨望得意失意餓鬼聖人、すべてが一緒くたになって生きている世界。

いいものも悪いものも、真実も虚構も妄想も、

私の心には分け隔てなく、くっついている。

そんな現世の中で、心はより良いもの、正しいもの、益あるものを求めて生きていく。

その求める心さえ迷いの種を持っている。

真実を求めようとする心は、現世の雑巾のようなものになる。

きれいにしようとすればするほど、ゴミあくたが引っ付いて真っ黒になるのだ。

その雑巾を絞り、

最後の最後に絞り出す真実の一滴、そこに愛がある。

「浄土」苦楽の制作イメージから構図が生まれた。

「浄土」門に続く4枚の絵のイメージが今回の画像です。

そして私は

正月の法要に参加させてもらうべく浄光寺に向かった。

 

 

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