原点に座る。
命を懸けて座ることが出来るのか。そう何度も自分に問いかける。
5次元に生きるために決心がなぜ必要なのか。それは私の心があまりにも時間の意識に強く支配されているからだ。
意識すれば5次元の原点に心を持ってくることはできる。5次元が見せてくれる世界を瞑想して旅することもできる。
しかし実生活に心をゆだねると、息苦しい霧のようなもので心が曇り始める。
あれこれと、生活の機微が心を動かし始めるのだ。
すると5次元の世界の方が夢のようなものと思い始め、人間関係の煩わしさの方に心が移っていく。
私はある時期から、この心の動きを眺めていられるようになった。それが5次元宇宙に生きるという実験を始めるきっかけになったのだが、その眼から眺めると、揺れる心がよく見える。
心を5次元の原点につなぎ止めるものは何なのか。
単純だがそれは5次元という真実を空気のように受け止めることしかない。
命を懸けると言うのは簡単だが、その言葉自体がすでに誤りの要素を含んでいる。
もっとも単純な、真実のままにあることが難しい。
手を加えたらアウト。
心が揺れたら、一切手を出さず見守る。
やってくる苦悩を小鳥のさえずりのごとく聴き、原点に座り続ける。するとおのずと心は静まり、心は自分で真実に戻ってくる。
それ以外に道はないと実感する。
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