本願というのは、人が生まれてきた真実の道に向かいたいという願いのことだ。
つまり、人の本当の姿を理解すれば誰でも本願を持つことができるということを意味している。
人類が一人残らず幸せになる道がある。
本願はその道を照らしている。
4部作「浄土」の最後のテーマとなるべき言葉だ。
「浄土」は何も見えないままに描き始めた。出来るという奇妙な確信があって、高台から飛び降りいるような気分で、浄光寺での展示を約束したのだったが、ありがたいことに構想が通った。
「門」「道」「苦楽」「本願」
5月6日、5月7日。浄光寺の法要永代経に合わせて、4双の大屏風「浄土」を展示する。
個展ではなく、「浄土」奉讃会と理解して、一般に案内は出さない。
永代経に集まる檀家さんに見ていただくのが、「浄土」奉讃会だと心も定まった。
浄光寺が私に、見えないものを見えるようにしてくれた。
合掌して感謝するばかりだ。
その感謝を本願にこめる。私のなすべきこともここに定まった。
画像は「苦楽」の部分、私の心の原点でもある。
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