のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

思考地図について

2016-02-16 | 5次元宇宙に生きる(心)

この思考地図の出典はありません。つまりこれは私の体験による分類であることを先に申し上げておきます。あえて言えば、芸術的考察ということです。

この図は、のしてんてん系宇宙論{第4部}に掲載したもので、宇宙空間の中で、人間の思考はどのように位置づけられるかを模索したものです。

まず私は、宇宙空間はエネルギーそのものだととらえ、そのエネルギーを宇宙意識ととらえました。この宇宙意識は、図の全体に存在するのですが、人が生まれて、そこに自己意識が現れてくると、昼間の星のように見えなくなってしまうのです。

自己意識というのは、人として一つのかたまりとなった体の内側に閉じ込められた宇宙意識という考え方です。宇宙意識と自己意識の概念は下の図の通りです。

 

そして下図のように、取り込まれたた自己意識は身体の感覚を照らし出して自分の体を認識します。そしてさらに、頭脳が発達すると、自己意識は自分の外に向かって認識を広げていく思考そのものを照らし出すようになるのです。

思考地図では、この思考の始まりを、図の下段で表し、上に向かって成長する思考の形を表して行きました。

図の左側には、宇宙との対応を表した連表をつけています。最初に心が生まれる前の初期宇宙(公空間)があり、これは人としては「無」の状態だったのです。この状態が最下段にあります。

人体が完成し、自己意識が現れると、認識が働き始めます。認識は自己意識の中に自分だけの世界(私空間)をつくります。自己意識には最初無自覚の思考が生まれ、やがて自覚する思考が現われます。

さらにこの自己意識は、覚醒することによって、再び宇宙に帰るのです。(図の最上段)

無明の宇宙意識から生まれた人間は、思考の成長によって、覚醒した宇宙意識となる。これが全体の思考の流れだと考えるのです。

大事なことは、ここに示した思考の形態は(追って説明しますが)それぞれ個別に存在するのではないということです。これらは実のところ不可分の1なるものと言えます。思考は図の下辺から上に向かって成長していきますが、習得した思考はなくなることはありません。すべては一個の人生の中に存在し続けていきます。

そしてもう一つ大事なことは、この思考の大部分は虚構の上に成り立っているということです。これは最も大事な要点で、なるべく詳しく観ていきたいと思っています。なぜならこの思考の虚構性が苦悩を生み出しているからです。苦悩とは虚構であり、虚構ゆえに苦悩だとも言えるのです。

この図ではまた、横軸を意識しています。この図の左から右に向かって思考の持っている虚構性の度合いを表しています。左に向かうほどその虚構性は強くなります。

つまり、思考のもっとも中心と考えられる理念思考などは、ほぼ100%虚構の上に成り立っているのです。

次回からそれぞれの思考世界に眼を向けていきましょう。

己の中に起こっている思考を観る作業は、必ずいつか自己撞着に落ちいるでしょう。しかしそれ自体は恐れる事ではありません。自己撞着に陥るころには、自分の思考に対する思いが、野に咲く一輪の花を観るような心持に成長しているからです。人は必ず、この自己撞着に自然のにおいを感じ取れるのです。

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