のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

スケール号の冒険1

2008-05-24 | 童話 スケール号の冒険(第3話)

スケール号は自由に体の大きさを変えられる猫型宇宙船、艦長は6歳の子供ケンタ。乗組員はウサギのぴょんた、モグラのもこりん、ナマケモノのぐうすかです。ケンタたちはスケール号に乗って冒険の旅に出ます。第1話はホームページで公開中ですが、今回は私の一番好きな第3話をお届けします。楽しんでいただければ幸いです。


第三話 遊園地の怪
一、ただ今授業中

 世界探査艇スケール号は銀色に輝く猫型の宇宙船だ。体の大きさを自由に変えることが出来て、どんな世界にだって自由に旅行する事が出来るすばらしい宇宙ロケットである。
このスケール号を造った科学者はもう誰もが知っている、のしてんてん博士だ。
 その博士が授業をしている。生徒はもちろんスケール号の艦長と乗組員の面々、ぴょんたともこりんとぐうすかだ。
例によってぐうすかはよだれを垂らして居眠りの真っ最中、ぴょんたはメモを取っているし、もこりんは博士をしっかり見ている。スケール号の隊員達も、随分博士の授業に慣れて来たようだ。
「ところで諸君、心とはどこにあると思うかね。」博士が質問した。

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