(大阪市平野区 全興寺境内 個展風景 2005年)
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♪ おいら 岬の 灯台守は・・・・
灯台守として、仕事をこなしながら妻と共に、喜びと悲しみの歳月を乗り越えていく。
古い映画で、いつ観たのか記憶にはないが、歌と共に私の心の中にはっきりとひとつの領域を占めている。
木下恵介作品はいつもさりげない心の日常が描かれていて、柔らかく魅かれる。
もう一つの古い記憶は、
テレビドラマで観た、「記念樹」。確か木下恵介アワーという番組だった。
♪ 桜の苗が大きく育つ頃、僕らはみんな大人になるんだ。・・・・
・・・・・それでも悲しきゃ 大きな声で呼んでみるんだ 母さんと
孤児院の子供たちが主人公ではなかったか?
喜びと、苦悩は同じエネルギーの波だと理解した日、なぜか2本のドラマと歌が蘇ってきた。
今まで私は、喜びと、苦悩によって、心を分断されてきた。
幸せを求め、苦悩を捨てようと思う気持ちがそうさせてきたのだ。
喜びも悲しみも、実は同じ心のエネルギーだった。
そう思い至ったとき、
私の無意識のどこかで、灯台守と孤児院の子供たちの姿が重なったのかもしれない。
あのドラマが美しかったのは、
悲しみを受け入れ、それが自然の力(生きようとする意志)で喜びに変わっていく姿を見せてくれたからではなかったのかと、今になって思う。
苦悩から目をそむけないで、手を加えないで見つめる。
喜びを、奪おうとしないで、そっと見つめる。
そうすると
その2つのエネルギーは、ひとつにつながって本来の姿になる。
それは涙がこぼれるほど美しく輝く
吾は空なり。その空こそ、ひとつになったエネルギーの姿なのだ。
苦悩を、嫌だと逃げないで、そっとしておいてごらん。
苦しみを味わい尽くしてごらん
苦悩から目をそらさないで見守り続けてごらん
苦しみはいつまでも続かない。
いつか必ず、苦悩のエネルギーが変貌しはじめ、喜びに変わっていくその瞬間を
あなたは観ることが出来る。
苦悩から救われたくて、苦悩の根源は何か、を、見つめることは止めずにきて、ウン十年。ほぼ、シュミの領域ですが……苦悩が楽しい訳ではありません。
本当にその真理がおのれの全存在で納得出来れば……馬鹿らしくて、チマチマ物語なんぞ書かなくなるかもしれませんけど(笑)。まだ書いてるところをみると、解脱にはほど遠い、ということでしょうね~。
今の私みたいな、今日の言葉
毎日が自問自答です。
いろいろと、想いが生まれて、消えていくので・・・
私など、失恋のたびに文を書いたり、絵を始めたわけですから、身をもって体験しているわけです。
だから苦悩が楽しいわけでは決してありません。よく分かります。
しかし長年生きていますと、苦悩の次にそこから解放される喜びを何度も体験します。
苦悩が大きければ、解放された喜びは比例して大きいものになる。
つまり、苦悩がやってきたら、その気持ちを嫌がるのではなく、次に来る喜びのことを考える。
そんな習慣をつけたらどうでしょう。
雨音さんのブログに時々おじゃまして、小説や詩を読ませていただいています。
雨音さんの想いが、たくさんの詩や文になっているのを感じています。
ありがとうございます。
「愛をこう人」
情熱的な語りがとても面白いです。
忘れているようですけど(笑)。
これでも前向きな質です(ホント?)、いやホント。
習慣の問題もあるんでしょうか?
大きな志を持っている人ほど、小さな喜びを無視する傾向があります。
むっちゃんがどうかわかりませんけれど、この小さな喜びが大切なんです。
たとえば、いまどき、3匹200円でサンマが買えたとか、子供が笑ったとか。
その喜びを大切に眺めていたら、その喜びの一瞬前の心からどう変化しているのか実感できると思います。
そうすると、その延長線で様々な心の状態を客観的に眺められるようになります。
毎日、感情に左右されずに心を見つめることが出来るようになると、
心の連続性に気付きます。
のんびり、自分自身と付き合ってやってください^ね^
のんびり付き合ってゆきます、私という素材と。
これが一番ですね。
毎日を、
常に自分が主人公のドラマだと思って観劇するってのも、面白いかも。^ね^
はじままして・・
主人に話しても 繋がらなかった歌・・
なんとはなしに くちずさむ歌・・
孤児院の話で
馬渕晴子さんが出ていらしたのは 記憶しておりましたが・・
<木下恵介アワーの記念樹>とありましたので
検索してみると ユーチューブで
主題歌と40話も 少し見ることができました
今は亡き懐かしい俳優の方々・・
今 再び ゆっくりと 見てみたい気持ちになりました
のしてんてんさんの絵・・
心がほっと 落ち着きます
ありがとうございます
それだけしっかりと、心の中に根を張ったドラマだったと今も思い出します。
ユーチューブで観れるんですね。知らなかった。
ありがとうございます。
そしてもう一つ、次郎物語というのもありました。
♪松の根は岩を砕いて生きていく
これも忘れられないドラマです。
ありがとうございました。