気にかかっていることが思うようにいかない。そんな時、ため息とともに憂鬱が心に沁み込んできます。
そんなとき、全身が鈍感になったような、心もちがして、自分が取り残されているような気に成ったりします。
よく分からないけれど、なんだか悲しい・・・・
そんな時、ちょっとだけ勇気を出して紙と鉛筆を用意しましょう。
ほおづえをついたまま、自分のため息とともに線を引いてみるのです。
こんなふうに。
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草引きをしていて、厄介なのは、葉がちぎれるばかりで、根が抜けない草に遭遇した時だ。
今日絵に描いた草は、茎を上に伸ばさず、地を這う。根から離れたところで葉を上に伸ばす習性がある。
この草を引くときには、上に伸びた茎をつまんで引こうとしたら失敗する。葉がちぎれるだけで根は残ってしまうのだ。
この場合、葉に惑わされてはならない。
地面をよく見て、横に伸びる茎を見極め、それをたどって本体に迫る。 . . . 本文を読む
絵が嫌いになった人のほとんどは、写実がうまくいかないという思い込みが原因のようです。
少なくともデッサンは、なにを描いたのかわかるようなものでなければ、人前に出せないというのが大方の考えです。
しかし、この見た目に似せて描くデッサンよりも、もっと価値のあるデッサンがあります。それが心のデッサンです。
心のデッサンには技術いりません。お前は絵が下手だとレッテルを張られた人こそ心のデッサンを楽し . . . 本文を読む
不安が消え、ゆったりとした気分のとき、そのくつろぎを線にあらわしてみませんか。
不思議なことですが、のんびりしたとき、鏡で自分の姿を気にするなんてことはないような気がします。それはきっと、いまのままで心が満足しているからなのかもしれません。
そんな時、あえて、その心のまま、線を引いてみませんか。
いつものように、、まず線を一本。
心がゆったり寝ているのかもしれません。自然にできた形です . . . 本文を読む
さすが日本語というか、至福をあらわす語感は、「しあわせ」がふさわしい気がする。
「ハッピー」は外に向かう感じがあり、ふとしたことで自分を素通りしてしまう。そんな雰囲気がある。外来語だからと言えばそれまでだが・・・。
至福は己の中心が宇宙と共振することだと思っている。
己=し(私)が、宇宙と融合する=あわせる。しあわせだ。
冥想して「し」の音を発すると、心の芯を通って、全身に広がっていくのが . . . 本文を読む
心が一つのステージを超えた。そんな気がしている。
濱の草引きは心の探求を形にしたものだったが、今日、ついに最後の山を登り始めたのだ。
それは自然にやってきた。困難を前に決心するのではなく、先を気にしないで自然に心が定まったのだ。
今まで手を出せなかった草地。そこがもともとは、砂浜だったことが、手前の草を引いていて分かった。分かったというより、満たされているということを頭が理解したために、 . . . 本文を読む
自信が持てないというのは、心のなかがうつろで、一心に打ち込むものが見つからないのが原因だと思います。自分で決められないので、他人が自分のことをどう見ているのか心配で、なにをやっても不安で仕方がないのですね。
そして一番厄介なのが、そんな自分を否定してしまう自分がいるということ。外からも内からも否定されてついに行き場所がなくなってしまう。これが最悪のシナリオです。そう!分かっているんです。でもどう . . . 本文を読む
自信が持てないとき、私は自閉的な心の世界を体験しました。小学生の頃でしたが。
そんな時、絵は心の支えとなるのです。
線を引くことで、自信を失った心が自然に解放されていく。それは救いと言えるかもしれません。
今回は少し長くなりますが、心と線のかかわりを観ていこうと思います。
①自信がないということは、自分のすべてが否定から始まるのです。自分の中に確かなものは何もない。目標を持 . . . 本文を読む