気にかかっていることが思うようにいかない。そんな時、ため息とともに憂鬱が心に沁み込んできます。
そんなとき、全身が鈍感になったような、心もちがして、自分が取り残されているような気に成ったりします。
よく分からないけれど、なんだか悲しい・・・・
そんな時、ちょっとだけ勇気を出して紙と鉛筆を用意しましょう。
ほおづえをついたまま、自分のため息とともに線を引いてみるのです。
こんなふうに。
ため息の線が出来ました。すると、あなたの中で何かが変わったのに気付きませんか?
今まであなたは憂鬱で、悲しげな気分の中に居ました。あなたはただそんな気分を漠然と感じるだけで、具体的なものは何も見ていなかった。どうです?そういえばそんなふうにも思えますね。
つまり、変わったのは、あなたの漠然とした意識が、自分の描いた線にしっかり焦点を当てたということです。線はちっぽけなものかもしれません。しかし今、これはあなたの意識の中心にあって、輝いています。自然に2本目の線が生まれます。
最初の悲しげな線が一部分となって、なにかもっと大きなものに進化していくような予感がします。手の動きを止めないで次の線が生まれます。
心はすっかり、絵の方に向かっていくようです。手から生まれてくる線をあなたは見ています。ドラマティックだと思いませんか?私は線が生まれていく様を見ていると無心になれます。その時、その瞬間は何も考えていません。車窓から外をながめているような気分だと言えばいいでしょうか。
最初の線は完全に、ひとつの絵の部分になってしまいました。
さらに手が動きます。
気持ちが納得しませんので、もう少し線を引きます。
そして色、いまの気持ちにぴったり合う色を探して、紫色に
そして茶色
青。
仕上げの色にはっきりした青がいいかな。
なにか物足りない。赤をすこし。
最後に、絵の雰囲気をなじませるために、グレーを使ってみました。
最後の仕上げは、絵をつくろうとした、創作欲です。ここまで気持ちを持ってこれたら、最高です。
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