徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

“ロータス(Lotus)1-2-3”よ ありがとう!

2013-07-10 16:42:38 | ビジネス
 パソコンの表計算ソフト「Lotus1-2-3」が市場から撤退するという。会社勤めの頃、このソフトにはとてもお世話になった。80年代の半ばから10年ほど使ったろうか。特に「マクロプログラミング」の基礎を学んだのも「Lotus1-2-3」だった。90年代に入り、会社の標準ソフトが「Excel」に変わった。僕は「Lotus1-2-3」には何の不満もなかったが、渋々「Excel」に切り替えざるを得なかった。パソコンソフトの世界では「一度流れができると、その流れを変えるのは不可能に近い」とよく言われる。ワープロソフトの「一太郎」から「Word」への流れもまた然りだった。
 僕はパソコンがオフィスワークに使われ始めた80年代の初頭からパソコンを使わざるを得ない環境にあったが、思えばいろんな表計算ソフトを使ってきた。初期の頃はNECのN5200に搭載されていた「LANPLAN」。富士通のF9450に搭載されていた「EPOCALC」など。表計算ソフトは、それまでのCOBOLやBASIC言語を使ったプログラミングの煩わしさから解放してくれた。僕は常々、表計算ソフトが生まれなかったら今日のようにパソコンが普及することはなかっただろうと思う。
 「Lotus1-2-3」はその歴史的役割を終えて退場して行く。しかし、パソコン史上に燦然とその名を残すだろう。「Lotus1-2-3」よ ありがとう!