民謡などの歌詞を調べるため、歌詞集を見てみると、よく頭のところに「へ」のような変なマークが付いている。いろいろ調べるうち、これは「庵点(いおりてん)」というものだとわかった。「庵(いおり)」というのは「世捨て人や僧侶などの閑居する小さな草ぶきの家」のことだ。そこで「庵点(いおりてん)」を辞書でひいてみると
「庵のような形をしているところから『庵点』という。箇条書きの文書の頭、和歌・連歌・謡物や、連署する姓名などの肩につける記号云々」と書いてあった。
つまり、昔から歌のはじめなどにこのマークを付ける習慣があったらしい。
と、ここまではよかったのだが、実際に歌詞をパソコンで打ち込む時、この「庵点」を付けて格好つけようと思っても、どうやって入力するのかわからなかった。「いおりてん」と入力して変換しても出てこなかった。ところが、昨日、「米原長者口説き歌」の歌詞を「Word」で入力した時、試しに「いおりてん」と入力してみたら、ちゃんとこのマークに変換されるではないか。いつから変換できるようになったのだろう。キツネにつままれたような気がした。
「庵のような形をしているところから『庵点』という。箇条書きの文書の頭、和歌・連歌・謡物や、連署する姓名などの肩につける記号云々」と書いてあった。
つまり、昔から歌のはじめなどにこのマークを付ける習慣があったらしい。
と、ここまではよかったのだが、実際に歌詞をパソコンで打ち込む時、この「庵点」を付けて格好つけようと思っても、どうやって入力するのかわからなかった。「いおりてん」と入力して変換しても出てこなかった。ところが、昨日、「米原長者口説き歌」の歌詞を「Word」で入力した時、試しに「いおりてん」と入力してみたら、ちゃんとこのマークに変換されるではないか。いつから変換できるようになったのだろう。キツネにつままれたような気がした。