徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「青春の門」と「信さん」

2009-03-13 15:54:13 | 映画
 昨年10月に万田坑跡で行われたロケにエキストラで参加した映画「信さん」が間もなく完成するらしい。公開は秋だそうだが今から待ち遠しい。ところで、この辻内智貴原作の「信さん」という話、どうしてもあの五木寛之の不朽の名作「青春の門」を思い出してしまう。どちらも炭鉱町が舞台である点や主人公の母への想いがテーマとなっている点。ただし、「青春の門」の方は育ての母であり、「信さん」の方は親友の母である。しかも主人公の名前が「信介」と「信一」と似ているし、今回、「信さん」でタイトルロールに抜擢された石田卓也は2005年にTBSで制作された「青春の門-筑豊篇-」の伊吹信介役でデビューを果たしている。もっとも原作者の辻内智貴は飯塚出身だし、平山秀幸監督も北九州出身だから、最初っから「青春の門」を意識しておられたことは間違いないだろう。「青春の門」は週刊現代に連載されていた頃、毎週楽しみに読んでいた。さらに風間完の挿絵が大好きでそれを見るのも大きな楽しみだったことを思い出す。


TV版「青春の門-筑豊篇-」の鈴木京香と石田卓也


絵 風間完

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