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日本アカデミー賞最優秀作品賞授賞を予測していたのか、今日から「おくりびと」の再上映が始まったので、家内と観に行った。昨年の公開の時は、その前に「月刊シナリオ」に掲載されたシナリオを通読していたからか、慌てて観ることもないかと思っているうちに上映が終了してしまった。そんなわけで今日も初めて観たという気はしなかったが、たしかにこれは昨年の邦画ナンバー1になるのはむべなるかなという感じだ。滝田洋二郎監督の作品は「病院へ行こう」シリーズあたりからよく観ているが、今回の「おくりびと」が代表作になるだろう。この企画は青木新門著の「納棺夫日記」を読んだ本木雅弘の発案によるものと言われているが、企画とシナリオの段階で成功は約束されていたような気がする。リメイクが多い最近の映画界の中で、やはり新しい発想がいかに大事かということを再確認させた作品だと思う。ところでシナリオを書いたのは小山薫堂という熊本出身の放送作家だそうだが、今後も映画のシナリオをどんどん書いてほしい。
アカデミー賞の外国語部門賞を授賞しましたが、彼ら(アカデミー会員)はホントにわかってるんだろうかと少々疑問はあります。東洋のミステリアスでエキゾチックな風習と所作に感覚的に魅かれただけなんじゃないかと・・・
まぁ、それでもいいんですけどね(笑)
おっしゃるように、大根役者というのは昔の方が多かったと思います。最近の人は(専門の役者に限らず)ホントに演技が上手いですね。しかし、演技が上手い人が揃ったから良い映画になるとは限らないわけで、映画って難しいですね~
監督を始め、スタッフも技術的には今の方が上かもしれません。ただ、残念なことに今はそれを十分に発揮できる環境がないように思います。リスクをしょってでも自分の思ったとおり作るなんてことができない世の中なんでしょうね。
大概のリメイクはオリジナルを超えませんよね。やはり第1作の成功にあぐらをかいていて、ある一定線は越えるのでは…と高をくくっているからなのでしょうか。それとも、昔の日本映画の方がスタッフ、役者ともに優秀だったんでしょうか?私には分かりませんが。
(でも昔の映画ってただの棒読みみたいな役者も多いですよね~)
FUSAさんはどう思われますか?