縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

梅雨入り前の嵐・・・五千年前の海のヒスイロードを偲ぶ。

2017年06月02日 08時36分47秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

昨夜来から梅雨入り前の暴風雨。

3年前の今頃は、海のヒスイロード検証実験航海で、青森を目指して単独シーカヤックを漕いでいた。

出航は天気晴朗なれど波高しという海況だったが、出航2日目に暴風雨で6日間の停滞。

 

出航は5月前半で、新潟県内は西風が吹くと時化模様になり、そのまま暴風雨に成長というパターンが多く苦労した海域。

人家まで歩いて30分以上かかる、遮るものの何もない海岸に限って、暴風雨に遭遇してしまうのは何故?(笑)

大河津分水河口にて。無人の海岸で5日前後の停滞キャンプを四回経験した。

度重なる暴風雨で、新潟市目前でついにテントが破れ、ポールも折れた。愛艇の赤い旗が真横になびいていることに注目して欲しい。

暴風雨でテントが飛ばされないように、重石になる漂着物を拾ってはテントの杭の上に置いた。

やむなく廃屋で野宿した事も、今となっては懐かしい思い出。

 

新潟県内だけで1か月もかかるような航海では、先がどうなる事かと心配になった。

ところが新潟県最北の村上市から東北は晴天、無風という有難い海況が続き、航海は順調。

東北の梅雨の海は穏やかなのだ。

五千年前に青森の三内丸山遺跡までヒスイを運んだ海のヒスイロードの航海者たちは、梅雨時期に航海していたのではないかと思っている。

 

 


縄文女子増殖中!

2017年03月16日 08時15分34秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

南魚沼のカフェ「GaiA」の主、原君夫妻が、夏休みの縄文イベントの相談がてら新顔の縄文女子を連れて来訪。

原君は南魚沼出身の朴訥とした天然ユルキャラで、奥さんのユキちゃんは東京生まれの聡明なバイリンギャル。

出自がまったく違い、対照的な個性なのに、今や同じカラーの南魚沼原人系で、夫婦って面白い(笑)

敬意を持ってハラ原人と呼んでいる。

長者ケ原遺跡に案内したら、フキノトウが今が盛りと咲き誇っており、早速採取する当りは、流石に原人のユキちゃん。

 

さて、新顔の縄文ガールだけど、大学時代から遺跡発掘に明け暮れていた本格派で、今も介護の仕事をしながら縄文女子仲間と縄文土器を作っているらしい。

つい最近も、富山の意欲的な女性学芸員さんと友達になったばかりで、世の流行とは無関係に縄文女子が増殖している事が頼もしい。

秋には世界を股にかけて活躍するクリスタルボウルの伝道師、牧野持侑(まきのじゅん)さんが糸魚川に遊びに来てくれる。

クリスタルボウルを演奏する牧野持侑さん。

 

牧野さんは昨年に糸魚川ヒスイ製のクリスタルボウルを開発して、横浜でのお披露目コンサート「縄文の響き」を開催した。

私が縄文の伝道師であり(笑)、石笛作りを得意とするヒスイ職人という噂を聞きつけて、ゲスト出演者として招かれて以来のお友達。

願わくば、糸魚川ヒスイ製のクリスタルボウルの里帰りコンサートを長者ケ原遺跡でやってもらえたら、と思っている。

この件は牧野さんからは快諾して頂いているので、後は行政の許可と仲間作りと具体的な計画作り。

幸いにもノリのいい縄文仲間が増えているのだ。

世界に誇る糸魚川の文化遺産、長者ケ原遺跡を大いに活用して糸魚川ここにありを示したいし、併せて縄文文化を広めていけたら幸いである。

 


主役はあなた、私はお手伝い・・・原子力から原始力へ

2017年03月12日 23時35分07秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

6年前の3・11の後、「原子力から原始力へ!」という言葉が閃いた。

プリミティブな生活技術の復興、そして自立・自律した生活態度の復活、すなわち人間復興・・・。

それはUターン帰郷した翌年の事だったが、日本海縄文カヌープロジェクトを開始した直後の出来事で、その活動の存在意義を見出したのである。

以来、縄文文化の体験会を主宰したり、各種団体から頼まれて企画したりしていたのだが、人集めや準備まで全て自分でやっていたので、多忙過ぎて体調を崩したり、仕事も満足にできずに経済的にも深刻な状態になってしまい、現在は休止している。

糸魚川が誇る国指定縄文遺跡の長者ケ原遺跡で縄文キャンプをした時の写真

 

手伝いたいという仲間がいても、縄文体験会に必要な資材を用意するのはそれなりの知識や技術も必要であり、残念ながら糸魚川にはそんな人はおらず、また体験会の存在意義を痛切、熱烈に感じている仲間がいなければ、人集めもおざなりとなり、準備も含めて私一人が背負ってしまう事になるのだ。

助成金や寄付金で予算があるので企画と当日の講師だけを頼むという事で了解して、蓋を開けてみたら参加者ゼロという事もあった。

宣伝告知に多大なお金をかけているのに・・・この時は私の個人的な友達ネットワークだけで30名ちかい参加者を集めて事なきを得た。

実際に煮炊きできる縄文土器を作っているので、縄文料理体験会だって可能。

火起こしは定番。写真は原始技術研究家で私の恩師の関根秀樹先生を糸魚川での体験会に招いた時のもの。

 

お金があればいいってもんじゃない。

主催者が必然性をどれだけ感じているのかの熱意が問題なのだ。

ところが・・・。

縄文やヒスイに興味を持った人が年々私を訪ねてくるようになり、現在は年間で50名前後も糸魚川の縄文遺跡などを案内したり、市外や県外から体験会や講演会を頼まれるようにもなり、これはこれで愉しいのだけど本業のヒスイ仕事が疎かになりつつある。

糸魚川産の鉱物と植物だけで11色の顔料も作った事もある。すなわち縄文絵具!

取材にきた新聞記者さんを血祭りにあげてやった(笑)・・・赤い色は、「もののけ姫」のフェイスペインティングと同じベンガラ(酸化鉄)である。

 

そこでだ、今後は縄文体験をしたいという人がいれば、その人に仲間を集めて貰い、私がプロデユースと、望まれれば体験会の講師をするという方針にすれば負担が少ないと気が付いた。

必要な資材の調達や人集めは主催者に任せて、私は企画のサポートとガイド役に徹すればいい。

主役はあなた、私はお手伝い。

そんな提案でも是とする仲間のネットワークが広がっているのである。

 

 

 

 


硬派なアウトドア雑誌「Fielder」・・・編集部探訪!

2016年08月29日 22時56分29秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

日本海縄文カヌープロジェクトの丸木舟作りの記事を掲載してくれたアウトドア雑誌「Fielder Vol,29」の献本が届いた。

今月号のテーマは「原始遊戯」で、友人の石川仁さんが関係している葦船プロジェクト記事や、石器の作り方などが紹介されている硬派なアウトドア紹介記事満載。

日本海縄文カヌープロジェクトの紹介記事では、クルーのR君もばっちり写っている。

葦船紹介記事・・・知人の顔がチラホラ見えます。

石器作り記事には?という部分もあったが、相当に手間暇かけて作っているのが解る内容。

 

献本が届いた時は折しも上京する間際だったので、上京ついでに上野にある笠倉出版編集部を訪ねて記事を書いてくれたTさんにお礼をしてきた。

私の東京での定宿は浅草の友人宅で、編集部の入っているビルまで自転車でほんの10分ほどの距離なのだ。

電話やメールでやり取りしていたけど、Tさんに会うのは初めてで同じ新潟県人だった。

締切当日は徹夜した様子で、早朝6時に校正原稿がメールされて、その後の最終確認は朝8時前の電話(笑)

雑誌編集者って本当に大変だ。

売れて欲しいし、同じく硬派なアウトドア雑誌だった「out door」のように廃刊にならないように応援したいもんである。

 

 

 


硬派なアウトドア雑誌「Fielder」にエールを!

2016年08月18日 08時32分44秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

本日は取材されている雑誌とネット記事の校正締切日が二つ重なっている。

18日は出版業界の原稿締日という掟があるらしい(笑)

一つは某旅行ウエブ雑誌のカタログに糸魚川ヒスイの紹介で、こちらは写真と短文だけ。

一つはコンビニで売られているアウトドア雑誌の「Fielder」からの丸木舟作りの記事で、送られてきた見本雑誌は廃刊になったアウトドア雑誌「outdoor」や創刊時の「ビーパル」を想わせる硬派な内容。

「Fielder」で紹介されている虫の獲り方と食い方記事(笑)

テント無しの野宿方法紹介記事は、創刊時のビーパルがサバイバル記事をよくやっていた。

 

バブル期の頃から「ビーパル」はカタログ雑誌やアウトドア入門者向けに方向転換して生き残ったが、硬派な雑誌作りを貫いた「outdoor」、それに「ナイフマガジン」は廃刊となり残念。

硬派な本が売れない時代に、「Fielder」の雑誌作りにエールを送りたい。

今朝は6時から編集者とメールと電話のやり取りをしていたが、雑誌編集者って大変だ。

 


縄文人にとって特別だったイノシシ・・・お盆特別投稿(笑)

2016年08月12日 12時03分39秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

長野県で害獣駆除でイノシシを狩猟をしている女友達のMさんが、イノシシ肉の販売許可を取得した。

このたび上越市で自然食品をしている「八百屋の土田」でも販売できるようになり、好評のようだ。

ルックスややっている事から縄文女子に見られているM女子は、実は縄文時代に詳しくないのだけど、興味深々。

彼女のために縄文時代のイノシシについてのウンチクネタを披露したい。

左は狩猟犬らしい。奥は熊?

 

縄文時代は土偶が作られていたのだけど、その多くは人間とも動物ともつかない姿をしており、精霊などではないかとされている。

稀に動物そのもの土偶もあり、多くはイノシシである。

縄文時代はイノシシやシカ、ウサギなども食っていた筈だけど、何故か土偶はイノシシだけしか出土していない。

恐らく、鋭い牙を持ち勇猛で精強・多産・美味いと三拍子揃っているから縄文人にとって特別な獣であったからと推測されているが、毛皮も温かそうだから防寒着に活用されていたに違いない。

そして多くのイノシシ土偶には模様が線刻模様が施されており、その模様から子供のイノシシ(ウリボウ)であるらしい。

写真は青森県立郷土博物館のイノシシ土偶。

お盆のお供えのナスやキュウリにマッチ棒で脚を付けた馬に似ていないか?

お盆時期にイノシシ土偶を祭壇に飾って、先祖へのお供え、あるいはイノシシが沢山獲れるように祈っている縄文人の姿を想像すると楽しいではないか。

右がステゴザウルス・・・ではなく、狩猟の際に追い詰めた獲物に毛を逆立てて威嚇している犬と推測されているが、ステゴザウルス説も捨てがたい(笑)

左の白いのは、獲物に飛びかかる直前の身構えた犬かな?

 

 

 

 


夏が来れば思い出す・・・工業高校のコンクリートカヌー

2016年08月02日 09時19分08秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

三年程前の夏、上越市の工業高校の先生から頼まれて、全国の工業高校や大学が参加するコンクリートカヌー大会出場のためのカヌー作りを頼まれた。

私は丸木舟なら作った事はあるが、コンクリートカヌーなんて作った事はない。

かろうじて大会に間に合ったコンクリートカヌー。精度が・・・(笑)

 

それでも船の事なら多少の知識があるし、しかも1級土木施工管理技士とコンクリート技師の資格を持つ元橋梁設計士!

早さと安定性という相反する性能を持つ船型や、コンクリート配合設計、施工方法などアドバイスした。

ところが肝心の高校生にその技術を理解できるほどの知識の受け皿と、もの作りノウハウがない(笑)

出来上がったカヌーを見て暗然とした・・・船型も酷いが精度が悪過ぎる・・・。

進水式は校舎裏にある高田城のお堀。

船縁が浅すぎて乗るだけで水が入ってきたが、設計時にはその事へのアドバイスはしてあったのでR。

「こら~!沖にでるな~!沖は慣れてからにしろ~!」という私の怒鳴り声が聞こえたのか聞こえなかったのか、漕ぎ手の高校生は冒険心を押さえ切れずに沖に漕ぎ出したのであった・・・この直後に悲劇が・・・。

 

ハシャグぐ高校生に「真面目にやれ~!」と怒鳴っても、まだ子供の高校生達はキャーキャー言いながらお堀の真ん中あたりまで漕ぎ出して見事に沈没!

水没して見えなくなったカヌーをどうする?すぐ近くの自衛隊に出動要請するか?高田城の管理事務所に水を抜いて貰う???

1週間後の迫った大会をどうすんだあ????指導の先生と鳩首会議。

私の車には素潜り道具とロープ類は常備してあるので、お堀に潜ってカヌーを引き上げることに成功して、大会に出場できた。

城のお堀に潜った事のある人って、滅多にいないだろうねえ(笑)

あの時の高校生たちは今頃どうしているだろうか。

夏が来れば思い出す、暑くて熱い夏。


いざ広島・・・十日間の講演会の旅

2016年07月15日 17時45分19秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

広島の市民グループから招待されて、十日間の予定で講演・体験会講師の旅に出ている。

出発する直前の午後11時まできっちり仕事して、自家用車を運転して徹夜で800キロの移動。

有難いことに移動日の夜のみ、招待先が予約してくれた広島駅前の「ニューヒロデン」に宿泊させて貰った。

 

安宿専門のバックパッカーの私は自腹ではまず宿泊しないシングルルーム1泊12,000円からという高いホテルなのに、宿泊客は外国人ばかりでロビーは英語やフランス語、アジア各国の言葉が飛び交っている国際的な雰囲気。

このホテルが素晴らしいのは、ロビーに置かれた両替機でドルやユーロだけではなくアジア各国の現金が両替出来るサービス。

今時の海外旅行ではATMさえあれば両替に不便はないのだけど、外国人旅行者にとっては手持ちの自国現金が気軽に両替できるのは結構有難いサービスなのだ。

特に国際的にマイナーなアジアの現金が外国で両替できるという事自体、長年に渡ってバックパッカーをしていた私でも初めてみるサービス。

例えばタイバーツといったマイナーな紙幣を日本で両替してくれる金融機関は少なく、手数料もそれなりに発生すると思うので、ニューヒロデンさんに置かれた両替機は利益を得る為というより顧客サービスに徹しているのではないだろうか?そうだったらエライもんだ。

広島に来ると必ず食べさせてもらうのがお好み焼き。東日本だと一つのお好み焼きを仲間で切り分けて食うのが一般的だけど、西日本だと一人で一つのお好み焼きを食うのである、という大きな違いがある事に気が付いたのはつい最近。

 

東京のホテルでも両替機が置かれているようだが、こんな外国人観光客受け入れのノウハウ・・・我が新潟も見倣った方が良い。


やっぱり「やっしょい!」抜きには語れない「海のヒスイ・ロード」航海記

2016年06月25日 13時59分52秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

6月16日に社会教育委員会主催で今年三回目の文化講演会。

会場はなんと駅前の「ヒスイ王国館」!・・・エラクなったもんだ(笑)

講演会の時は必ず最初に使う写真。「海のヒスイ・ロード」実験航海の時に、秋田県由利本荘で遭遇した砂嵐に、たった二時間で愛艇が砂に埋もれてしまった時の状況。

 

演題は毎度の事ながら「海のヒスイ・ロード実験航海記」だけども、前回の文化協会主催の講演会の時はマイクが無かったので耳の遠いお年寄りは聞こえないという事態が起こった。

この時の聴衆に社会教育委員会の人がいて、是非とも我が社会教育委員会でも講演を依頼したいという流れだったので、その点は改善されていた。

しかもペットボトルの水、コーヒー、お絞り付きという至れり尽くせりの陣容!

これほどまでに「先生扱い」された文化講演会は初めて・・・期待外れにならなきゃいいが、と苦笑いした。

何より今回の聴衆は一般公募の人ではなく、社会教育委員会の研修参加者だけなので、最前列で居眠りするようなジサマもおらず、講演内容の反応が良いので助かった。

開口一発

「え~、私は考古学者じゃありませんのでぇ、ここはひとつ縄文漫談と言う事でお気楽に聞いていただけたら幸いです。」(ドッ)

「あと一時間の辛抱で皆さんはこの部屋から解放される予定です。」(ドドッ)

「もし退屈で寝ていたいという方はどうぞ寝て頂いて結構ですので、ひとつお静かにお休み下さいませ。」(ドカ~ン)

因みに括弧内のド、ドドッ、ドカ~ンは聴衆の笑い声。

この辺りのクスグリと枕の振り具合は、好きな噺家の滝川鯉昇師匠の影響だ。

私の寄席通いは伊達じゃないのだよ。

 

これで掴みは成功したので、後はその場の雰囲気で盛り上げるべき部分は強調して、退屈そうな部分ははしょるのでR!

仕込みの処ではキッチリと笑いが起きて、辛い体験の場面では労わりオーラが会場に漂ってきたので非常に話しやすかった。

何時しか話す人、聴く人の境目が溶け合って、渾然一体とした雰囲気に・・・こうなるとアドリブ連発!

友人のペンションクルーの若旦那である岩崎智さん撮影のけんか祭りの写真。祭り参加者の私はけんか祭りの最中は写真を撮影する事ができないので、多くの人が祭り写真を送ってくれるのだけど、躍動感溢れるこの写真がお気に入りで、講演の度に使わせて頂いている。

 

二年も前の話しなのに、東北で山瀬に吹かれて遭難しかけた体験談の辺りから、あの時の事が臨場感を伴って思い浮かんできて、感情をコントロールできなくなってきた。

遭難の危機に直面した時、私は何時も「けんか祭り」の掛け声「やっしょい!やっしょい!」で自分を奮い立たせていたのだけど、「海のヒスイ・ロード」実験航海記を語る時には「やっしょい!」抜きには語れず、毎回その場面に来ると感極まってくる。

ところが今回の講演会では何時もより感情移入が強かった。

一度、やっしょいモードに入ってしまうと後は野となれ山となれで、本人もどうなるか分からないのである。

もうワシ、なんにも知らんけんね、てなもんだ。

聴衆の反応の良さの影響もあるだろう、竜飛岬越えの体験を語る時についに絶句した・・・。

同じく岩崎さんの写真。押上区の手引きが渾身の力を振り絞って神輿を引いて走る場面。もちろん「やっしょい!やっしょい!」と声を出している。この掛け声を出していると、不思議と力が湧いてくる。

 

講演の途中で数度の絶句・・・こんな体験は初めてだったが、なんとか時間内にオチを付けて無事終了。

講演の後に何人から「面白かったです!」と挨拶されたので、独りよがりで自己完結した訳ではないと安心・・・。

亡くなった落語家の立川談志師匠が、「お客が何人集まったのかが問題じゃねえ。良い聴き手がどれだけ集まったのかが大事なんだ。」と、弟子に言っていたそうだが、名言だと実感。

聴衆がいいと演者はワタシという個を越えて、聴衆と共に作り出す場で自在に生きる。

社会教育委員会の皆様、ご静聴頂き感謝感激です。

 

 

 

 

 

 

 

 

時の


「海のヒスイ・ロード」航海記が漫画化!

2016年06月16日 08時07分43秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

某会員限定の機関誌に寄稿した「海のヒスイ・ロード」論文。

絵心のある整体の大先輩が非常に感銘を受けたとの事で、縄文魂に火が付いてしまったようだ。

構想をイメージした絵コンテ・・・実物の絵コンテなんて初めて観ました!

 

これまでにもご自身の手による「海のヒスイ・ロード」をテーマにした水墨画などを頂いていたが、なんと漫画化プロジェクトを進めておられるという畏れ多い事態に発展してきた。

構想を書いた手紙と共に絵コンテなどが贈られてきたのだ。

ストーリーは奇想天外な冒険譚になりそうだが、下書きなしの水墨画なのでどれだけ手間暇がかかるのだろう?

わしら夫婦の写真を送って欲しいという求めに応じた写真。けんか祭り直後に婚姻届を出した時の写真で、わざわざ東京からお祝いに来てくれた芝浦工業大学の橘教授が撮影してくれたもの。橘先生とは20年近いお付き合い。知り合った頃の橘先生も独身でしたなぁ。

写真を元に描かれた水墨画化・・・凄すぎる!

 

普通の漫画形式どかろか、絵巻物にする構想もお持ちだとか!

早く読みたいけど、かかる手間暇を考えると物凄い大作。

お金はないけど豊か也、我が人生!