縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

七人の侍の感動をお届けします・・・浮き球で作った勘兵衛の鉢金コスプレ

2020年10月17日 07時31分56秒 | こんなモノ作った!

「勝負はっ、このっ一撃で決まるっ!よいかっ、ぬかるでないぞっ!」ご存知、黒澤明監督の「七人の侍」で志村喬さん演じる勘兵衛の名セリフ。

浮き球メットの端材で、勘兵衛が雨の決戦で額に付けていた鉢金(はちがね)を製作。
縦に被ればモヒカン族のコスプレに転用可能のマルチ仕様!
若い頃に一国一城の主を夢見ていた勘兵衛は、負け戦続きで初老となった放浪の武芸者だが、弱き者に心を寄せるお人好しであり、時には非情さも見せる百戦錬磨の武士。
 
塚原卜伝をモデルにしており、黒澤監督は理想的な人間像として描いている。
 
しかしだ、「七人の侍」出演時の志村喬さんは47歳で、なんという老成ぶりだろう( ´艸`)
 
勘兵衛コスプレで、どなたでも「もののふの哀れ」を味わえます。
 

ケロヨンメットとハゲズラメット改 開発のお知らせ

2020年09月25日 07時05分36秒 | こんなモノ作った!
浮き球再利用の防災メットに、ケロヨンがないのは片手落ちとの指摘があり新開発した。
ケロヨンは私の保育園時代の着ぐるみヒーローで、当時はケロヨンの挨拶の「ケ~ロ~ヨ~ン!」と「バッハハ~イ!」が大流行して、大人も子供も帰り際の挨拶は「バッハハ~イ!」であり、全ての日本人がケロヨン化した時代であった。
この際、ハゲズラメットも植毛できるように改良。
ハゲズラメットは、猛暑対応の「3孔ベンチレーションシステム」を独自開発し、ハゲズラメット改と名称変更。
このことで1本植毛で加藤茶仕様、3本植毛で波平仕様に変更できるだけでなく、竹トンボや線香も差し込み可能となった。
 
意外にもケロヨンの産みの親は、影絵作家の藤城清治の作だそうで、最初の着ぐるみアクターは後の藤城さんの奥さんとなる女性であったとウイキ先生が教えてくれました( ´艸`)

ネコ用夏のベッドを作ったが・・・ネコ問題について考える

2020年09月22日 08時43分47秒 | こんなモノ作った!

ネコ問題について考える・・・

東南アジアの海岸にあるような涼み台をイメージした夏用ベッドを作ってやったのに、見向きもせず横に畳んだ洗濯物の上で寝るのはナゼ?

玄関に飾っていた、火焔型土器(もちろん複製)と蛸ツボを落として割ったのはナゼ?
餓死・凍死寸前に保護してやったことを恩に感じていないのか君は?
 
オレは哀しい・・・でも忖度しないネコって自由でいいななぁ(笑)
余談だが、火焔型土器は子供の頃に限定販売された長者ヶ原遺跡出土の模造品で、粉みじんになった割れ方を見ると型抜き製法であることが判明。予想通りですがねぇ。
 
実物と同じ輪積み式の作り方なら、規則性のある割れ方をするので修復は楽なのですよ~、と負け惜しみ( ´艸`)
 
 
 

長者ヶ原遺跡で拾ったクルミで作った縄文イヤリング

2020年09月10日 08時08分27秒 | こんなモノ作った!

長者ヶ原遺跡で拾ったクルミでイヤリング製作。

断面を観察すると、アイヌのモレウ(渦巻)紋に似ていたので、反対はどうなってんの?と削ってみたのです・・・。

モノ作りのインスピレーションは、自然界の観察にあったのではないか?と思う次第。
物体を抽象化する行為は、在る自然から人を介して産み出した自然、すなわち造化(ゾウカ・宇宙を産み出した力)
 
俳諧は造化なりとした松尾芭蕉の言葉を、私はそう理解している。
ヒトには造化の欲求を持っており、だからこそ縄文人はヒスイそのままでは満足できず、研磨して孔をあけて身に付けた。
 
希少鉱物やパワーストンとしてのヒスイに魅力を感じる人もいるが、私は人を介したヒスイの歴史、ヒトとヒスイの物語りにこそ魅力を感じる。
糸魚川の縄文遺跡からは、加工するには小さ過ぎる親指の爪サイズの綺麗なネフライト(軟玉ヒスイ)が出土することがあり、海岸で拾って家族に見せるために持ち帰ったのかな?と微笑ましくなる。
 
ヒトのやることは大昔から変わらんのですな!とガイドの時に話ているが、遺構や遺物からヒトの営みに想いを馳せて頂けたら幸い。
 

ミッキーさんに早変わり!・・・定置網の浮き球でDIYする防災ヘルメット

2020年09月03日 07時39分51秒 | こんなモノ作った!
夏休みの自由研究で、定置網の浮き球を半分に割って防災用ヘルメットをつくってみました。
耳を正面に被るとミッキーさん
斜めだと鉄腕アトム
縦だとお相撲さんに変身できます。
あまった半分は、加藤茶さん演じる酔っ払いオヤヂや波平さん、ハカイダーに変身できます。
 
洗面器や丼にも使えるマルチなヘルメットで~す!

ネコ脱走防止シール・・・来客の皆様ほっこりしてくださ~い!

2020年06月05日 07時27分13秒 | こんなモノ作った!

来客にネコ脱走防止を呼び掛けるシールを自作して、家中の出入り口に張ったら、宅急便屋さんが「ネコちゃん大丈夫ですかぁ?」とおそるおそる網戸を開けて、荷物を渡してくれた。

家もネコを飼っているんですよぅと、宅急便を渡してそそくさと帰っていったが、色んな家があるので宅急便屋さんも大変だ。

百均のシールにマジックで描いただけデス。

医療従事者だけでなく運送業の人も頑張っているのに、暴言を浴びせたりする人がいるという報道に心が痛む。
このシールで、ちょっとでもホッコリしてもらえたら幸い。

コロナ騒動の圏外の男・・・ハラ原人がテレビに出るらしい

2020年03月04日 08時03分33秒 | こんなモノ作った!

糸魚川産の花崗岩と薬石がコロナウイルスに効果ありとメルカリで売買されていると友人から聞いて、売る側のモラルの低さと買う側の思考停止振りにクサクサしていたら、南魚沼のハラ原人が弟子(!)を連れて遊びに来た。

テレビもスマホも持たない彼は、コロナ騒動の圏外の人。

かって国道148号線沿いにあった「平岩大仏」は、国道ルートがショートカットされて以来訪れる人もいなくなったが、まだ健在。
タモリ俱楽部で紹介されたこともあります。
 
ハラ原人愛用の帽子が飼い犬の抜け毛を自分で紡いで作ったと聞いて驚いたが、ついに彼の暮らしぶりがマスコミに知られるところとなり、テレビ新潟が取材に来たそうだ。
 
彼奴(きゃつ)はてんぷら油の廃油でコンロや灯明を作ったりと、会うたびに着眼点の面白さと行動に驚かされ、そのリアル縄文人ぶりに尊敬の念すら湧く( ´艸`)
 
レポーターはなんと、新潟出身のイラストレーターにして暮らしの技術、民具研究家の遠藤ケイさん!会いた~い。
 
いつ放送なのだ?と聞いたら「3月9日らしいけど、番組名も放送時間もわからないんですよぉ」・・・いいなぁ、ハラ原人!
 
およそ欲というものがなく、縄文人のように等身大の暮らしをしている逞しい男を多くの人に知って欲しいもんだ。
 
犬の毛糸帽子を商売にしたいので情報拡散して欲しいとのことなので、どなたか興味ある方は連絡くださ~い!

史上初ハニワハンコ完成!

2020年02月01日 07時40分52秒 | こんなモノ作った!

ヒスイ製品の修理依頼の客さんが趣味で消しゴムハンコを作ると聞いて、交換条件でハンコをお願いした。


完成したハンコをガチャでゲットしたハニワの底に両面テープで貼り付けてハニワハンコのできあがり。


飾ろうにもすぐに倒れてしまうのが問題・・・特に真ん中のヤツが隣に寄り掛かってる(笑)

自立するように飾り台を作った。端材にボール盤で孔を開けた部分に差し込む方式!

ムフフフと笑いがこみあげてくる。


宅急便屋さんが待ち遠しい。


ぬなかわヒスイ工房は私自身の投影・・・玄関ドアDIY

2019年10月29日 08時15分12秒 | こんなモノ作った!

台風19号で一晩中風雨が吹き付け、室内に雨が浸み込んだ工房の玄関ドアを交換。


前は古民家の室内建具だったから隙間風も酷かったが、構造的に雨にも弱かった。今回はフラッシュ構造(中空)にして、本物のガラス1枚とポリカーボネート板中空板を2枚入れたトリプルガラスにして、ステンドグラスシールを張った。

窓枠周囲はコーキングをして防水対策。

ステンドグラスシールは、私にとっては高級品のアメリカ製!室内から眺めてはムフフとほほ笑む( ´艸`)

室内側に2枚張った中空ポリカ板の中側にステンドグラスシールを張ったら、藤城清治の影絵のような柔らかい感じになった。

玄関を飾るアイヌのニポポ人形は、長野でボランティアしたお宅で不要となった物を頂いたものだが、災害の教訓としたい。

ほぼ一月、作品は作らず災害対策工事とボランティアだけをしていたが、工房は私自身の投影、すなわち分身。

一か所に留まることなく変化、展開し続ける。

11月2日から大きなイベントが続く。

年内最後の団体さんを迎える準備完了!


台風対策で二重窓DIY!・・・ポリカーボネート板

2019年10月27日 08時20分01秒 | こんなモノ作った!

台風19号の時に、飛来物が当たった用心にサッシをテープや段ボールを張り付けて飛散防止を推奨する報道を観た。

私が推奨するのは、ホームセンターで売っている縦1820×幅910×厚み4㎜サイズのポリエステル製の中空板での保護。

段ボールに比べて遥かに丈夫だからサッシに直接張ってもそれなりの効果はあるだろうが、垂木などで浮かせて固定すると衝撃を吸収してくれていい。


ぬなかわヒスイ工房の北側の建具は、古民家の引き違い窓を横滑り窓に改装したものなので、建具の桟の弛みもあって冬は隙間風で寒かった。


そこで幅200㎜×厚み30㎜の板材で外側に窓枠を増設して、クッションフロアー用のアルミ製止め金具でポリカ板を差し込む方式で簡易的な二重窓にしてみたら、かなり具合がいい。中央の横桟は、ポリカ板の補強と外した時の収納性を考慮したため。

ポリカ板はカッターや普通の鋸でもカットできるが、丸鋸と定規のセットだと綺麗に切れる。

白い切屑が中空内に入ってもブロアーで吹けば綺麗になってくれるが、水で洗い流すといつまでも内部に水分が残ってしまい綺麗に見えない。


ポリカ板は差し込み、引き抜くだけで簡単に脱着ができるし、経費は窓枠の杉板材千円、ポリカ板二千円、止め金具千三百円の合計四千三百円ほど。

止め金具はアルミ製ではなく耐候性と強度のあるステンレス製が好ましいが、糸魚川のホームセンターにはアルミ製しか売ってなかったので様子見。ステンレス製が欲しかったら、内装屋さんに小分けしてもらうか、ネットで買えばいい。

サイドの固定も考えたが上下固定だけでしっかりしていたので、バタつくようなら後から左サイドだけ設置する予定。


ちなみに材木はホームセンターで売っているのは規格品だかし物によっては割高だが、材木屋さんなら用途に合わせて相談に乗ってカットもしてくれ、トラックで届けてもくれるし、びっくりするほど安い。

窓枠の板材は車で10分ほど離れた「ランバー羽生」さんで購入したが、「県内産杉板1等品・長さ3m・荒板」なので覚悟していたら、たったの千円ちょっとで拍子抜けした。車に積みやすいようにチェーンソウで半分にカットしてくれた。

地元の材木屋さんと仲良くしましょう!

私のブログネタをパクって自分のアイデアみたいに発表する人がたまにいるが、拡散する場合はそれなりの敬意を払って欲しいですな。

マスコミ取材を受けた際に、慌てて許可を求めてくる人もいたりして、みっともないデスヨ( ´艸`)