自宅から車で20分ほどで海谷渓谷がある。
友人に誘われて「海谷祭り」に参加したが、糸魚川で白樺が自生しているのを初めて観たし、身近にこんなワイルドな場所があるのに訪れなかった事は不覚。
海が観える谷だから海谷というのか???これも知らん!
地元の山のことは本当に何も知らんのが悔しくなってきた。
奇岩が多い渓谷で、30年くらい前に映画「楢山節考」のロケ地にもなった有名な場所。最後の姥捨てのシーンが撮影されたとのこと。
地元のガイドさんに聞いたら、撮影に使われたガイコツの模型がしばらくは散乱していたそうだ。
高校の時だったけど、知っていたら拾いに行ったのにねえ。
山葡萄の蔓を発見。
蔓を蒸し焼きして微粉末にすり潰すと、伸びがよくて漆黒に発色する優れた顔料になる。試したけど、普通の木炭では伸びが悪くて漆黒にならないのだ。
中央の尖がった鉢山は、海底火山の噴火でできたヒン岩製。海川に流れ出たヒン岩を拾って配石遺構を作ったのが、大和川区にある四千五百年前の「六反田南遺跡」の縄文人達である。
配石遺構のヒン岩は、細長い形状を除けば特に面白味のある石ではない。
なぜ六反田の縄文人はヒン岩に拘って配石遺構を作ったのだろう?
地質学と考古学の視座を交差させると、ジオパークの魅力は増加する。
現在の六反田南遺跡出土のヒン岩の配石遺構の大部分は埋戻しされて、一部が近くにある大和川の神社に復元されているので観る事ができる。
錦秋というにはまだ早いが、寒かった。
という訳で、今後は海だけではなく山でも遊ぶことにした。
山に詳しい糸魚川の人、ヨロシク!